10月の東京ガーデンシアターでの復活ライブには、残念ながら行くことができなかった。 やっぱり遠い世界での出来事なのかな… あきらめて切り替えようとしたとき、追加公演のお知らせが。 12月15日 名古屋国際会議場 センチュリーホール 平日の昼間。 これならダンナに言わずともいけるんじゃないか？ そんな悪い心もあり、ここに賭けようとエントリーした。 そしてようやく当選メールを受け取った。 ダンナに…言おう。 思い切って言ってみよう。 もしもダメだと言われたら、今度
音楽の日の翌日 スキー板をメンテナンスに出すため、山梨県へ向かう。 男どもは車中でずっとガンダムの話で盛り上がっていたが、 私は唯一持っていた男闘呼組のヒットコレクションというCDをカーステレオに入れ込み それに集中して聴いていた。 昨日の音楽の日を思い出しては涙が出るけれど、 もう家族の誰も気にしてはいなかった。 こんな日がくるなんて、想像できなかった。 まさか4人が揃って演奏して歌うなんて。 まだ夢を見ているような気がして、早く帰って録画を確認したくてたま
帰宅するとすぐにテレビをつけて番組表を確認した。 お目当ての番組はまだ始まらない。 大丈夫。 とにかく先に夕食を作ってしまおう。 何をどうしてどう作ったのかは覚えていないが、 きっと今まで一番たくさん作ってきたであろうカレーを作った。 手順は身体が覚えている。 煮込んでいるあいだに米を洗い、炊飯器にセットする。 ここまでやっておけば、私が使いものにならなくなったとしても、家族の誰かが完成させられる。 だんだん西に陽が傾いてきた頃、番組がスタート。 なんと、司会の
新型コロナウイルスなるものが流行ってしまい、私たちの生活は変わった。 大きく変化した人もいれば、そこまでの変化はない人もいただろう。 我が家は、子どもたちの学校が休校になったり、長男が中学の修学旅行に行けなかったりと、主に子どもたちの生活に影響があった。 夫はその当時は新幹線で通勤しており、なるべく人の少ない時間帯の朝早い新幹線を利用し、 帰宅はそれを狙わずとも、仕事量が多かったため、ほぼ毎日が終電での帰宅だった。 朝は子どもたちがリビングに来る前に出社し、夜は自室へ入
昭次くんが歌うなら、私はどこへでも行く！ つもりだった。 その気だけは余るほどあったけど、やはり家庭を持つと、そこまでの自由が確保できない。 Little blackdress Ryoちゃんとのライブがあることも、インスタを通じて知ったけれど、 それじゃ行こうか！とはならず。 気持ちだけは飛んで行きたかったけど。 昭次くんが… ギター持って歌うんだ… それだけで涙が止まらなかった。 その昔、男闘呼組が成人式を4人合同でお祝いしたとき、 昭次くんが言った。 成人式なん
時代はSNSが牛耳っているかのようだった。 かつて情報交換の場はmixiだったが、いつのまにかTwitterへ移行していた。 女子たるもの、Instagramのひとつやふたつ開設しないとね。 そのくらいのノリでまずはプライベートのアカウントを作成。 もうひとつ、アクセサリーのアカウントも作成。 プライベートのアカウントでは、タレントさんのアカウントもたくさんフォローしている。 健一さんのアカウントを見つけたときの気持ちは、トキメキという言葉が一番しっくりくるかもしれ
とにかく外へ行く仕事が続かない。 色々と挑戦したが、だいたいどこも人間関係に疲弊して辞めることになる。 薄々気づいてはいた。 私には協調性があるように見えて、実はほとんど持ち合わせていないのだ。 そして、メンタルが弱い。 親にほとんど怒られないで生きてきてしまったため、 怒られることがとんでもない苦痛なのだ。 自分が怒られているわけではなくても、同じ部屋にいる人が怒られている姿を見ることも苦痛。 それでも働かなければならない。 今は勤務時間のほとんどをひとりで
平和に平凡に子育てをしながら、 何か収入を得たいと考えるようになった。 自分で稼いだお金があれば、もう少し自由になれるのではないか。 内職に挑戦したこともあったけど、ノルマをこなすには家事は何もできないし、子どもの相手をする時間もない。 2ヶ月ほどやってみたけれど、これはダメだと思った。 嵐友のひとりが、アクセサリーを作って売るのはどうかと提案してくれた。 彼女はアクセサリーを作って売っていたことがあるとのことで、材料などを譲ってくれた。 彼女は自嘲気味に、もう老眼
