あの人に届け!④「あなたが都合よく使われる理由」~亡き恩人へ
今年になって人づてに訃報を知りました。
安倍晶子さんは、私が小説家デビューを目指して四苦八苦していた頃に紹介され、人生の恩人の一人となった方なのです。
安倍さんは当時、映画ノベライズの執筆者を探しておられました。
私を彼女に引き合わせてくださった某ラノベレーベルの編集長は、「なかなか新人賞が獲れない子だけど文章は書けるから」という形でご紹介なさったようです。
つまり私が初めて「仕事」として書いた本がこの映画ノベライズであり、初めて組んだ編集者が安倍さんだったというわけです。