見出し画像

ぜんぜん可愛げのない女でした

さて、今日は信念についてのお話。

信念と聴いてあなたがイメージするのは何でしょう?

強い信念を貫く、というような、プラスのイメージでしょうか?
確かにそうですよね、成功した人のインタビューなどに必ず出てくるプラスの信念。

ですが、今日お伝えしたいのはマイナスの信念、というか、やや「不合理な信念」のこと。

私たち人間は大人になると150以上もの「不合理な信念」を持っていると言われています。
でも、普段はそれに気づきません。無意識なので、自分では「不合理な信念」だとは思ってないのです。むしろ「普通、こうでしょ」と思っているから、疑うことなき信念なわけで・・・。


なぜ、自分は人と違って妙に生きづらいんだろう、と思うことがありませんか?

私自身は小中学校の頃、ひどくそんな思いに囚われました。
いえ幼稚園からかな? 
今思うと、私には、強い「べき論」という信念がありました。

人に媚びるべきではない
人は誰しも自由であるべきだ
自分の思いは率直に言うべきだ、などなど。

これがもとで、幼稚園の時はクラスの女王的存在の女の子に反抗し、クラス全員を、いえ先生まで敵に回したことがあります。

なんとなく人間関係でギクシャクしてるなぁと思うこともありましたが、それは性格なんだからしょうがない、などと、開き直ったりしていました。


認知行動療法を学び、どうやらそれが認知の歪みの一つ、かもしれない、ということを知りました。

私は父親の影響をたくさん受けました。
男も女も関係ない、誰でも自由に自分の意見を言うべきだ、これからの時代は自分の意見も言えないようでは話にならん、などと言われて育ったのです。

人とはこうあるべき、という信念が、いつしか私の中では絶対的に正しいことである、と思うようになっていたようです。それもかなり極端に・・・(笑)

私たちは生まれて育つ環境の中で、たくさんの生きるための指針を無意識に身に付けていきます。

逆に、何か発言して、叱られたり馬鹿にされると、表現することは、いけないことだという「信念」を作り上げてしまう、
もしくは、自分の言うこと、表現することは無価値だ、嫌われないためには他者優先、他者服従しないといけない、など。


そして大人になってもまだ、子供の頃に身につけたやや不合理な信念によって日々の言動が決まってしまう、そしてそれがあまり自分にとって良い結果を生んでいない、というケースが、実はたくさんあります。

認知行動療法では、ステップ1としてまず、それに気づく。
良いとか悪いではなくどうやら、自分にはこんな信念があるんだなぁ、と気づくこと。
それに対抗したり変えようとはしません。

ただ、気づくことがスタートです。私もしばらく、私の「べき論」ちゃんをマスコット人形に見立てて、眺めていたことがあります。


あなたにはどんな「信念」がありますか?
それはあなたを、今、守ってくれてますか?
それとも、その信念のために何かと不具合なことがありますか?

まずは気づいていきましょう。
自分の「不合理な信念」に気づく体験セッションを計画しています。

興味ある方はメッセージをくださいね。


考えてみると、結婚後10年で離婚した時も、元夫に
「しかし、お前のべき論は凄まじかったよなぁ」と苦笑された思い出があります。

きっと、ぜんぜん、可愛げのない女だったんでしょうね(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?