治療経過①(中咽頭がん)抗がん剤1クール目、陽子線治療5回目まで
1回目の入院終了
6月12日に1回目の入院が終了しました。
抗がん剤投入後、予定されていた点滴(生理食塩水)が終わり、血液検査の結果、特に問題がないという事で、退院です。
ここまでの経過を備忘として記録いたします。
抗がん剤投入当日と翌日は何ともなかったのですが、3日目から少し気持ち悪くなりました、二日酔いの翌日みたいなムカムカ感。
吐きそう、まではいかないけど、その手前位の感じ。ずっと、というわけではなく、波があります。食事直前が一番気持ち悪くなる不思議。。
でも、食事は100%完食しました。栄養は大事!
4日目のお昼前、ムカムカをすっきりさせたくってコーラを飲んでみました。なんとなく炭酸が飲みたかったので。飲んでいいのだろうか?という思いはありましたが、特に禁止されてないし、物は試し。
そしたらこれが正解。結構すっきりとして、いい感じ。そして、副産物で、それまで少し便秘気味だったのがおなかが活性化してお通じにもつながったという。。
尿があまり出ない問題
抗がん剤投与後は抗がん剤を早く体内から排泄するためにたくさんの尿を出す必要があります。(入れたのに早く出さなければいけないという不思議・・)
しかし、私の投与したシスプラチンは腎臓に影響して腎機能を阻害して尿を出しにくくしてしまうという相反した性質のものなので、ほぼ24時間生理食塩水を点滴で体内に入れて、体の水分量を多くして尿が出やすい状態にします。
自分にできることとして努めて水を飲みました。1日2L以上は飲んだかな?
(病院のコンビニの水が1L 194円もしたので、外出禁止といわれたけど外のドラッグストアに2L 68円の水を買いに行ったのは内緒です)
しかし、なかなか思うように尿が出ず、抗がん剤投与翌日の体重は入院時より2kgも増加した70.4kgに。水分で増加している状態です。
久しぶりの70kg超え。。自転車乗りとしては悲しい数値。。
看護師さんが、利尿剤投入しますね、と点滴にバイパスをつないで追加の点滴を。
これが効く効く。たくさんトイレに行きました。
翌日は1kg減っていました!
消灯時間
消灯時間は21:30となっていて、本来は電気を消すわけですが、22時に点滴交換します、と言われたため、私は電気をつけて待っておりました。
すると、22時に交換にいらっしゃった看護師さんが、
「消灯時間過ぎていますので、電気は消してください。それだけは守ってくださいね!」と少々きつめに叱られてしまいました。。
え??電気消して待ってるのが正解なの??と分からなくなります。
翌日も同じく22時に交換だったのですが、夕方に看護師さんが夜勤の方と引継ぎのあいさつに来てくれた時に聞いてみました。
「点滴の交換って寝ていても大丈夫ですか?」
「あ、ぜんぜん良いですよ。もしかしたら腕のバーコードの読み込みの時に起こしてしまうかもしれませんけど」と
なるほど、そういう事だったんですね。初入院、知らないことが多いです。
少しでも運動を
実はちょっとしたジョギングくらいできるかも?と思って準備してきたのですが、ほぼ24時間点滴を付けられている状態のため、それは断念。
でも、なるべく体は動かそうと、食後には散歩に行きました。
前半は良い天気だったため、4Fにある屋上庭園に。整備されたお庭で野鳥もやってきていてよい感じでした。
そして、一度、2時間ほど点滴から解放されたときには階段を上り下り。8Fまで3往復。それなりにいい運動♬
後半は梅雨らしい天気となってしまったので、病棟内をグルグル。土日は外来診療がないことをいいことに、誰もいない外来病棟をグルグル歩いていました。
毎日7,000歩以上歩きました!
なんだかよくわからないけど、五十肩の痛みがかなりなくなりました。ちょうどそういう時期?それとも治療と何か関係ある??って感じ
綺麗な夕焼けがみれました。
胃のムカムカも少しは忘れます。(忘れない)
陽子線治療は5回目まで終了し、これから通院での治療となります。
今のところ、陽子線治療の副作用は出ていません。
このまま、副作用が最小限になるべく、日々きちんと過ごしていきたいと思います。
しかし、昨日帰宅後、非常に気分が悪く、頭も痛くなり、そのような状態になるとやはりなにも前向きにやる気が起きなくなるもので。。
でも、そこで投げやりになったところで返ってくるのは自分自身です。
そう言い聞かせて一歩一歩。