26. 「ノートは、使うために書くもの」と再定義する

こんばんは、しいまです。


今日は日々の学び・気づきについて、

どうまとめたらいいのか?

どうしたら日常で自然に使えるようになるのか?

をテーマに過ごしていました。


その中での気づきについて、お話しさせていただきます。


「本を読むんだけど、なんか身についてる気がしない」

「学習はしてるはずなのに、なんか変わってる気がしない」

と感じる方のヒントになれば、幸いです。



* * *

得た「学び・気づき」を当たり前にしていくには、

反復しての実践が必要不可欠。



なら、インプットする際にはどうノートに書けばいいのか?

ノートには何を書くべきなのか?


そういうなんとなくしていたことを、

改めて考えてなおしてみました。


つまり、目的は、

「日常で実践するために、ノートに書く。インプットをする」

こと。


知識として学びたいだけではなく、

使っている知恵としたいから。



じゃあ、具体的には何を、どう書く?

実践とは行為をすることなんだから、

・実際にする行為・動作

・そして、その行為の意図・役割

「ただなんとなく言われたからしている」とならないように。

目指すところが、ズレて行かないように。


この2つさえ、ノートに書いてあれば、

動けますね。

日常で実践できますね。


なぜその行為をするのか?

なぜそういう考え方をした方がいいのか?

とかの理解・納得のプロセスは、

本やセミナーの内容自体で、終えるもので、


ノートに書く目的は、理解するためではなく、使うため

という感じがしてきました。



そもそも、人が概念を理解するためには、

具体例を通してしか、理解することができない。


たとえば、哺乳類。

「哺乳類」という言葉を初めて聞いた際は、

「? なにそれ?」となるでしょうが、

「犬」「猫」「イルカ」という具体例を出して説明していくことで、

「なるほど。そういう特徴を持つのが『哺乳類』なのね」

と、こう理解されると思います。


そうして、具体例を通じて理解したからこそ、

概念である「哺乳類」を理解することができたわけです。


つまり、

人は、具体例で理解する

ということです。


で、ノートへの学びのまとめ方に話を戻しますと、

理解するための具体例を本やインプット先から書こうとすると、

大抵長いんです。

1ページはゆうに超えたりします。

具体的なことって、情報量多いですからね。

エピソードだったりするし。



そもそも本やセミナーというのは、

伝えたいこと、教えたいことが必ずあります。

そしてそれは考え方、汎用的な手法といった、

概念であることがほとんどです。


その概念を伝えるために、理解してもらうために、

本の9割、セミナーの9割で、具体的な内容を出して説明しているわけです。


もしすっごいシンプルにできるのであれば、

「概念Aがいいよ」

「わかった。概念A使ってみるね」

でいいわけです。

これだけで「教える」「伝える」ということは達成しているわけです。



ただ、普通はこれだけだと読者は「なぜ?」と疑問が浮かんできます。

それで理解も納得もしてないから、行動に移せないわけです。


だから、著者は具体的なエピソードを挙げて、具体例を持って、

「この概念Aがいいんですよ!」

という説明をしていて、

それが1冊にまとまっているのが本なわけです。


そのためだけの具体例なわけです。

ある種使い捨てのような感じですね。


で、この理解するための説明部分を、ノートにも書こうとすると、

長いんですよ。

書くこと多いんですよ。

反復もしづらいんですよ。


そして、書いた割には日常での行動に使わない部分なんですよ。


だって、理解するための具体例だったわけで、

理解したのであれば、次は実践する段階なわけです。


理解したのに、もう一回理解の段階へ、また理解の段階へ

と繰り返すのは、立ち止まっているようなものだったんですね。


旅行の準備を終えたと思ったら、

キャリーケースを開けて、持っていくものを整理し始める。

これをずっと繰り返していて、

旅行にはいつまでも出発しないって感じですね。


だから、

「ノートを、理解するために書くもの」

という定義を変えようと思います。


今まではなんとなく上の定義でいたから、

具体例までも丸々ノートに書こうとしていたわけです。

それは、本やセミナー音声と役割が同じなんです。

「それ、本を繰り返し読んだ方が早くない?」となるんです。


だから、

「ノートは、日常で使うために書くもの」

と定義を変えてみます。


そしたら、日常に使うためには、

以下の2つがセットになってれば、十分だと思っています。

・実際にする行為・動作

・そして、その行為の意図・役割


そしたら、

実践していく中で、自分ならではの具体例が生まれてきます。

人には教える際は、その自分の経験談からの具体例を使えばいいわけです。


というより、

新しく教わった概念から、具体例を生み出す経験をするほどに、

その概念が当たり前になっていくのかなと思います。


つまり、

「経験値」とは、概念から具体例を生み出した量と質

のことなのかもです。

うん。わたしはしばらくこの定義でいってみようと思います。



それでは今日はこの辺で。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。




小さな変化が、心地よさへとつながりますように。
その心地よさが他の人へも広がりますように。

しいま

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