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奥津マリリ生誕祭で思いきり湯会を楽しんできた話

どうも、SOです。
2024年8月31日に開催されたフィロソフィーのダンス・奥津マリリさんの生誕祭に行ってきました。
推しの生誕祭。1年で1番の祭りですね。
昨年は夢の島のマリーナにある屋外会場での開催だったのですが、今年は新小岩にある「東京天然温泉古代の湯」という温浴施設での開催でした。

んっ?え、、、ちょっと待って…?
温泉で、ワイワイ、宴会…おまつり…だと?

という感じなんですが、実はこれ「湯会」という伝説のイベントを生誕祭で実施するという企画のようなのです。

湯会

https://www.onsen-ongaku.com/230923yukai

2017年2月11日 湯会@東京天然温泉古代の湯 →Toggetter

https://www.facebook.com/photo/?fbid=1256433911108507

2017年9月30日 湯会@東京天然温泉古代の湯 →Facebook

https://www.facebook.com/photo/?fbid=1525487560869806
https://www.facebook.com/photo/?fbid=1525486570869905
https://www.facebook.com/photo/?fbid=1525486794203216

2018年4月7日 湯会@東京天然温泉古代の湯 →Facebook

https://www.facebook.com/photo/?fbid=1712192048866022
https://www.facebook.com/photo/?fbid=1712192802199280

2019年5月18日 湯会@東京天然温泉古代の湯 →Facebook

https://www.facebook.com/photo/?fbid=2272789019472986
https://www.facebook.com/photo/?fbid=2272789096139645
https://www.facebook.com/photo/?fbid=2272789522806269
https://www.facebook.com/photo/?fbid=2272790099472878
https://www.facebook.com/photo/?fbid=2272791066139448


……
………

は??????

な、なんじゃこりゃぁーーー!!!!!????

「湯会」を知らなければ、間違いなく目を疑うようなイベント。
僕は2020年のメジャーデビューのタイミングでフィロソフィーのダンスと出会い、ライブに行き始めたのは2022年からです。
コロナ前のインディーズ時代はもちろん知らないので、ネットのアーカイブ情報を見たり、先輩オタクの話を聞いては、当時に憧れを抱いていたのですが、その憧れの1つがまさに「湯会」でした。

そんな「湯会」を再現する今年の生誕祭。発表された時からワクワクが止まりませんでしたが、同時に湯会を知らないオタクから戸惑いの声も漏れ出ていたのも事実。過去の写真を見ればわかる通り、客は全員館内着を着て、全力で盛り上がっています。このノリについていけるのだろうか…とちょっとした不安を抱く方もいたように思います。

しかしそこはホスピタリティお化けの奥津マリリさん。全てのファンが全員楽しめるように企画し、最高の生誕祭を演出してくださいました。


ここからは、最高に楽しかった今年の生誕祭を振り返ってみようと思います。フィロソフィーのダンスについてのnote、通称 #フィロnote 仲間の「カレー大好き」さんもすでに記事を投稿してくださっているので、そちらを引用させていただきつつ、僕も振り返りながらつらつらと感想(あるいは推し語り)を書かせていただこうと思います。(昨年は生誕祭の記事とかこつけて、奥津マリリさんの魅力を徹底的に語った推し語りnoteを書かせていただいております)

#マリちゃん生誕祭2024 イベントレポ

入館〜開演前

今年の生誕祭は古代の湯オープンの10:00から入館受付と前物販開始、11:30開場、13:00開演というスケジュールです。
僕は朝イチで子供の習い事の送りがあったので、ちょっと悩んだのですが、時間的な都合でこの日は飲酒を諦め、車で古代の湯まで行きました。(古代の湯の施設利用者は24時間無料で駐車場が利用できます。ありがたい。)

高速道路をとばして10時ちょっと過ぎに到着。入館待ちの列に並び、受付を済ませてから、そのまま物販列に並びます。しばらく並んで、無事生誕グッズの法被とハチマキ(オタクとしての忠誠を誓う戦闘服)と特典券を確保しました。
物販コーナーからすでに「奥津マリリ」や「祭」と書かれた提灯が飾られ、すっかりお祭りムードが演出されています。

その後、館内着に着替え、知り合いのオタクたちと話しながら開場時間を待ちます。時間的に少しタイトだったので、僕はお風呂には行きませんでしたが、すでにサウナまできめて綺麗サッパリなオタクもたくさんいます。

開場時間になり、案内が始まると整理番号順に会場である4階の宴会場に向かいます。広々とした宴会場には、フロア真ん中に花道を兼ねたパーティションが設けられ、エリア分けされています。

https://danceforphilosophy.com/news/2024/08/30/4898

今回の生誕祭は、奥津さんの考案により、シモテはワイワイ騒ぎたいワイワイエリア、カミテはゆったり座りながらライブを観たいおすわりエリア、後方はゆったり飲食が楽しめるチルエリアとなっていました。
僕は全力で湯会を楽しむためにワイワイエリアへいくつもりでしたが、まずはしっかりと腹ごしらえ。お寿司をいただきました。

