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生存率について(中咽頭がん)

今回は推論です


がんの生存率について調べてみると、いろいろな統計がありますが、基準としている数字が違っているので、それぞれ結果は異なっていて、調べるにつれなにが正しかろうかわからなくなってきてしまいます。

rawデータが無いので自分の病状に合致した数値は導き出すこともできないし、気にはなるもののそこまでして出した数字で安心したり心配したりしてもきりがないと思いつつ。
でもどんな程度なの?はやはり気になりますので、思いっきり推測と独断と偏見、狭い知識の中での勝手な見解を述べさせていただこうと思います😁😁

私の同僚に、断片的な情報に自分の経験測から勝手に補正した情報を、さも確からしく、どこかにエビデンスがあるかのように話す(ことがバレバレの)愛すべき男がいて、ああ、こういうところから根も葉もないうわさや都市伝説的なものって拡散するんだなぁ、と思うのですが、今回はまさにそれです。なので、流して読んでください、いや読まなくっていいです。正しい情報を得たくてこちたへたどり着いた方すみません。。。😅😅


中咽頭がんの患者数


統計によると、日本で2019年にガンに罹った人は約100万人。一番多いのは大腸がんで155,625人、15.6%です。男女別にみると男性で一番多いのは前立腺がんで16.7%、女性では乳がんで22.5%です。
そのうち中咽頭がんは8,000人程度。がん全体の内、約0.8%と非常に少ない部位です。


参考までに、世界的にみると、2020年の統計で、10万人当たりの患者数が多いのは

1位 デンマーク 5人
2位 フランス  4.3人
3位 ルーマニア 4.3人
  ・
  ・
20位 アメリカ  2.4人
  ・
  ・
68位 日本    0.87人

という状況のようです。(こちらを参照しました→CANCER OVER TIME
欧米諸国で発生が多いのは、HPV由来の患者が増加していることが由来してるようです。


5年生存率


がん治療のその後の生存率を示す指標として5年生存率というのがあります。治療後5年間で生きているか?という割合です。
中咽頭がんの統計で見つかるのが、2012年から2014年に診断された方の統計で以下のようになっているようです。

ステージ  症例数(件)   5年生存率(%)

  1.      26        79.4

  2.      64        72.2

  3.                78                           71.0

  4.                361                         56.5


この数字だけを見るとそんなに楽観的になれない生存率です。
私の場合、ステージは最終的には2
ということは3割弱の確率で5年後にはこの世にいないことになってしまいます。
それは困る!!😅😅

ただ、この数値は10年前の治療の結果であり、現在では治療方法が進化していること、また年齢やp16陽性か否かの切り分けがなく、自分の状態だとどうか?という目安には用いるのは無理がある指標だという事がわかります。

80歳の方の5年生存率も同じようにカウントされているという事ですから。

また、p16陽性は治療成績が非常に良いということもあり、とあるデータによるとp16陽性の場合のステージ1.2の場合90%程度というものもありますので、私は全力で寛解するつもりでいます。

それを大前提に、いかにして副作用や後遺症を少なくできるか、ということに取り組みたいと考えています。

医療の発展のスピードは凄まじく速く、この先10年もすれば、もしかしたら中咽頭がんの治療の副作用や後遺症がほぼ心配のない程度にまでなっているかもしれません。

その時は、この記事を見返して、あー10年前に罹った人は、まだ選択肢が少なかったんだな、と医療の発展をしみじみと感じていただければよいな、と思います。

↑ 患者のQOL向上のための治療方法が模索されています。
今後の医療の発展に大いに期待しましょう!

また、世界的にみて、日本はまだ治療方法の進化が遅れているようで、今後の臨床結果の積み上げで良い治療結果が増えていくことを期待したいです。

口腔がん(中咽頭がんだけでない)の先進国での死亡者数の推移

参考サイト 口腔がん撲滅サイト


という事で、今回はとりとめのない私の勝手な推論による中咽頭がんの生存率についてのお話でした。


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