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【世界で活躍する文化交流の懸け橋】〜齋藤千夏・ドウ・ラガヌリーさん〜

「ソプラノ歌手といえば声が大きいイメージですか」といきなり気さくに話し始める千夏さん。
本番が絶対の声の仕事という点で体調にとても気を使っているそうです。歳を重ねるほど筋肉も衰えるので毎日の練習も欠かせないと言います。

今回のコンサートでパリから来日する時もワクチン接種をして臨みました。4人のメンバーはソウルメイトと言うほどのご縁の深い方々。イタリアのヴェローナで共通の先生の自宅で知り合い、ヨーロッパでは教会など気軽にコンサートが出来る場所が沢山あったので、例え全員が揃わなくても日本でも似たような事をやろうと始めたそう。徐々にチャンスに恵まれ、今回、日本のサントリーホールで歌える機会を頂き、モナコからのメンバーも集合出来て嬉しいと語ります。

オペラでは色々な言語を使用するのと喋れない言語も暗譜する必要があって、ヨーロッパに住むのは必然の感覚。その中でもフランスを選んだのは、大学時代の友人の留学先を訪ねて行った時、面白い街だし、アルファベットの並びまでもが一番しっくりくると思ったからだそうです。

お母さんが声楽家で、千夏さんが生まれた時、あまりの声の大きさにこれはオペラ歌手になると思ったとか。小さい頃からピアノを習い、3歳の時から家の台の上でずっと歌っていた子ども時代を過ごし、何の疑問もなく敷かれたレールに乗っかって音楽の道に進んだと振り返ります。

8年前に結婚したパートナーは、アンティークの仕事をしているので、どちらも芸術という点で話がすごく合うそうで、彼の知り合いとか親戚を通して、仕事が広がっていると楽しそうでした。
教会とか田舎の家、自宅でコンサート開こうと気さくに連絡してくれたり、フランス語の書き方の添削や交渉もマネージャーのようにやってくれ、応援してくれています。

フランスは自己主張をする人が多く、自分の時間も持ち、自由で、自己表現するのが上手だと言います。人権が自由で良いと思う反面、日本で人の為に動きなさいと教育されたからか、例えば郵便局で窓口が10個あっても3個しか開かず、仕事していない様子に日本とはやはり違うなあと感じる時もあるとか。
一方で、家庭では、家族のイベントを大切にし、愛情をすごく感じるそう。ハグや言葉の愛情表現も豊かでその場を明るくするコツを心得ていて、楽しい時間を過ごせるそうです。

2、3年前にパリの文化フェスティバルに参加して、日本の文化を紹介する講演会やコンサートをしたそうです。コロナで出来なくなっていますが、またやりたいと話してくれました。

また、パートナーの田舎でもフェスティバルを企画して日仏の文化交流の場を作りたいと考えています。

フランスでは、20年以上日本文化のブームが衰えず、今では若者がこぞって日本レストランに行くのが一つのおしゃれになっているそう。

これからの夢を楽しそうに語り、海外にいるからこそ自分の出来ることで役に立ちたいと、意欲的に話す姿に私も元気を貰い、嬉しくなりました。


千夏さんに興味を持った人は今回のコンサート、また12月もあるそうなので、ぜひ聞いてみてください。

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