湯けむりDJs

会場ではすでに湯けむりDJsがJ-POPのキラーチューンを流していて、会場の熱気は徐々に上がり始めています。
チルエリアで知り合いのオタクと会話しながらお寿司を食べるも、いてもたってもいられず、早々にたいらげてワイワイゾーンに行きました。この時点でもうすでにめちゃくちゃ楽しくなっています。なんせ広々と超開放的な畳の宴会場で、100%リラックスできる館内着を身に着け、思わず大声を上げたくなるノリノリの音楽が流れているという…
えーと、ここは天国ですか?歌えや踊れやのまさに大宴会。令和の奇祭、ここにあり。

チルエリアで宴会している人たちも、ブチ上がる曲がスピンされると慌ててステージ前まで走っていって声を上げています。
ももクロの『ココ☆ナツ』でサークル作ったり、乃木坂46の『おいでシャンプー』で列作ってみんなで左右に揺れたり、ボルテージ上がりまくってオタクもステージに上がったり、すでに開演前から大盛り上がりです。
(写真や動画はXにたくさん上がってるので興味のある方はぜひ検索を)

奥津マリリ生誕ライブ

13:00になり、湯けむりDJsが最後の曲を終えて、歓声ともに袖にはけると、会場が暗転、すぐに浴衣を着た奥津マリリさんが登場します。ステージに置かれた和太鼓をドドンと叩き(この日のためにレンタルしたそうです)、マイクオフの状態で声を張り上げ高々と生誕祭の開会を宣言。ついに祭り本番の始まりです。

まず1曲目の『こころ盗んで』が始まると、もうその時点ですでにテンションは最高潮に。最高のライブが確定し、ウォー!!!!と叫び、ワイワイエリアでは大声でMIXも入ります。

タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!バイバー!ジャージャー!

人生で初めてMIX叫びました。

そして…と続けたいところなのですが、
すみません。楽しみすぎて、ライブの細かいレポできる記憶がありません。
セットリストは終わってすぐに奥津さんが上げてくださったのでそちらをご覧ください。
(この日は台風の影響でこれなかったファンも多くいたので、そういった人たちのことを考えて真っ先にポストしてくださってるんだろうな。全方位ファンファーストの聖人やでほんと。)

いや、本当に楽しかった。もう終始楽しんで、叫んで踊って楽しみ尽くしました。

『ロマンティック浮かれモード』(ロマモー)で土下座から全力オタゲーしたり、

「苦手なことに挑戦する」というMCからのラップパートで沸きまくったり、

「湯会といえばこの曲!」とフィロのスメンバー合流しての『コモンセンスバスターズ』では全力でオイオイ叫んだり、

太鼓の達人や『もってけ!セーラー服!』でゲラゲラ笑いながら楽しんだり、

『マリちゃん音頭』で盆踊りサークル作ったり、

と、いろいろあったんですが、とにかく「楽しかった!!」に尽きますね。

奥津さんが「やりたいことを詰め込んだ」という演出、ラストはメンバーが捌け、キーボードとアコースティックギターが準備されます。
確か去年の生誕でも特典会の時に言っていたんですが、「いい素材(声)は軽く炙って少しの塩コショウ(アコースティックアレンジ)でいただくのが1番美味しい」みたいなことを話して、ワイワイエリアもみんな座って、奥津さんの至高の歌声を堪能する脳トロパートです。

『マイアミ・ブルー』『裸の心』『若者のすべて』の3曲が生演奏で披露されたのですが、どれもめちゃくちゃ良かったですね。やっぱ奥津マリリは歌なんよ…歌がさ…入ってくんのよ…心の中にさ…
塩コショウでいただく最高A5ランク和牛のレアステーキ。あ、口の中に入れただけでとろけちゃった…(脳溶けてます)

奥津さんの歌にはしばしば感情が揺さぶられて、時に涙すら流してしまうのですが、この日は楽しさがブーストされていたおかげか、涙は流さずに済ました。
ただ、裸の心だったか、若者のすべてだったか(記憶も曖昧)、ワンフレーズ、歌ってる最中にしっかりと目があったときがあり、そこで思い切り感情が湧き立ちましたね。
奥津マリリさんのオタクとして、今この時間、この空間を楽しめていることが自分自身を心底満たしていて、なんて幸せなんだという想い、
これからもずっと応援させてくれ!という想い、
他にも、自分が何をしたいのかとか、奥津マリリさんの人間性、深さ、素晴らしさとか、いろんな感情がぶわーっと湧いてきました。いやほんとすげーよ。

