ヤマガミリュウゾウ

地方在住のサラリーマン。妻と子どもの3人暮らし。学生時代の旅話を発信しています。

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最近の記事

『シルクロード旅行記』カザフスタンからローマまで6,000キロを歩く旅#03

2019年の記憶をたどりながらまとめているシルクロード歩き旅。 アルマトイから出発し、キルギス首都ビシュケクを目指して歩いています。 風のように追い越す車を横目に、黙々と歩き続けた。 草と空とアスファルト以外なんにもない道だから、車はもの凄い速さで駆け抜ける。ビリビリと体に響くほどの騒音と、背中を押ような突風が体を包み込む。後ろからぶつかれたらあっという間だと思う。 歩いているとたくさんの人が「乗っていけ」と声をかけてくれる。 通り過ぎても、わざわざ車をバックして声をか

    • 『シルクロード旅行記』カザフスタンからローマまで6,000キロを歩く旅#02

      ローマを目指して アルマトイ空港のホテルで一泊し、翌朝バスに乗りゼンコフ教会へ向かった。その教会が僕の決めたシルクロードの出発点だった。 カザフスタンという国のイメージは、僕にはまったく掴みどころがなかった。ロシアの南、中国の西側に広がる内陸国で、遊牧民が肩に鷹を乗せて、草原を駆け巡っているような情景が頭に浮かんでいた。けれど、実際に足を踏み入れたカザフスタンは驚異的な大都会だった。高いビルがそびえ立ち、広大なショッピングモールや遊園地まである。街を歩く人々は、カラフルな

      • 『シルクロード旅行記』カザフスタンからローマまで6,000キロを歩く旅#01

        日本縦断 小学六年生の時、僕は初めて『旅』をした。 それは名古屋にある実家から東山動物園までの六キロメートルを歩くというものだった。手にはペットボトルのお茶と千円札をにぎり締めて、小雨が降る道を歩き、三時間かけて動物園を目指した。それが人生で初めての旅だった。 その動機は父の影響だった。父が若いころは、四国や東北の古い道を歩き回ったり、オーストラリア大陸を自転車で半周するような旅人だった。僕はそんな当時の旅話を聞くのが好きだった。いつもワクワクしながら『自分もいつか』と思

        • 自己紹介|はじめてのnote

          はじめまして。山上隆三と申します! ご覧いただきありがとうございます。 初めてnoteを投稿してみます。 自己紹介 1997年神奈川生まれの三男坊です。 現在は地方都市で妻と2人暮らし。今年の夏には第一子が産まれる予定です。 仕事は広告代理店の営業で、朝から晩までみっちり仕事に暮れています! noteを書く理由 今でこそスーツを着たサラリーマンですが、4年前まだ学生だった頃は、ボサボサの髪に無精髭を生やしたバックパッカーでした。 グアムを自転車で一周してみたり、鹿