人間不信
今回は、他人を信頼信用したり、期待したり、といった事について考えたい。
特に、他人を信用信頼できなくなってしまう状態である人間不信について考えたい。
人間不信の原因
人間不信になる原因として考えられるものは、信用信頼していた人から裏切られた、といったような経験だろう。
このような経験をすると、必然的に心身にダメージを受ける事になろう。
人間は経験から学習して損を回避しようとする生き物なので、また裏切られてヒドい目に遭うのはごめんだ、ってなって、裏切りを回避すべく他人を信用信頼できなくなってしまうのだ。
後述するように、必ずしも人間不信を改善したり、他人を心の底から信用信頼したりできるようになる必要は無いと思う。
しかし、一応これだけは(私自身のためにも)言っておきたい。
世の中にはあなたを裏切ったようなとんでもないヤバい奴も確かに一定数存在するが、あなたを信用信頼し、味方になってくれるような優しい人もいるはずだ。
ま、それを見極めるのが難しいから他人を全面的に信用信頼できなくなってしまう(人間不信)のだが(笑)。
人間不信を改善し、他人を信頼信用したり、期待したりするべきか?
私は、必ずしもそうする必要は無いと思う。
なぜなら、人間不信にはメリットもあるからだ。
例えば、裏切りに遭ってダメージを被るリスクが減少する、他人に気を遣ったり顔色を窺う必要が無くなる、自分軸で生きられる、といったところだ。
ただしデメリットもある…
ただし、デメリットもある。
例えば、人によっては他者との信用信頼とか友情とか愛情とかが無くなるため、つまらない人生だと感じるかもしれない。
あとは、他人の力に頼らずに生きていかなければならなくなるので、自分の負担、労力が重くなる、とか。
こう考えると、悩ましいかもしれない。
提案
そこで、私から提案がある。
それは、人間不信と他者を信頼信用するのとの中立的な態度を取る事だ。
より具体的には、裏切りに対する備えをし、裏切りのリスクが低い人のみを信用信頼する、という態度だ。
もう少し詳しく考えてみよう。
まず、裏切りのリスクに対する備え、について。
これは、想定される裏切りのパターンを考えて、その場合の損害を最小限にする方法を講じておく、という事だ。
そして、裏切りのリスクが低い人、というのは、主として利害関係のある人の事だ。
裏切り行為を行った場合に、裏切った本人にも不利益が生じうるような人。
例えば、弁護士や医者は客の秘密を漏らすと法的に責任を負うとされているので、予めその責任追及の方法を考えた上で客として付き合う、とか。
あと、そもそも裏切りとされる事柄の中には、互いの誤解や意見のすれ違いでそうなってしまっている場合もある。
そのような詐欺的な裏切り以外のものに関しては、相互理解に努めればある程度は予防できるだろう。
今回はこんな感じ。
ここまで読んでくれてありがとう。
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