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大学生が政治の闇を肌で感じ政治不信になった話

 少しnoteをお休みしていました。この間、色々な心情の変化があったため、少しお話させてください。


 将来について。

 私は小1から高3の7月まで、調律師を夢見ていました。静岡にある学校見学にも行き、その学校を卒業した後の就職先まで仮内定をいただいていました。ですが、高3になり、うつ病になるきっかけとなった活動や大学を目指す同級生に刺激され、大学進学に方向転換しました。

 それから大学生になり。私は、知り合いの地元の市議会議員の姿を見て、憧れを抱きました。そこから、もっと政治について学ぼうと思い、党派に関わらず様々な議員さんと接する機会をつくっていきました。
 はじめは、議員の多様な考えや働き方を自分の目で見て、とても刺激を受けました。自分が目指す議員はどんな姿か、と、想像を膨らませていきました。
 更には、様々な議員と関わることのできる団体にもいくつか入り、より草の根の政治を肌で感じることができました。

 とても勉強になり、自分の将来に役立つ経験ばかりだったのですが......。

 最近、その政治に対する熱意が消えてしまいました。

 それは、ある議員のセミナーのお手伝いをしに行ったときの出来事でした。私の地元での開催だったため、お手伝いをしつつ話を聞きに来ないか、とお声掛けをいただいたのです。
 会場まではバスで行くこともできましたが、片道200円。自転車でも10分程で行けるため、わざわざ公共交通機関は利用しませんでした。(私は運転免許を持っていません)
 会場にポスターを貼ったり、椅子の出し入れをしたり。特に難しい作業はなく、指示されたことをただこなしました。

 セミナーも終わり、片付けも終わりに差し掛かろうとしていたとき。主催者である議員から声をかけられました。

 「これ、交通費だから。」 

 コソッと、小さな声で。白い横長の封筒を渡されました。

 その当時私はあまりアルバイトをできておらず、お金に余裕がありませんでした。
 やったあ、ラッキーじゃん!と思い、ありがたく受け取りました。

 セミナーが終わり自転車で家に帰り、その封筒を開けると。
 封筒から出てきたのは、白い紙。何だろうと思い取り出すと、それは三つ折りにされているただの白い紙。なるほど、この紙にお金が包まれているのか、と思い取り出すと。

 そこには、3000円が入っていました。

 交通費、ひとつもかかっていないのに3000円貰えるなんてラッキーすぎる!何に使おうかな。はじめは、そう思っていました。そして、その嬉しさから、家族や友達にも自慢しました。


 しかし、数日後になってから。

 あのお金、やっぱりおかしくない?

 そう気付きました。

 交通費としてお金を渡してきた議員は、私の家の大体の位置を知っている。その議員も、選挙区内であったためもちろん土地勘はある。
 つまり、私がその会場まで徒歩圏内であったこと、バスを利用したとしても往復400円、タクシーでも往復2000円ほど。全てわかっているはずだ。
 しかも、先ほども言った通りその議員にとって私の家は選挙区内。政治家が選挙区内の人にお金を渡すのは、公職選挙法違反。金額がどう、という問題でもない。



 私はこの件について色々と考えを巡らせていく中で、今まで関わってきた議員の行動ひとつひとつを、再確認していきました。
 そうすると、これも公職選挙法違反なのではないか、これは人としてどうなのか、様々な場面で、政治に不信感を抱くような言動がありました。


 私が初めて政治の世界に足を踏み入れたときに出会った議員は、とてもクリーンな政治をしていました。私はそれを見て、メディアや世論で言われているほど政治って悪いものじゃないじゃん。面白そう。そう思ったのに。
 結局、政治は闇が深いのだということを、肌で感じる結果になってしまいました。



 そんな私は、将来の夢を失い、今までに構築してきた議員やその関連の団体との人間関係に悩み、どうすればよいのかわからず。



どうしてくれるんだ!!!


 そう言いたい気持ちがあまりにも強いですが、これも経験、学びだと思うことにします。

 また改めて何件か、もう少し私の経験した政治の闇について、ここでお話させてください。

 読んでいただき、ありがとうございました。




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