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21歳による「2024年に見に行ったLIVE全ての感想」③

今回も
「2024年に見に行ったLIVE全ての感想」
をお届けします!

前回↓

「2024年に見に行ったLIVE全ての感想」③

⑰9月28日 Laputa @名古屋ダイヤモンドホール

続いてのLIVEは、9月28日に名古屋ダイヤモンドホールで開催された
「Laputa
ALL BURST」
です。

僕は2018年にYouTubeでBreak Outを見て以来のLaputaファンなのですが、
前回のALL BURSTが2004年9月5日(当時0歳11ヶ月)なので、二度と見れないと思っていたこともあり、
「LaputaがLIVEをやる」
とアナウンスされた時、
「どうしても見に行きたい!名古屋まで行く!」
という気持ちでチケットを応募した結果、奇跡の当選となり、見に行くことが出来ました。

昼の高速バスで名古屋まで辿り着き、
会場のダイヤモンドホールに入ると、
真っ黒な服を着た方ばかりで、開演前から僕や前の人を押し退けて前の方へ行く人がいたり、
メンバーの名前を「アキアキアキアキアキアキアキアキ!!!」のように絶叫する方が沢山いて、とてつもない雰囲気。
これが「古の名古屋系バンドの現場か…。」となりました。。

開演後、メンバーが登場した際に一番驚いたことは、何と説明すればいいか分からないのですが、
「長年消息不明だったKouichiさんが"そのまんまのKouichiさん"の姿で登場したこと」
です。

今までも度々V系ファンのSNSで「Kouichiさん元気か!?」という投稿が見られていましたが、その答え合わせは「元気」は勿論、
「本当に白衣装で長い金髪"のあのKouichiさん"がステージに降臨されてた」
でした…。年齢を重ねられた渋さはあったものの、映像で見てた雰囲気や美しさがそのまま。

昨年、瞳みのるさんと成田昭次さんのステージを初めて拝見した時、お二人とも
「ブランクがあったはずなのに"オーラと眼光は歴戦の猛者そのもの"」
という雰囲気でしたが、Kouichiさんも同じ雰囲気でした。

ステージ上に3人が揃ってからLIVEが始まったのですが、披露される楽曲は後期の名曲が多めでした。
これは
「LIVEをやるにあたり、亡くなったメンバーの分は映像と音源を使おうとしたが、MVを制作していた会社が既に倒産してて、
使える映像素材がレコード会社が持ってる"LIVE映像を撮影した時のデータ"くらいしか無かった」
という理由らしいですが、結構90年代V系全体に関わる問題な気もしています…。

僕は後期の楽曲も大好きですし、「そのまま解散LIVEの続きをやるようなLIVE」となっていたので、個人的には大満足です。未発表曲も披露されました。

また、リズム隊のお二人の演奏は、
・Junjiさん
Kouichiさんがブランク明け、Tomoiさんが病み上がりだった分、Junjiさんのゴリゴリのベースがバンド演奏を支えてリードされてる印象がありました。
あと"ステージング"や"魅せ方"が巧み過ぎて、
「LaputaのJunjiさんのステージングはヤバかったです…」
って老人になっても語り続けたいです。

・Tomoiさん
ご病気から復帰仕立てとのことで、全体的にフレーズを右手をメインで使うものにアレンジされていましたが、音の存在感、叩き方、スティックさばきのカッコよさはバリバリ健在でした。
あと電子ドラムだったので、1曲ごとに音色変えられていました。(ロック曲とトランス曲は全然スネアの音が違かったです)
といった感じでした。

そして、akiさん。
Laputaのバンド演奏のパワーやフロアの熱気や想いが凄すぎて、ステージの中央にakiさんが歌っている姿が見えてくるような素敵な空間でした。
あの瞬間絶対akiさんの魂はダイヤモンドホールにいました。

また、
「実は結成30年、解散20年を記念して、akiさんが亡くならなくても今年はLaputaのLIVEをやる予定だった」
とMCでKouichiさんが仰っていて、とても悲しい気持ちになりました。

ですが、Junjiさんが最後に
「詳しいことは言いません。来年東京で会いましょう!」
と仰って捌けて行かれたので、来年も見に行こうと思います!!

