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南北の対立激化 予想を上回る速さで
昨日(11月22日)の記事で、北朝鮮による偵察衛星打ち上げと韓国による軍事合意の一部効力停止によって朝鮮半島の緊張は高まりそうだとお伝えしました。
そのような予想、本当は外れたほうがいいのですが…案の定、南北の対立が激しくなってきました。そのスピードは予想以上です。
(冒頭の写真は臨津江/イムジンガン越しに見た北朝鮮)
さっそく北朝鮮も
北朝鮮は、23日、韓国との間で2018年に結んだ軍事合意に基づいて停止していた「全ての措置」を再開すると表明しました。
それによれば、陸・海・空の全てで、緊張緩和と衝突防止のための措置を撤回するということです。こうした措置は、南北を隔てる軍事境界線の付近での緩衝地帯や飛行禁止区域の設定、それに軍事演習の禁止などを指します。前日に韓国が飛行禁止区域などに関する合意の「効力停止」を宣言して無人機での偵察活動などを再開したので、さっそく北朝鮮も対抗したわけです。
しかも、北朝鮮のほうが以前への「逆戻りの度合い」が強いです。
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