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福祉の仕事は大変なのか!?
この仕事をしていると、周囲から「大変な仕事やね」ってよく言われます。
家族や友人、関係者や企業の人など…
たしかに、大変な仕事なのかもしれません。
世間のイメージもきっと「大変な仕事」って感じなんだと思います。
(楽しいこと、人として成長できることなど、学ぶことが多くて結構いい仕事なんですけどね…)
以前、法人の全体研修でご家族が登壇されていた際、研修に参加していた次年度より働く内定者に対して、壇上より「この仕事を選んでくれてありがとう」って言われていました。
仕事に就いた瞬間に感謝される仕事…
これってどうなんでしょうか…
内定者は、まだなにもしてないし、利用者の方に貢献もしていなんですが…
昨日は、今年度1回目の法人全体の研修でした。
午前は理事長から方針発表があり、午後は社会福祉法人ロザリオの聖母会 ナザレの家あさひ 所長の荒井さんにご講演いただき、グループホームの支援の話を中心に福祉の仕事とは、思いや使命感など、熱くご講演いただきました。
夜の懇親会でもご一緒させていただき、飲まない荒井さんを前に僕らはたくさんお酒を飲み、たくさん荒井さんに思いをぶつけ、いろいろ絡んでしまいました。(笑)
荒井さん、遅くまでありがとうございました!
昨日話していて、結論というか現時点で思ったことは、
世間の人は福祉や障害などに対して知らないことがとても多いということ。
子どものとき、学生のとき、社会人になってからなど、世間の人は障害のある人と接する機会が少ないから「大変そうなイメージ」が払拭されないんじゃないかって思います。
荒井さんも言ってましたが、この国は「ノーマライゼーション」がキーワードなはず。
・子どものときから障害のある人に接する機会がたくさんあること
・障害や福祉のことをポジティブに教えてくれる教育環境があること
・多様な価値観を受け入れられる文化や社会があること
・やさしさのある社会というか、「まぁええやん」って思える人がたくさんいること
などなど、
特に子どもが育つ環境に障害のある人も自然と混ざっていて、福祉に対するイメージが自然とよくなれば、「福祉の仕事は大変」ってならないんじゃないかって思います。
そのためには、自分たちはなにをするべきか…
この仕事の良さを伝えることも大切ですが、
・障害のある人のことを正しく知ってもらう(教育・啓蒙)
・ポジティブに理解してもらう(理解啓発)
・障害のある人といろんなところへ出かける・働く(社会参加)
・障害のある人と地域の人をたくさんつなぐ(町内会・自治会)
・地域で生活することにとことんこだわる(地域生活支援)
ってことがまず僕らがやるべきことなんだと思います。
この仕事は、世間の誤解を解く仕事。
「大変」ってイメージじゃなくて、「ええ仕事やね!」って早く言われるようになりたいです。