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治療経過③(中咽頭がん)抗がん剤2クール目、陽子線治療19回目まで

ツール・ド・フランス開幕!!


いきなりテーマからそれた話題で申し訳ありません。😁😁
7/1からツール・ド・フランスが開幕しました!!
いわずとしれたサイクルロードレースの世界最高峰のレースです。今年は21ステージで全長3,404km、総獲得標高は56,266m(エベレストを6.6回登るのとおなじですな😅)というタフなコースで競われます。
序盤からポガチャルとヴィンゲゴーのバチバチのやりあいがあったりと、今年も見ごたえが凄い!!(サイクルロードレースファンの方以外わからない話題ですんません😅😅)
辛くなってきた治療も、ツールを楽しみに乗り切りたいと思う次第であります!!


6/27に二度目の入院


前回の入院は6/6ですでに梅雨入りしていてジメジメしていた気がしたんでが、今回は気温もかなり上がり不快指数高め。
通院は車で行き来していますが、入院は車をずっとは駐車しておけないので、電車とバスの乗り継ぎでキャリーカートとリュックを背負って病院へたどり着きます。暑い。。
今年は暑くなってから外で自転車乗れていないので、暑熱順化がまったくできていませんね。
そんな感じで病棟の部屋に入ると、今度は寒く。。
エアコン効きすぎ問題。全館空調だと部屋での調節できない??と思い、上着をなんか持ってくればよかったと後悔しつつ、しばらく布団をかぶっていましたが、よくよく部屋を探すとエアコンのコントローラー発見。
ただの確認不足でした。。
今回は贅沢に個室とさせていただいたので、自分の好きな温度に設定できます♬

きみ、そんなとこにいたのね!?


入院前の口腔外科の診察で左の頬の内側の炎症は左上の親知らずが尖っている影響によるものと思われるという事(治療経過②)をお伝えし、見ていただいたところ、おそらくそうであろう、という事を確認していただきました。
そして、尖っている部分にキャビトンというカバーを付けていただいたのですが、固着するまで時間がかかるらしく、その直後に陽子線治療があり、陽子線治療の辛さを少しでも紛らすためにキシロカイン入りうがい薬でうがいをしたところ、すっかり取れてしまいました。。究極に短い命でした。。😅😅

鋭利な親知らずのかぶせものが出来上がるのが7/1ですので、かぶせられるのは退院後になります。ですので、入院中の食事は噛まなくても良いものを、と耳鼻咽喉科の診察の時にお願いをします。

栄養ドリンクになると思っていたのですが、やわらか食というものがあり、それをためしてみることとしました。
入院は10:00からで12:00にすぐ昼食が出されます。
出てきた昼食がごはんがお粥に置き換わっているだけでおかずが普通のものでした。
「あれ?やわらか食ってこういうことですか??これじゃあ食べられません。。」
食事を配膳していただいている方は指定されたものを持ってきてくれているだけなので、戸惑われながら、確認してくださることに。
看護師さんがやってきて、どうやらちゃんと伝わっていなかったらしく、本来のやわらか食を手配いただくことに。

そして、やってきました、やわらか食。
お粥に、おかずがすべてゼリー状になっているんですね。味は魚の味とか野菜の味にタレがかかっている感じです。が、すでに味覚が鈍くなっているので、あまり感じません。。
ほぼ噛まずに飲み込めるので今までの痛みがほぼなく食べることができました。これを入院中続けて炎症が収まってくれると良いですが。。

やわらか食 ゼリー状の食事です噛まずにスルっと飲み込めます。エヴァでシンジ君が食べてたのと何となく似ている。。


6/28抗がん剤投入


憂鬱な抗がん剤投入です。前回と同様、前日より生理食塩水の点滴、当日も朝から3種類の点滴を行ってから抗がん剤シスプラチンの投与です。
副作用が最小限であらんことを祈るばかりです。

抗がん剤 シスプラチン 約2時間の投与

この日の夜、首やあご、点滴をしている腕にはっているテープが異様に痒くなり、寝苦しく、夜頻繁に目が覚め。、トイレに起きるとひどい風邪のときのような全身が痛む感じがして、「あ、これ熱出てるな。。」と

発熱


翌朝の検温で38度3分を記録。ひとまず、アイスノンを用意していただき枕に入れて寝ます。これが気持ちよかった。。
看護師さんと先生がバタバタとやってきて、本来翌日行うはずだった血液検査の前倒しと、コロナとインフルエンザの検査を行うことに。
コロナやインフルだったらどうなるんだろう??と不安になります。。

結果はすべて問題なし。

抗がん剤が何らかの影響をして発熱したのでは?ということで原因の特定には至らず。午後には熱も治まり、様子を見るという事に。
この日は、もうなにもやる気が起きず、ほとんど何もせず寝ているだけでした。。

