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【折り紙文化に未来の可能性を見て、自らの姿勢で勇気と癒しを与える人】〜小野田嘉子さん〜

定年退職後は社会とのつながりを持って生活したいと考え、折り紙でバラを作り、お見舞い品やお祝い品として販売したり、折り方を教えたり、教える講師を育てたり活動の場を広げています。

「学校で学んだことは世の中に還元し、会社勤務の経験や実務も還元しながら得意なことを仕事にして社会貢献できたらいいね」というお父さんの教えを受けて育ったそうです。

在職中は、会社紹介や最新版資料を作って管理し、グローバル拠点にも配信しながら、オイル&ガスやLNGの国際会議に併設する展示会のブース運営責任者として折り紙で人寄せしたとのこと。

海外展示会開催中は折り紙カンパニーみたいだと注目され、くす玉を配った際も、価格を聞かれ商品価値と見られる事を知り、取引を誘われた事でもこれは仕事になると確信したと言います。

手仕事が好きなお母さんの影響で小さい頃から手作りをし、一緒に行った手芸屋さんに手作りの商品が並んでいるのを見て、こんな店を持ちたいなと思っていた事も話してくださいました。

折り紙の中でも立体的で愛の告白にも使われるバラの花なら、心が揺さぶられる、癒す力もあると書籍からオリジナルの折り方を編み出し、商標出願から登録取得までの行動力には驚きます。

応援者である在宅診療所の院長との出会いで、折る行為が指を刺激するリハビリになり、生きる元気や回復できる希望をもたらすと確信し、バラ折りニスト®︎の商標登録でバラ折りの職人技を持つ仲間を増やす活動も始めました。

「高齢者に職人技を修得して貰い商品を作って売れば、高齢者の就労支援になる」「単に折り紙を折るレベルではなくて、趣味の域を超えてビジネス的に回せば社会貢献になる」と考えたのです。

「行動が報酬となり喜びになって、更に働く意欲が増し高齢者の寿命が伸びる」「もしかしたら終末期まで働けたり介護施設にいくのを遅らせたり行かない選択ができるかも」と思ったそう。

現在、バラ折りニスト®︎になっても独立しにくい人の悩みを解決すべく、教室の立ち上げ、作品の販売やイベント参加等のサポートのために協会を立ち上げ、組織化を目指しクラウドファンディングを進めていると言います。

1枚の紙を切らずに格式や丁寧さや心を折り込む日本の文化は、どこよりも素晴らしいと気付いているからこそ、文化伝授の尊さやバラ折りニスト®︎達の誇りを大切にしたいのだと感じます。

人生100年時代、人生に目的があれば病気も介護も最低限に抑えられると思うので、毎日が楽しくて生きる糧となるものを今からでも見つけて欲しいと熱心に話されていたのが印象的でした。

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