ダイバーシティについての学びと23年振りの再会
トップ画像の続きは文末にて
若い頃はアレやコレやと将来の自分に夢をみていたものだけれど、40歳にもなってくると自分の人生の総熱量みたいなものが見えはじめてくる
いきなり話がぶっ飛ぶが、わたしはゲームをやっていると大体ラストダンジョンに挑戦するあたりで飽きが出始める
一生懸命に育成してきたキャラクター達に活躍の場を与えないままにゲーム放り出してしまう事が往々にしてあった
人生観についてもきっと根っこの部分では同じような意識があって、「自分の人生はこういうもの」が見えてしまうと途端に飽きに直面してしまうのだと思う
そうなってしまうのが嫌で嫌で、40歳になってもアレやコレやと夢を見続けて、色々と手を出してしまうのかもしれない
前段が長くなってしまったので、いい加減に本題に入ろうと思うけれど
この本題についても詳細を書き出すと、とてもとても長くなる
ショートショートフィルムが1本作れるくらいにはなりそうだ
だから、できるだけ要点を絞って簡潔に、そして伏線は後日どこかで回収することにしたい
2023年7月29日は色々とあった、朝5時に目が覚めて翌日未明3時に就寝するまで、およそ22時間
この日は代官山キャンパスで9時半から"人材・組織のイノベーション論"があったので朝の7時頃に自宅を出発
先週に引き続き外部講師が招聘され、本日はアキレス美知子先生による講義が予定されていた
アキレス美知子先生はDE&Iの第一線で活躍されている方で、日本における多様性に関する取り組みのトップランナーである。詳細は後日改めて記載しようと思うが、引用を使って簡単にDE&Iについての補足をしておく。
つまり、様々なパーソナリティ・性別・考え方・信念・ハンディキャップを抱える人などがダイバーシティ(D)
それを受け入れる事がインクルージョン(I)
そして、それだけでなく各々のギャップを埋め活躍できる場を提供する公平性がエクイティ(E)ということである
先週のカゴメCHRO有沢さんの授業に続き非常にエキサイティングであった。
9時半から15時半まで授業を受け
この日は18時半から下北沢でもう一つちょっとしたイベントが控えていた
経緯を簡単に説明するため、ちょっと横道に逸れる
わたしの会社は2022年9月に2つの企業がくっついたのだが、吸収(正確には"事業承継"という)された方の企業にわたしは所属していた。
新しい会社の方で目をかけて頂き、2023年4月に色々と年次とか飛び越して下の方のポストを頂いた。
率直に言ってしまうと、現在この企業はコミュニケーションに問題を抱えている。そもそも、この企業に限らず、日本の企業の大半はコミュニケーションに問題を抱えているような気がする。「ような気がする」という表現は修士課程で経営管理を学ぶ者としてあるまじき表現なのだけれどご容赦頂きたい。
そんなわけで、新しいポストを頂いたわたしは、まず同格のポスト同士での積極的なコミュニケーションを図った。
「図った」などと大げさに書いているけれど、まあやったことと言えば共通のコミュニケーションツールの導入(Slack)と、Slack内での自己紹介の投稿を主導し、投稿してくれた人にチャットで積極的に食いついて絡んでいき自分自身の情報もオープンにしていった、という程度である。
その中で、とある方と #劇団6番シード に共通の知り合いがいるという話に発展(以下、その彼はこの記事では"Mさん"とし、劇団は"6C"とする)
しかも、どうやらMさんは6Cをただ知っているというよりは、割とコアなファンらしい。この話をSlackでやり取りした数日後にも6Cのイベントに参加する予定があるとのこと。
時系列がぐちゃぐちゃになってしまうのだが伝わりやすさを優先すると、その共通の知人というのが6Cで長年活躍されている #椎名亜音 さんである。
「知人」と一口に言ってもピンからキリまで色々とあると思うが、わたしと椎名については、23年間交流は途絶えていたものの、高校時代にだいぶ仲がよかったコアな同級生であった。
つまり、コアなファンとコアな同級生が邂逅してしまったのだ
その偶然だけで終わらせることなく、そこから更に話を進展させようというMさんとわたしの気質の一致というのも縁なのだろう
前述した6Cのイベント参加時に、早速Mさんが椎名に話しを振ってくれたのである
ここで椎名の気質も一致する、というのもまた縁なのだと思う
こうして3人のベクトルが一致して話はトントン拍子に進む事になる
と言っても、どうやら椎名はこんなに早く話が進展するとは想像していなかったらしい
下北沢に"おむすびシアターBar"というお店がある
2023年7月29日(土)の18時半から椎名が出演するということでMさんにお誘い頂いたのだ
Mさんに紹介してもらわなければ知る由もないお店であったし
仮に出演を知っていたとしてもMさんの取り持ちが無ければ足を運ぼうという事もなかっただろう
継続的な交流はなくとも、椎名がお芝居を頑張っている
というのは何となく知ってはいたのだが
観劇をするという行為がわたしにとっての日常にはなかったので、足を運んでみようという第一歩のキッカケは中々無いものであった
もし何かのキッカケで観劇に行ったとしても
言葉を交わすことも無く観ただけで終わったような気もする
こちらの”おむすびシアターBar”というのは前述の通り朗読劇×生演奏Liveを楽しめるお店であるのだが
出演者との距離がとても近いというのも特徴である
朗読演奏をしている時間以外は、お客さんと出演者が店内で積極的に交流を行っているのだ
偶然の出会いにプラスして、対面の場がここだったという偶然
これもまた1つの不思議な縁に感じる
そうでもなきゃ、23年ぶりの対面一発目でこんなにも色々と喋り散らかす事はなかっただろう
縁というのはなんだろうか、それは標準偏差における±2σまたは3σで発生するイベントなのだと思う
色々な因果が絡み合って人生の中で稀に発生するイベント
因果の絡み合いなのでインプットに投入する変数というのは
過去に自分が意識して、もしくは無意識の中で撒いてきた種なのだ
そして、そのイベントにどういった姿勢で参加するか
それがまた次のイベントに繋がるフラグになるのではないだろうか
さて、朗読劇や生演奏の内容はどうだったかとか、
経営管理を学ぶ者としてむすびエンタテインメントがめっちゃ気になるよね
とかとか、書きたい事は尽きないけれども
なかなかの文字数になってしまったので本日はここまでにしておきます
車で来たのでソフトドリンクオンリーになってしまうわたくしのために
Mさんがわざわざ地元熊本の名酒をお土産に持たせてくれました!
希有な縁を繋いでいただいた上にお土産まで頂いてしまって、この場を借りて再びお礼申し上げます。
ところでこのお酒、銀座熊本館に立ち寄ってご購入されたそうなのですが
実はわたし、日動画廊が併設されている当ビルにも浅からぬ縁があるのですよね。それはまた別のお話
最後に、40歳になって23年ぶりに再開した2人のフォトをどうぞ
観劇はしたことないけれど
6Cのテンション(イメージ)に合わせてみました