脳トロパートを歌い終えると、そのままありがとうございましたとステージを去って本編は終了。と同時に盛大な拍手と怒号のようなアンコールで、すぐに再登場。
先ほどの『マリちゃん音頭』は一緒に踊りながらで歌は録音が使われていたのですが、ラストは花道にメンバーも集まって改めて本人歌唱の『マリちゃん音頭』。
パーティションを小島のように切り離し、最後は中心の島を囲って、ワイワイエリアもおすわりエリアもみんな混じって、会場全体でマリちゃん音頭を踊ります。
自分で作っておきながら「どうしても歌詞が覚えられなかった」と、床の歌詞を剥がして手で持ちながら、フロア中心のお立ち台に上がり、マリちゃん音頭を歌う奥津さん。

湯けむりDJs DJ CARPさんのXより
https://x.com/_C_A_R_P_/status/1829897950069190880?t=MZ3FDzdHvY0ZS9WGUpSZmw&s=09

メンバーもすごく近くてドキドキしたんですが、そんな事も吹き飛ぶくらい楽しく踊って大団円です。歌い終わってからはすかさず「もう一回!」コールが飛び交い、「ごめんもう時間ない!」と言いながらも「やっぱいっちゃえー!」とダブルアンコールでマリちゃん音頭2回目。
大いに盛り上がって生誕ライブは終わりました。
いやー超楽しかったです。会場にいた全員楽しかったしか言ってなかったと思います。

特典会+宴会

ライブが終わるとそのまま宴会場で特典会が行われるのですが、後方のチルエリアでは引き続き飲んで食っての宴会が行われています。ライブの打ち上げがその場ですぐにできるというのも湯会ならではなんですかね、かなり新鮮な景色でした。

この日はリアルタイムで湯会に参加していた、いわゆる古参のオタクもたくさんいて、密かにずっと話したかった先輩オタクともお話できて個人的にはすごく嬉しかったです。
みんなフィロのスと湯会が大好きだから、新しいオタクたちが新鮮に湯会楽しんでるのも喜んでくれてたし、みんなでワイワイ交流できたことがすっごく嬉しかったです。

特典会では、ライブもめちゃくちゃ楽しかったし、先輩オタクに昔話聞いたりいろんな話ができたのも嬉しかったという話をしました。いや、ほんとに嬉しかったんよ。

生誕祭グッズの顔面プリントの法被をメンバーに紹介してもらいました
法被とハチマキを装備し、忠誠を誓う御意のポーズ

お酒が進み、時間の経過とともに宴会はどんどん盛り上がっています。最終的に先輩オタクが会場に用意された食べ物とお酒を全て注文し、みんなに振る舞うというなかなかカオスな状態に。
この時は会場スタッフのみなさんもノリノリで対応してくださり、古代の湯の雰囲気も最高でしたね。楽しかったです。ご馳走様でした。(といいつつお支払い大丈夫だったかはちょっと心配)

奥津さんの特典会が終わると、残っていたオタクたちが囲むように見送りに向かいます。酔っ払いたちが全員正座して見送る不思議な光景に、「あんた達迷惑かけんじゃないよ、しっかり呑んで楽しみな!」みたいなことを叫んで去っていく姿を拍手で見送りました。いやー素晴らしい企画、素晴らしい時間を本当にありがとうございます。

宴会場はこのあと一般客にも開放されるため、生誕祭での貸し切りは16:30までとのこと。なんか久しぶりに大学生みたいなノリをやりましたが、推しのためにも会場には絶対に迷惑をかけないというオタクの基本マインドが働き、時間になるとちゃんお片付け。綺麗さっぱり元通りに片付けて、時間内にオタクたちは宴会場から完全撤収しました。古代の湯様、本当にありがとうございます。(少し畳にこぼしたりはあって、その点はすみませんでした)

シラフだったので自分も率先して片付けましたが、思い切りはしゃぎつつ、みんなちゃんと良識をわきまえた大人なの、一緒にいて安心感があります。こういうのも奥津さんの人徳の賜物だと思いますね。まじで。凄いよね。ありがとうございます。

温泉でまったり、それぞれ楽しむ余韻

通常、ライブと特典会が終わったら、そそくさと退散し、帰路についたり、オタク同士で飲みに行くみたいな流れになりますが、湯会ではその場で盛大な宴会が行われ、さらにここからゆったり温泉に入れます。いやなにそれ。極楽浄土すぎるでしょ。

