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高知県立牧野植物園

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

本日は朝寝坊をしました。
朝8時に一度目を覚ましたがすでにその時点で寝過ぎていたので、開き直って寝る事にしました。
ですので、毎日午前中に書いていたnoteを夕方から書くことにしました。
そんな休みの日はいつの話!?というぐらい前の話になってしまった先月の高知旅行の一つ『高知県立牧野植物園』について書こうと思います。

高知県立牧野植物園

場所:〒781-8125 高知県高知市五台山4200−6

高知県立牧野植物園 正門

高知県立牧野植物園は高知県出身の植物学者『牧野富太郎』さんと高知県に関する植物園です。
植物の展示以外に『牧野富太郎』さんの経歴などの展示室もありました。

約8haの園内に屋外、屋内合わせて3,000種類以上の植物があるそうです。
私はそもそも植物はあまり詳しくなくて、ここへ訪れた目的は建築物でしたが植物の展示が面白くてかなり見入りました。

スケッチと実際の植物

牧野富太郎さんのスケッチのコピーと実物の植物を並べて展示しています。
並べてみるとかなり細かくスケッチしているのが分かります。

さらに植物を見るだけではなく体験できるエリアもありました。

手ざわりを感じる植物
香りを嗅ぐ植物

私の様に植物にあまり知識が無い者でも楽しめるように展示しているのが印象的でした。

かなりゆっくりじっくり見ると一日中遊べるのではないかと思える植物園です。

私たちは昼に到着したので、さくっと目的の建物へ急ぎます。

植物園内の建物

牧野富太郎記念館 本館

設計:内藤廣建築設計事務所
構造:構造 鉄筋コンクリート造+鉄骨造+木造(小屋組)

牧野富太郎記念館 本館

牧野富太郎記念館は本館と展示館に分かれています。
どちらも木の小屋組みがとても美しく、屋根が大きく湾曲しているのが特徴的です。

中庭から屋根を見る

設計事務所の施工完成写真の上空から撮影した写真を見ると屋根の湾曲がよく分かります。
私の写真ではを伝えきれないのでこちらから是非見てみてください。

本館も展示館も中庭を中心に部屋がぐるっと配置していて中庭のデッキを周回する事が出来ます。
私の行った日は天気もよかったのでこのデッキの中庭が気持ちよかったです。

雨の日もかなり屋根が中庭にせり出しているので外を歩くのも問題ありません。
カフェやショップのテラス席にもなっています。

本館は正門からの植物園の入り口になっています。
チケットショップ以外に講演室や教室、図書室、収蔵庫があるそうです。
入れない部分が多いので中庭を通って展示館を目指します。

本館から展示館までの間は回廊になっていて植物を展示しています。

回廊

こちらも木の小屋組みなので建物の雰囲気がつながっているようです。
(植物の為のミストがすごい汗)

牧野富太郎記念館 展示館

牧野富太郎記念館 展示館 展示室

こちらも本館と同じく湾曲した屋根を小屋組みで造っています。
展示室内部からその小屋組みが見れます。
すごく美しい構造ですよね。
展示よりも上を見て歩いてしまいます。

展示は少年期、青年期、壮年期、老年期に分けて展示していました。
展示ブース事にその時期の牧野富太郎さんのイメージで作られた照明が印象的でした。

和紙と植物を使用した照明です。
和紙スタジオかみこやさんの作品だそうです。

展示室に隣接してカフェもあります。

カフェ アルブル Café arbre 出入り口
カフェ アルブル Café arbre

こちらも展示室からつながる統一感のある内装デザインです。

とりあえずここまでも結構歩いたので一休みします。

黒豆のロールケーキとりんごのケーキだったと思います汗

温室

もう一つ見たかった建物は『温室』です。

え~と園内マップでみると、展示館から真反対にある温室!
暑さでばて気味でしたが、お茶休憩したので屋外展示をさくさく見ながら頑張って歩きます。

遠くに見える温室

遠いかなと思いましたが色々植物見て歩いたらそんなに遠くなかったです。
マップをよく見ると335mって書いていましたね。

温室で見たかったのはこの入口

温室のエントランス

ラピュタ!!!(イメージ)
入った瞬間異世界です。
円柱空間の天井は何もなく空いています。
中心にある植物や壁面にある植物に雨が降り込むように造られています。

入口の自動ドア

円柱型のエントランスと温室の間の自動ドア。
自動ドアも周辺も苔と植物で囲まれていて自動ドア感をできるだけ消しています。

温室内はかなり天井が高いです。
そんな大きくなる!?という背の高い植物が沢山展示されています。

熱帯の竹(知識が浅くて申し訳ありません)

温室自体はそこまで広くありませんが、天井が高く吹抜けの中に階段とエレベータが有り背の高い植物を下から上からと色々な視点で観察できるようになっています。

さいごに

一カ月前の旅行を思い出しながら書きました。

私たちは前日室戸に泊まり午前中に室戸岬北川村「モネの庭」に立ち寄りながらこちらの植物園を目指したので到着したのは昼過ぎでした。
じっくり植物の展示も楽しむなら絶対に半日では短すぎます。
私たちは建物を中心に回ったので、屋外の植物展示は半分も廻れていません。
ここをじっくり堪能するのであれば一日必要ですね。
屋外植物は季節によって見え方も変わるみたいなので春、秋、冬にまた行こうと思えた牧野植物園でした。

今日はのんびり家でnoteを書きながら家の事を過ごした一日でした。
結構時間がかかりましたがあとは3日目に見た沢田マンションの記事も書かなきゃと思っています。
近いうちに書けるように頑張ります。

左巴建築設計事務所 さわ。

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