4人が揃わないさみしさを埋めるように、嵐の世界へ。 mixiを通じて仲良くなった嵐友がたくさんいたけど、今も繋がっているのはほんの数名。 考え方の違いやチケットトラブルで淘汰されていく。 SNSの使い方も、人づきあいも、アラシゴトが教えてくれたと言ってもいい気もする。 とにかく楽しかった。 そして苦労もした。 子どもが小さかったことに加え、夫の理解を得られなかった。 せっかく自名義で当選したコンサートも行けなかった。 名古屋？東京？ 行きたいなら歩いて行け！ と
2009年 次男を出産。 産後1ヶ月で、夫の転勤により引っ越しをする。 まだ30代前半だったので、どうにかなったように思っていたけど、 あのときの無理が今、40代後半になって響いているように思う。 山間部から市の中心部へと移り、築45年の古い社宅に入った。 生後間もない次男と過ごす日中は、ゆっくり穏やかに時間が流れる。 長男も手がかからないと思っていたけど、こちらが慣れている分、次男はもっと手がかからない印象で、 お腹が満たされると眠らずとも大人しくゴロゴロしている子
母が闘病生活に入ったころ、ジャニーズJrの番組がたくさんあって、 私はほとんど見ていなかったけど、母は病の恐怖心から逃れるために、バラエティをたくさん見るようになっていて、 Jrの番組をよく見ていた。 その中でも相葉くんがお気に入りだったようで、 この子は売れると思うと断言していた。 母が亡くなった直後に嵐が結成され、ハワイでのあの有名な記者会見があった。 私はそれを見て、 お母さん、これは売れそうにないよ…と思っていた（ごめんなさい） ところが、2005年。
時間軸を少し戻して、 母が生きていたときのこと。 男闘呼組がイントロクイズの番組に出ていたのを、母と一緒に見ていた。 一問正解するごとに、立ち上がってハイタッチしてよろこぶ4人を見て母が言った。 「この子たち、かっこつけてなくていいね。」 忙しいだろうに、こんなに真剣にクイズやって。 やってらんねーよ、って態度じゃないところが良いと。 4人、そういうところは今も変わってないなぁと思う。 もしも母が今も元気でいたら、きっと復活ライブもLASTライブも一緒に行ったん
弟に対して、私なりに一生懸命のつもりだった。 でも、母親と姉では違うのだと 深く落ち込み悩んだ。 思春期も反抗期も当たり前のようにやってきて、訳の分からないまま通り過ぎて行く。 どうにか入った高校も、2年の途中から不登校になり退学。 こんなんでいいの？ 大丈夫なの？ 不安だけが蓄積されていく。 【悲しいほど ちっぽけな 自分がただ 悔しかった】 私は保護者として役不足なのか。 この子はなぜ、学校に行かないんだろう。 なぜ？ なぜ？ 今になって、その答えはわかっ
1999年8月16日 母が他界した。 私は23歳で喪主となった。 通夜・葬儀の手配は、伯父伯母がかなり手伝ってくれたので困ることはなかった。 今日から弟は私ひとりで大人にしなければならない。 高校に行かせて、、、それから、、、 プレッシャーだった。 ちゃんと大人になってくれるだろうか。 一人前にしてやらなきゃならない。 とにかく食べさせていかなければ。 弟の高校入学のための費用を捻出したら、手元のお金がほとんどなくなってしまった。 弟の分の奨学金も申請したが
1997年、両親が離婚した。 父が事業に失敗し、良くないところからお金を借りてしまったからだと記憶している。 私はすでに成人して21歳。 年の離れた弟は中学1年生だった。 母と弟と3人、古くて狭い借家での新生活。 母は早朝から夜まで働き、私もアルバイトを掛け持ちした。 母が働いている分、家事担当は私が継続し、弟の授業参観なども私が出たりした。 3人での生活が始まって数ヶ月。 母の食欲がなくなり、見る見る痩せていく。 そのうちに背中と膝が痛いと言い出し、 看護師である
短大を卒業して、就職はせずに父親の仕事を手伝っていた。 母親も働いていたので、家事は全て私の仕事となった。 こづかい稼ぎのアルバイトには出ていた。 今の、主婦（パート）と似たような生活。 仲良しだった子がSMAPのファンクラブに入ったからと、コンサートに何度か連れていってもらった。 友だちは中居くんのファン。 私は…誰も特に… 誰も特に…の状態で行っていいコンサートじゃなかったと、今ならわかる。 行きたいのに落選だった人もたくさんいたのに、特に別にの私が行くべきではなか
