彼女と出会って、彼女を見つけて、1年が経った。 その日しのぎな生活をしていた。 今でも思い出すことを避けてしまうくらいの出来事があった。 時間がただ過ぎていくだけの日々に価値を見出すことも諦めていたかのような、そんな1年前。 例えると、彼女は傘のように現れてくれたなと。 雨が降り続けていても、彼女を思う時間は心があたたかくなる。しあわせな気持ちになる。 私の中の、彼女を好きだと言う気持ちが、私を肯定してくれているような。 彼女を好きになって、自然と、雨は止んでい
同じような日々を繰り返す中に、突然彼女は現れた。 「夢が見たいなら希望になるよ」 PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS の練習生として。 丁寧なダンス、歌詞に合わせて少しだけ変わる表情、可愛く整った顔、長い手脚。 物凄い勢いの紙吹雪の中一生懸命パフォーマンスをする彼女、曲が終わった後、見てるよサインをしてくれた彼女。 友達に紹介された子の映像を見た後、おすすめ欄に出てきた彼女に、私は釘付けになってしまった、この子のことを知りたいと思ってしまった。