38度超えの熱を出したのは10年前にインフルエンザにかかったとき以来。コロナのワクチンでもほぼ発熱なしだったので、発熱ってこんなに体に負担がかかるんだな、と久しぶりの体験でした。
抗がん剤怖い。。


しゃっくり


6/30熱は治まり、今度は抗がん剤の副作用気持ち悪さが発生。これが辛い。。私はおう吐まではしないで済んでいますが、この気持ち悪さの中の食事が戦いです。胃がひっくり返りそうな感じの中、気合で流し込みます。栄養が大事、と言い聞かせつつ。
胃がすっきり感じる系の酸っぱめの飲料などを飲みたいのですが、酸っぱいものは口内炎に激痛をもたらすので今はチャレンジできません。もやもやのまま過ごすしかありません。
そんな中、水を飲んだりうがいをしたときにちょっとしたしゃっくりが出るように。
シスプラチン副作用でしゃっくりがあるようなことを読んだ記憶があるので、それかな?と思っていたら、夕食後にAmazonPrimeでゴールデンカムイを見ながら、何気なく水を飲んだタイミングからしゃっくりが止まらなくなり。。しばらくすれば治まるかな、とゴールデンカムイ1話分をしゃっくりしならが視聴😆残念ながら治まらず。たまらずナースコールで看護師さんをお呼びして。
「あの、しゃっくりが止まらなくなりました」
「あらー、わかりました、お待ちください」と
15分のち、「しゃっくりを治める薬をお出ししますか?」と看護師さん
「ぜひお願いします!」
しゃっくりをしながら待ちますが、なかなかいらっしゃらず。。15分経過したころ、ためしに一度横になってみました。すると、しゃっくりが治まり、おお!?横になると治まるのか!?と。
しばらくそのまま横になったままで待ちます。
それから45分後くらいにお薬到着。いったん治まっていましたが、薬を服用してから就寝しました。

すでに、唾液の減少がかなり進んでおり、寝ている間の口の渇きはひどく、頻繁に目を覚まして水分補給をします。口がカピカピになってしまっているので、口を潤すためです。
だいたい、5、6回は目を覚まして補給しています。そのうち2回はうがい薬でうがいをしているのですが、今回、夜中の2時ころにうがいをして、吐き出すときにたんが絡んだ感じがしたので、たんをだす動作をした瞬間にしゃっくりが出て、また止まらなくなってしまいました。

ヤバイ、でも横になれば治まるかも。と思い、横になってみますが、今回は治まりません。横になっても続くよしゃっくり。このまま横になってればおさまって寝れる??と都合よく考えしばらく横になっていますが、一向に治まらず、寝れるわけないな。ということでスマホでしゃっくりの止め方を検索。いくつか試してみます。

  • 舌をハンカチで上下をつまんで、30秒くらい強く引っ張る
    舌咽神経を刺激して、しゃっくりの原因となっている横隔膜の動きを正常化させるという原理のようです
    やってみましたが、10秒くらいでしゃっくりが出てしまい、何度かトライ。これでは改善しませんでした。

  • 耳の穴に指をいれて強く押す
    これも舌咽神経を刺激する方法らしいですが効きませんでした

  • 深呼吸をする。10秒吸って、15秒止めて、10秒吐く。これを4回繰り返し
    これが効きました!!これで治まり、眠ることができました。


なんとも、いろんなことが起きるものです。。


耳鳴り


シスプラチンの後遺症の一つとして耳鳴りがあります。
これはやっかいな後遺症で、一度発症すると、治らないといわれています。
その耳鳴りが悲しいことに少し発生してきてしまいました。
キーンという高い音がたまに強く発生します。ふだんでもなんとなくキーンと鳴っている感じがします。
これ、ほんとにこのまま続くのかしら??
また、経過を書きたいと思います。


治療折り返し地点


7/3に退院し、陽子線治療も19/35回を終え、治療計画は後半戦に入りました。
入院中のやわらか食が功を奏し、親知らずによって炎症を起こしていた部分は炎症は相変わらずなものの、痛みはかなりなくなりました。
そのかわり、のどの飲み込みの違和感が増加してきたこと、唾液量の減少による口の渇き、それにともなうタンの増加があり、のどまわりがすごく気持ち悪い状態となってきました。

陽子線治療も相変わらずマウスピースと固定具が辛く、この前はその状態での待ち時間が長く、治療時間が40分もかかり、終了後、かなりぐったりとしました。。

抗がん剤の影響の気持ち悪さもあり、現時点ではけっこう弱っています。。

しかし、まだ残り半分。
こんなところでくじけている場合じゃありません。

毎日痛みに耐え、自分のすべてを出し切り走っているツール・ド・フランスの選手たちを見習って、私も自分を奮い立たせしっかり取り組む所存です!!💪💪






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