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不登校の居場所を続けて、もうすぐ5年目に
なってしまう。

その間に様々な不登校の子ども達や
保護者の方をみてきた。

どの方もそれぞれに変化している。
どの家庭もやり方は、様々だ。

うちの息子の不登校も一年になった。

去年の一学期の終わりから徐々に
不登校になり、一学期の終業式だけ
行って、夏休みを挟み二学期から
完全不登校。四年生は、結局登校
しなかった。

新しいクラスになり、先生も代わり
五年生から登校できるようになったのも
束の間。
五月雨からの不登校まっしぐらだ。
猫まっしぐらみたい。

でも、息子は、いたって元気で
自由に自宅で過ごしている。

私は、息子が元気なら正直、何をしていても
いいやと思っているけれど、何考えているのか
どうしてあげるのがいいのかは、考えあぐねて
いる。

夫婦での意思疎通もなかなかむずかしい。
親が「勉強をしろ」と言うとしたくなくなる
事はわかっている。だから、言わないでいたい。
でも、そうもいかない。夫は、勉強のことを
やたら言う。
息子自身は、そこまで勉強が嫌な訳でもないらしい。

むずい、どうするのが正解なのか。

それでも息子の不登校を通じて彼の家での、
のびのび楽しそうな様子や態度は、家以外では、
ほぼ発揮できてないんだなぁという事が
わかってきた。

家では、オタク知識をあんなに楽しそうに
話してくれて、一人で戦いごっこや
歌をうたって、レゴでロボットを作り、
ジャンプ+を毎週楽しみに読み、お気に入りの
アニメのセリフを言い、漫画を読んで、
けいごのYouTubeに影響を受けて、読書を
したくなったりしている。
それらの中の一つも学校や友達の前で出せてないの
だとしたら、それは、息苦しくなってしまう
のかもしれない。

そして、それが彼の中でとてもハードルの
高い事なんだという事もわかった。

「ウチでいる時みたいに学校でもしたらいいじゃん。
そしたら、本当に気が合う友達もできるよ」と
息子には、幾度も話している。
(息子は、親友と呼べる友達をとても欲している)

でも、そうするとたちまち顔が曇ってしまう。

「そんなの出来ていたら、何の苦労もないよ。
それができないから、こうなんじゃん」」と
言われた。
(因みに息子は、学校で喋らないとかではない。
至って普通のちょっとおとなしめな子だそう。
学校では、自己主張はしないらしい。)

そう言われるといつも、どうしていいか
わからなくなる。

本当の自分を出す事がそんなにむずかしい子も
いるのかと。

今日は、ここまで。

この先の答えは、私自身、まだわかっていない。

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たてまつ暁子(akko)@ぼっとう&よはく店主/江古田のコミュニティスペース
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