終演後はNobodyknows+のヤス一番?さんの
お店でご飯を食べました。
めちゃめちゃ美味しかったです。

⑱10月6日 鈴木トオルさん @池袋FIELD

続いてのLIVEは、10月6日に池袋FIELDで開催された
「鈴木トオル
tre prersone d'oro」
です。

こちらの感想は下記のnoteに書いてあるのでそちらをご覧ください↓

⑲10月5日 MAD-KAB-AT-AshGate @西荻窪Clop Clop

続いてのLIVEは、10月5日に西荻窪Clop Clopで開催された
「上村勝正 還暦バースデーライブ
MAD-KAB-AT-AshGate」
です。

なぜこのLIVEを見に行ったかというと、
僕は音楽プロデューサーの明石昌夫さんのYouTubeチャンネルをよく見ているのですが、その動画内で度々明石さんが
「湊雅史さんはマジで凄い!」
と仰るので、
「生で湊さんを見たいな〜出来れば小さいライブハウスで」
と思いながら湊さんのホームページを見ていたら、MAD-KAB-AT-AshGateのLIVE予定が出てきて、YouTubeでLIVE動画を調べたら
「このジャズセッションバンドカッコいい!」
となって見に行くことにしました。

LIVEが始まるととにかく演奏のレベルが高くて驚きました。曲の中で曲の展開/雰囲気/リズムがどんどん変化していくのに、それを弾きこなされる演奏力…。
本格的なインストのセッションLIVEは初めてだったのですが、とても味わい深かったです。

お目当ての湊さんは、
物凄くテクニカルなのに豪快な音」で、"ドラムという楽器で出来ること"を全てこなされるようなプレイスタイルでした。

具体的に説明すると、
・音がデカい+フレーズが超絶テクニカル
・叩き方で強弱やニュアンスを付けるだけではなく「敢えてミュートしない」「敢えてシンバルのてっぺんを叩く」「スティックの持ち手で叩く」「リムショット多用」「バラードの時はスネアにクリアファイルを被せてミュート」などを行う
・聴いたことないハイハットの開閉音(常人はあんな音出ない)
・スネアはドカッ!っていうロックな感じの音色で、急にドカドカっていうフィルインを入れてくる
などをこなされていて、
湊さん、オーイシマサヨシさんの弾き語りみたいなことをドラムで2時間やられるんだ…
と思いました。

他の皆さんも
ベースの上村勝正さん…基本的には太い音でボトムを支えられてるけど度々メロディも担う。

ギターの石渡明廣さん…クリーンな音×ジャズの超絶テクなので「バンドに鍵盤が入ってる?」と感じるほどの音。ジャズギターで「もはやピアノ!?」と感じたのは初めてです。

トロンボーンの後藤篤さん…柔らかくもハリのある音で曲のムードを色付けて引っ張っていくような演奏。
と、凄腕ミュージシャンならではの演奏で圧倒されました。

終演後、リーダーの石渡さんとお話させて頂いたのですが、
このバンドは石渡さんご自身がメンバーを集めたバンドで、ベースの上村さんとは実に40年の付き合いだ
と仰っていて驚きました。。僕も今の音楽仲間と40年の付き合いになれるといいな〜と思います。

⑳10月23日 主謀者翔馬さん @新宿SAMURAI

続いてのLIVEは、10月23日に新宿SAMURAIで開催された
「第52回 オタクさま生誕祭」
での主謀者翔馬さんのステージです。

なぜこのLIVEを見に行ったかと言うと、翔馬さんファンの友人から
「10月生まれの人はドリンク代だけで入場出来る」
と誘われ、僕自身も翔馬さんのLIVEを気になっていたので見に行きました。

いざ翔馬さんの出番前になると、
ステージにスタンドマイクと演台を模したセットが(セルフで)運ばれてきて、
「演説スタイルのLIVEってこういうことか…」
と思いました。

ステージがスタートすると、明らかに今まで出演されていたアイドルの方々とは違う空気を醸し出されていました。「思想を語る」のがコンセプトなだけあり、煽りや激しい楽曲で会場やお客さんのボルテージを高めて、徐々に全体を自分の色に染め上げていくようなステージ。
(多分めちゃめちゃ場数踏まないと出来ない)

現場の雰囲気に合わせて選曲を選ばれるらしく、今回はアイドルの方が沢山出られるイベントだったので、振り付きの楽曲が多かったそうです。

トラックのリズム隊の質感が結構独特で、そこもアーティストとしての雰囲気に良い感じに作用してると思います。
(デモまでは全部自力で制作されてるらしい)

結構ガチガチな世界観のアーティストさんかと思ったら、途中で
ステージ上のエアコンのところ掴もうと思ったんですけど、思ったより汚かったのでやめます笑
などの発言も飛び出して
「ガチガチなのかフランクなのかどっちなんだ…!?」
とウケてしまいました。

