ANAマイル散歩旅(1) 香港散策、どこいてもやることは変わらない。
EPOSクレジットカードの海外旅行保険が自動付帯ではなく利用付帯になったと直前に知り、新宿駅までの道中にバスタから羽田までのリムジンバスの予約をする。
初っ端から準備不足が否めない。
朝6時、新宿。
正直これから旅行するという自覚がない。
まあでも、それはたぶん退職や結婚、出産ような人生の節目となるような出来事であってもそんなもんなんだと思う。
国際線チェックインカウンター、そして登場ゲートへ。
乗客に日本人はとても少ないように思えた。いよいよだという気になってくる。
国内線だと機内食は出てこないので新鮮だ。
今回は約5時間のフライト。別にその間になにかを食べる必要があるわけではないのに、なぜ出してくるんだろう?
しかも座席は広いわけではないのでテーブルを広げると奥の人がお手洗いに行けなくなる。
わざわざ空の上で高速移動しながら提供するのは航空会社も大変だろうに、それがサービスとして定着しているのに違和感がある。
旨かった。
香港に到着すると、アナウンスはいよいよ日本語より英語が優位となり、降機の際は英語での挨拶となった。
香港国際空港では英語ではなく広東語表記がメインである。
入国してまず確認したかったのが支払い回りだった。
まずはATMでクレジットカードのキャッシング機能で現金を引き下ろした。
もうひとつが、Apple PayのOctopusカードが使えるかどうか。
日本でいうSuicaに相当するもので、おそらくこまめに公共機関に乗車することになるので導入しておきたかった。
コンビニなどでリアルのカードを簡単に購入できるそうなのだが、私はカードひとつにしても物を所有したくない、という考えがある。
また、テクノロジーの導入は最新のものに限る、というこだわりもある。
ということで空港のコンビニで謎の液体を買ってみたけど
日本のコンビニでSuica支払いをしている感覚で購入できてしまい、問題がなさすぎて拍子抜けした。
香港市内まではエアポートエクスプレスなるもので行くことにした。
日本でいう成田エクスプレスのようなものだと思う。
香港はGoogle Mapが使えるので移動に関してはまったく問題がない。
しかも完全自由席とのことで、Octopusカードさえあれば楽々乗車できてしまう。
車窓にはいかにも香港な高層マンション群たち。
九龍(クーロン)に到着。
新宿にここから名前を取ったお店がありお気に入りのお店のひとつだ。
数少ない読み方を知っている地名というだけで親近感が湧く。
ドデカショッピングモールをぐるぐる歩くと地上に出ることができ、灰皿を見つけたのでとりあえず一服することにした。
入国して2時間も経ってないが、もう慣れた。気がする。
九龍から尖沙咀(チムサーチョイ)まで歩くことにした。
六本木にここから名前を取ったお店がありお気に入りのお店のひとつだ。
数少ない読み方を知っている地名というだけで親近感が湧く。
実はちょっとだけリサーチしていた、ローカル感のある海老ワンタン麺のお店に行ってみた。
輪ゴムのような食感のパツパツ麺。
中には熱々の海老ワンタンが埋まっている。
香港ファストフードといった感じで、店内の雰囲気も相まって異国を感じて大満足したのであった。
ホテルのチェックインを済ませ、すぐに出る。
二階建てバスに乗って旺角(モンコック)まで。
旺角近辺を2,3時間ほど長々と散歩した。
ここでは、数少ない何かしたと言えることを書き記そうと思う。
①タバコの購入
あらかじめ日本で買い溜めなどしてないので現地調達。
都市ごとの喫煙事情は調べてなかった。場合によっては禁煙してもいいかなと思っていたが、香港は街のいたるところに灰皿付きゴミ箱が備え付けられている。
これは吸いたくなる。
その辺のコンビニで見たことない銘柄をチョイス。
番号は振ってないし銘柄名もわからないので、ブルー、レフト、レフト、アップ、などとひどいオーダー。
70HKD=1,400円くらい。高い!
②謎のローカルフード
旺角の裏路地を歩いていると時々、獣臭がする。
おそらくあまり好みではないが、名店らしき雰囲気を感じさせる屋台があったので突撃。
英語も添えられていて助かる。
こちらは豚の大腸を揚げた炸大腸というもの。
ほーん。やっぱり。獣感。
だけどこの臭みも含めて味なのだろう。
周りの人たちは平気で残しててMOTTAINAIと思った。
尖沙咀に地下鉄で戻る。
現地の人の多くはOctopusカードのリアルカードを使っているので、Apple Payに入れているのは最先端だと思う。
ピンポンマンションと呼ばれるところに行ってみた。
一見ただのマンションなのだが、すべての部屋に売春婦がいる。
扉の前のボードがWelcomeになっていればインターフォンを押す。
部屋からは売春婦が出てくる。好みであれば中に入り、性的サービスを受ける。といったもの。
女性たちは香港のみならず他アジアの人たちが見受けられた。(日本人は多分いなかった)
個人売春が合法とはいえ、どういった事情で働いているのかなど調べていないのでサービスを受けるのは控えたが、
むしろタチが悪いかもしれないがピンポン押しまくるのを存分に楽しんだ。日本でいう飛田新地を彷彿とさせる空間だった。
香港夜景が見られる海浜公園でクラフトビールを開けた。
香港には外での飲酒文化がないが違法ではないので僕は僕なりに楽しむことにした。
結局、どこいてもやることは変わらないんだなと思った。
ビールを飲むと楽しくなってきた。
夜が好きだ。
EDMの流れるバーに入ってみた。
香港感というよりは北米感なのだろうか。知らんけど。
丁寧に注いでくれて、ここで飲んだクローネンブルグ1664がめちゃくちゃ旨かった!なんだこれ。
(ただしこの1杯で74HKD=1,500円くらい・・・)
初日の締めは飲茶(ヤムチャ中国茶を飲みながら点心を食べること)させてもらった。
目の前に座っていた香港の方がめちゃくちゃ熱そうに口に運んでて、現地の人なのに慣れてないのが面白かった。
海外初日をじみーに終えた。
初めは緊張感があったけどすぐになくなって、当たり前だけどみんなここで生活してて、そこにお邪魔させてもらってるだけで、特別なことなんてなにもないなと思った。
旅はまだ始まったばかりである。
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