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彼女と出会って、彼女を見つけて、1年が経った。
その日しのぎな生活をしていた。
今でも思い出すことを避けてしまうくらいの出来事があった。
時間がただ過ぎていくだけの日々に価値を見出すことも諦めていたかのような、そんな1年前。
例えると、彼女は傘のように現れてくれたなと。
雨が降り続けていても、彼女を思う時間は心があたたかくなる。しあわせな気持ちになる。
私の中の、彼女を好きだと言う気持ちが、私を肯定してくれているような。
彼女を好きになって、自然と、雨は止んでいる時間が増えた。止んでいる気がするだけなのかもしれない。
それが錯覚だというのなら、今見ている夢ごと愛おしいとすら感じる。
彼女に直接
出会って一年、この一年本当に楽しくて、幸せです
と伝えることが出来た。
もっと上手い言葉が出ないもんかと悔やんだけど少しでも伝わっていたら嬉しい。
彼女に出会えていなかった人生を考えることに恐怖を覚えてしまうくらい、彼女に救われている。
この先も、彼女を好きな気持ちに、彼女との思い出に、何度だって助けられるのだろう。
私は彼女にとって、彼女がアイドルでいることを幸せだと思う理由の一つにでも、なれているのだろうか。
エゴだとしても、彼女にとってそんなファンでありたい。
彼女のする選択が、これからも素敵なものに繋がり続けますように。
佐々木心菜さん、いつもありがとう。
2年目もよろしくね。