顔なじみのオタクたちとゆっくり温泉に浸かり、サウナを浴び、生誕祭の余韻を反芻したり、のんびりいろんな話をしました。こんなことできるなんてホント貴重ですよね。
その後、一般客にも開放された宴会場の一画で2次会を開催したり、カラオケルームで盛り上がったり、場所を変えて打ち上げしたり、それぞれが、それぞれの想いで余韻を満喫していたようです。

僕は車で来ていたので、温泉に入ったあとは、台風の影響を受ける中まさかの日帰りで大分から来ることができたオタク友達を羽田空港まで送り、そのまま家に帰ってようやく念願のビールを飲みました。いやー充実した1日でした。こんなに楽しい日、楽しいライブはかつてなかったのではと思うくらい幸せでした。

温故知新を感じた湯会

今回の生誕祭。閉鎖的・内向的な意味ではなく、わりとオープンな感じでコミュニティの一体感を感じました。
この日はとにかく全員超楽しかったと思います。「推しの生誕祭」という特別なイベントだけれど、これまでのライブとはちょっと違った一体感みたいなものをすごく感じて、会場の雰囲気がずっと心地よかったです。

その理由の1つにエリア分けはすごく良かったと思います。一見、わりとシュールな感じなんですけどゆったり観たい人もワイワイ騒ぎたい人もいる中、「みんな自由に好きなように楽しめば良いんだよ」という基本ルールの最適解だったように思います。
広くて開放的な空間も相まって、「こうあるべき」「こうしなきゃいけない」みたいなものがなく、みんながそれぞれ自由な楽しみ方で楽しめる、ライブの楽しさの原点のようなものを感じました。

2枚ともXのハッシュタグから辿って拾わせていただきました

それともう1つ、先程も書いたんですけど、やっぱりリアルタイムで湯会に参加していた先輩オタクと一緒に楽しめたのが嬉しかったですね。いや、いつもライブハウスにいらっしゃる方ももちろんいるんですが、いつもとはちょっと違う客席の一体感を感じました。

昨年6月、奥津さんが出演されたサウナトークイベントを観覧参加したとき、こんなやりとりがありました。

この時はオタクのつながりが徐々にできてきた頃で、個人的にはイベント終わりに初めてオタク飲みに行った日のできごとです。
以来、漠然とインディーズ時代から現場を支えている先輩たち(先住民)の背中を密かに敬ってたんですよ僕らは笑
(ちなみにこの発言のヌシは、冒頭記事を引用したカレー大好きさんです。彼の人となりがでている素晴らしい発想。)

実際、生誕祭(湯会)というイベントを一緒に楽しんでの印象なんですが、皆さん全力でライブを楽しんでるんですけど、そこには見習いたい配慮や自助意識、互助意識を感じました。
声を掛け合うとか、
人にぶつかったらちゃんと謝るとか、
場所を譲り合うとか、
柵が倒れそうになったら抑えるとか、
ライブ終わりに誰かのゴミを拾ってゴミ箱に捨てるとか、
終わったら始まる前と同じくらいきれいに片付けるとか、
結構細かいポイントですけど、自分だけが楽しむだけじゃなく、みんなが気持ちよく楽しめる雰囲気を自分たちで作ってて、大好きなイベントやグループを自分たちで大切にしてる印象を感じました。

奥津さんがアンコールでお立ち台に上がると、「おー久しぶりじゃーん」と古いオタクに声を掛ける様子も見られました。
温故知新。奥津さん自身も、グループも、ファンも、昔があって今があるということを改めて感じ、この居心地の良い空間をこれからも大切にしたいなーと、そんな事を感じましたね。一人一人の自助意識、互助意識があってこの空気が作られているんだと思います。

懐古主義的な雰囲気もなく、「やっぱフィロのスのライブは楽しいよね!」を再認識した一日でした。
奥津さん、いろんなことを気づかいながら、素敵な生誕祭を企画してくれて、本当にありがとうございました。台風のこととか、不安なこともいっぱいあったと思いますが、最高の一日にしてくれてありがとうございました。
奥津マリリさんのオタクで幸せだな!ずっとついてくぞー!の気持ちです。

最後になりますが、今回初めて湯会に参加して、どうしても1つだけ心残りがあります。

ここ最近、noteでの発信は若干おざなりになっているのですが、変わりに楽器演奏に熱量が傾いてます。主にベースとピアノを弾いて、たまに動画作ってあげたり。

奥津さんも見てくれて「どんどんやりなさい!」と言ってくださり、奥津さんの力も借りながら少しずつやってます。
そんな僕は学生時代からラルク大好きだったし、tetsuyaのベース大好きなので、ここぞのタイミングでちょっと二の足踏んだことを心残りにしています。あの時はまだリミッターがかかってたんだ…
次のチャンスがあれば俺も盛り上げるぞの気持ちなので、次の湯会の開催を心待ちにしています。ぜひまた、よろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。


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