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【八王子市→小菅村】視察へ 森林・林業の取り組み


上野原市の後、小菅村へも伺いました。
小菅村は、東京農大の非常勤講師をしていた際に、関わりが増え、その後も何度か足を運んでいる村です。
主に森林環境(譲与)税の取り組みで伺いました。



小菅村は、多摩川の「源流」として村づくりを進めております。農大を中心に展開した源流大学や、最近ではNIPPONIAの宿泊施設やビール工房などあります。
人口600人の村をどう運営していくか、もちろん村役場の職員も限られる中、どの様に行政が動くか、興味の湧くところでした。
小菅村の特徴としては、民間の「林政アドバイザー」を雇い、小菅村全体の森林コーディネート、プロデュースを行なっている。この林政アドバイザーの存在は、大きいと思います。林政アドバイザーのネットワーク、現場と行政との繋ぎ役、企画力が大変良い影響を与えています。

また、この村をどうやって発展させるか!
住んでもらうか?村長も村役場職員も民間事業者も一緒になって考えて行動している様に思います。

村役場の後、新しくなった小菅の湯の薪ボイラーも見学させてもらいました。これも単に機械を入れただけでなく、運用する人材もとても大切だと実感致しました。
木材を伐って出し、薪に割り、乾燥させ、ボイラーに入れる。その作業一つ一つにも工夫やスキルが必要であり、単に仕組みを構築しただけでは、うまくいかない。

その点、よく見えました!



森林の活用については、本来の木材利用を進める必要があるが、
現在は、薪ボイラーの他にも、森林で体験できる場として、マウンテンバイク、トレッキング、トレイルランニング、アスレチック(フォレスト・アドベンチャー)の整備をし、その先にマテリアル部門の木材製品力を高めていく計画です。

その進める上で、森林所有者の不明が課題となっており、八王子に於いても多々存在します。幸い、小菅村は、所有者のほとんどが村内にいる為、割とコミュニケーションが取りやすいそうです。
ちなみに、小菅村の森林の約2/3は、東京都が水源林として所有しており、管理しております。



あと、小菅村の得意とするのは「地域おこし協力隊」の制度をうまく使って人材を入れている事ですね。八王子は、21の大学や専門学校🏫がありますので!その活用・連携は、進めなければ…勿体ない。。。

八王子も、もっと危機感を持って動かねば!!

小菅村の職員さん、林政アドバイザーの大野さん、ありがとございました
小菅村の舩木直美村長にもご挨拶できて良かったです(^^)

村長さんとは、字も全く同じなのですごく親近感♪

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