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#16 「幻」の湖に呼ばれた話② - 山中の作戦会議 / No Health, No Life 【体力づくり】【ハイキング】

さて、今日こそは前回の続きです。

梅雨に負けないための体力づくり&晴れの週末を逃さず気分転換しようということで、金曜の夜に思い立って、土曜日の朝から、気になっていた奥日光に向かうことにしました。

この界隈に最後に来たのはいつなのか記憶がない程ですが、これから登山をやっていくのであれば、親しんでおきたいエリアです。

いろは坂を超えて…
ここは湯元温泉の湯ノ湖!

奥日光の目的地に到着!
湖も、道中の緑の木々も、とても美しく。
すべてが新鮮でワクワクします!

中禅寺湖も湯ノ湖も散策欲が掻き立てられる素敵な場所ですが、
今回目指している湖は、ここから更にハイキングして向かいます。

地図左手(南の方角)が湯ノ湖。
私は右下(北東の方角)へ向かいます。
湯ノ平湿原という温泉が湧き出ている場所を
硫黄の香りを楽しみながら通り過ぎると…
これから始まるハイキングコースの地図が。
左手にご注目。

そう!この「刈込湖・切込湖」こそが、今回私を呼び込んだ「幻」の湖なのです。
普通に地図に載ってる湖の、果たして何が「幻」なのか…。

ここだけミニ沢渡りみたいな雰囲気で気分を盛り上げてくれます。
(跨ぎながら濡れずに先へ行けました)
階段を登りながら見下ろす、湯ノ平湿原。キレイだなぁ〜

まずは国道まで300m、階段をノンストップで登っていきます。
最近も、近場の低山には登りましたので、体力軟弱な私も、この程度はスイスイ登っていくことが出来ます!

鍛えた甲斐があるってもんさ〜♬
もう国道だ。よしよし。

群馬方面にも繋がる国道120号を、意気揚々と渡りきった、その時。
異変が起こった。

いや、本当は、既に異変は起こっていた
だが、この先に国道120号があるという安心感があった。

だから、ここで一度、きちんと問わなければならない。
あなた、既にシャリバテになってますよね???

階段の丸太を踏みしめる度、ポケットのブドウ糖キャンディーが、1つまた1つと消えていた。

無駄に大きなバックパックには、食料と飲料がアレコレと詰め込まれてはいるため、それらを食べながら先へ進むことは出来る。

刈込湖まで2.2kmと書かれた看板を見つめていた。これをどう読むか。低山登山よりもゆるやかなハイキングコースだが、アップダウンのある登山道には違いない。

そして、時はPMS。
この時に襲いかかる低血糖は、なかなかにハードな場合がある。
食料が足りても、楽しめるかどうかは別問題だ。

渡ったばかりの国道を一度元に戻り、丸太の階段に腰を降ろし、作戦会議を設けることにした。

自らに問いかける。

どうしたい?

「……………たい」

は?

「………ご飯が食べたい。ケーキや非常食や携行ゼリーじゃなくて、ご飯が食べたい!」

ことの顛末は、遡ること、GoogleMapとカーナビの差分にある。前者と後者では、奥日光まで辿り着く所要時間に、1時間近くの差があった。

カーナビを使いながら、GoogleMapのルートを使い、途中の街中で腹ごしらえし、コンビニでは湖畔で食べる何かを調達予定だった。しかし、この簡単だったルート変更をしくじったことにより、全ての歯車が次々と崩れていった。

最終的には、日光湯元で食事しようと考えたが、その期待もはずれ、今は何処も「食事は休業中」。
手に入るものは、カレーパンやチーズケーキなどの軽食のみ。

もちろん、それらは食べたし、手持ちの食料にも手を出したけど……足りなかった!!!

「よし、ご飯を食べに戻ろう」

こうして、行きたかった刈込湖や切込湖は「幻」となりました…。


思わず見上げた空。
進んだ距離、300mにして撤退…

刈込湖・切込湖は、日光白根山からハードルを下げた、手の届くはずの目標でした。
それがこの惨敗です。

もしかして、これは人生の縮図?

自分はいつもこうして、微妙な健康不足によって、手の届くはずのささやかな夢や幸せや日常さえ「幻」となって消えながら、生きてきたのではないか…?

食事、睡眠、運動は、つくづく大事だなと改めて噛み締める思いでした。

戻ると決めたら話は簡単で、たった5km車で戻った戦場ヶ原付近で、無事に食事にありつくことが出来ました。

色んな意味で高すぎる男体山を見つめながら、
カツ丼を食べる。

急遽決めたので、泊まるかどうかさえ決めていなかったのですが、ここで宿を取りました。

なんだか疲れてしまったので、この日はゆるく観光することに。

戦場ヶ原の拠点、赤沼から
戦場ヶ原ではなく、竜頭の滝へ向かう。
こういう川沿い散策は大好きです。
迫力満点の滝よりも、
こんな場所に癒やされました
中禅寺湖もちょっとお散歩
宿泊費が高騰している中、
1万ちょいで泊まれた綺麗な宿の自慢の貸切風呂。
渓流が見えます。

「幻」にはなりましたが、導かれた先にあった散策や宿は、どこも綺麗で心地良く、とても癒やされました。

だから、このまま帰っても満足なのですが…、
せっかくの晴天続き。
翌日のリベンジを目指そうと思います…!!!


No health, no life
健康を育み、人生を充実させよう


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