先日、翔馬さんの主催企画が無事終わったそうなのですが、バンドの時どんな感じなのかは気になっています、、


㉑10月26日 三宅健さん @東京体育館

続いてのLIVEは、10月26日に東京体育館で開催された
「2024 Live Performance Another me : The
otherside Presented by KEN MIYAKE」
です。

こちらの感想は下記のnoteで書いたのでそちらをご覧ください↓

㉒11月7日 米川英之さん @高田馬場 音楽室DX

続いてのLIVEは、11月7日に高田馬場 音楽室DXで開催された
「米川英之 HYbrid」
です。

こちらは元C-C-Bの米川英之さんがホストのセッションLIVEで、メンバーは
・Ba.寺沢功一さん
・Dr.岡本郭男さん
・Key.厚見玲衣さん
という日本のロック/メタルシーンを代表するミュージシャンによるセッションLIVEだったのですが、全員超絶テクだし速弾きされるし音は分厚いという、今年一の爆音LIVEで圧倒されました。。

元々
「寺沢さんと岡本さんのリズム隊が見たい!」
という理由でチケットを取って、
もう生で岡本さんのドラムプレイを拝見するのも7回目くらいなのですが、あんなにメタル寄りのアプローチをされる岡本さんを初めて見ました。
いつもより強めな音で叩かれて、その上でシンバル使いまくりでカッコよかったです!

他のお三方のプレイは今回初めて拝見したのですが、米川さんと厚見さんの音の迫力と速弾きが凄くて、特に厚見さんのキーボードソロの時はテクが凄すぎて他のお三方が全員笑ってしまっていたのがハイライトでした。

そして寺沢功一さんのベースがホントに神技で、プレベをキレのある指弾きでグイグイドライブさせる弾き方だったのですが、音の粒/味付けやフォームが美しく、あのプレイを間近で見れるという貴重な経験をさせていただきました。嬉しかったな〜。

そして厚見さんからまさかの
「VOW WOWは元々武道館公演をかなり席を潰してやったような人気のないバンドだったのに、休止中に大人気になってチケットが取れないバンドになってしまった。
本当はホールやデカ箱じゃなくて、小さいライブハウスでロングラン公演をやりたい。」
とぶっちゃけたトークが飛び出したのも面白かったです。

㉔11月9日 とんねるず @日本武道館

続いてのLIVEは、11月9日に日本武道館で開催された
「とんねるず THE LIVE 2024 Budokan」
です。

このLIVEはとんねるずの29年ぶりの音楽LIVEでした。
僕はとんねるずの音楽も勿論好きなのですが、
「子供の頃から大好きなとんねるずを一度でいいから生で見たい!」
という気持ちでチケットを取りました。
(物凄いプラチナチケットだったそうです)

「何を歌うんだろう」という気持ちのまま席につき、いざ開演するとステージ下からせり上がる形でとんねるずのお二人が登場。
さすがのオーラで、
「ただ並んで立っているだけでも存在感が凄いし、スターだからステージング力が高すぎる…」
と感じました。

そこからしばらく大歓声に包まれマイケル・ジャクソン状態になったのちに、「♪情けねえ!!!」と歌い出してLIVEが始まりました。

しかし、、、、、
まさかの「情けねえ」1曲で本編が終了。笑
その後、アンコールを23曲やるという演出は
「さすがとんねるずだな」
と思いました。

個人的には、野猿や矢島美容室の楽曲は無く、
とんねるずのオリジナル曲だけでLIVEを構成してくださったことが嬉しかったです。
「みのもんたの逆襲」や「天使の恥骨」、「After Summer 」が聴けたのも感激しました。

今回のLIVEは後藤次利さんがバンマス/音楽監督を務められていて、
(昔は楽曲制作だけでLIVEは関与していなかったらしいです)
バンドメンバーも今剛さんや藤井尚之さんなどの豪華メンバー。
リードはほとんど今さんが弾かれていて、「嵐のマッチョマン」などのファンク曲では、カッティングギターが冴え渡っていました。

また、「一気!」などの楽曲の音色やアレンジも今風にアップデートされていて、その部分も楽しめました。

ちなみに、
「今回のLIVEをもって、とんねるずは音楽活動から卒業する予定」
だったそうなのですが、最後に卒業撤回宣言があったので、また次回のLIVEも見に行こうと思います!


今回はここまで!


この続きは
21歳による「2024年に見に行ったLIVE全ての感想」④
で!



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