コスプレ撮影イベント「南相コス」行ってきた(画像は内容と関係あります)
話をしよう。あれは私にとっては昨日の出来事だが、君たちにとっても昨日の出来事だ。エルシャダイ構文はこのくらいにして。
昨日10/20(日)に福島県南相馬市鹿島区にて開催されましたイベント「南相コス」におじゃましてきました。そこ、同人原稿の修羅場はどうしたとか聞くな。聞くんじゃあないッ!
・今回のイベント、こんな感じッ!
今回音頭を取りましたのは福島市を拠点として活動されてます同人イベント企画団体・福兎会様。
そして南相馬市鹿島区にあります撮影スタジオ・Dear cosplay studio(以下DCS)様と、その近く(と言っても何故か片側2車線ある通りを挟んで100m程歩きますが)のお寺・勝縁寺様の協力の下で開催されました。
…ん?あれ?勝縁寺…?たまに聞くな?なんか模型とかで…と思われた方は大正解。実はこのお寺、副住職様がサブカル方向にぶっちぎってる方でして。月一回ペースで模型製作会を開催したり、年一回ペースで展示会を開催したりとなかなかパワフルなお方。こうした行動には「お寺ってもっと気軽に立ち寄っていい場所なんだということを知ってほしい」という目的もあるそうで。
また今回協力いただきましたDCS様は、元々縫製工場だった建物をえいやっと撮影スタジオに改装したという、変わった場所でして。中には縫製チェック用のマネキンや生地裁断用機械(安全のため刃は外してあるので大丈夫)が置かれてたりしてます。また配線ケーブルがむき出しになってる(安全性は確保してあります)場所もあったりして、なかなか不思議な空間になっておりました。
・始まった!…のはいいけども…?
で。
12時開始だったのはいいんですが、レイヤーさんより撮影参加の方と一般参加の自分が先に着くという謎の珍事、発生。
とりあえず先にお寺の方に顔出してみますということで、45分ごろに勝縁寺の方に向かいます。
そこに待っていたのは、正装の副住職でした。
「あ、これ、お坊さんのコスプレです」
「「うぉいッ!!」」
謎のツッコミが入ったところで三人で歓談。しかし…レイヤーさんがなかなか来ない。
「これ、スタジオの方で撮影してるんじゃないですかね?」
「…ですかねぇ?」
そんなこんなしてたら、副住職様の元に管理者様からラインが。
「んー、なんか、長物持った方がこっちくるって」
「長物ってどのくらいなんです?」
「2mくらいらしいんだけど…まあ大丈夫かな」
副住職様、境内と本堂は自由に撮影に使ってくださいというかむしろどうぞどうぞというスタンス。
言い忘れてましたが今回のイベントの撮影スポット、なんと「スタジオ」と「お寺」です。そう、お寺でコスプレ写真撮影し放題!
・レイヤーさんカメラさん到着!さあ撮影だ!
ラインが入ってからしばらくして、長物を持ったレイヤーさん(多分原神のキャラでしょうか)とそのご友人のカメラさん登場。2人で思い思いに境内のベストスポットを探しては撮影を繰り返すという感じで過ごされていきました。
さらにそのあとしばらくして、呪術廻戦のキャラのレイヤーさん二人組が訪れまして。それを見た瞬間の副住職様の反応たるや。
「おおおおおおお寺にッ!お寺にッ!巫女ッ!巫女服ッ!」
そう、この二人組のレイヤーさんが来るまでの空き時間、副住職様とスタッフの方と自分とで歓談してたんですが、その時こんな話題が上がりまして。
「お寺って…神社には…勝てないんすよ…。鳥居、映えるじゃないですか!巫女さん、映えるじゃないですかッ!」
なんつー話してんだよと思ってはいけない。
「お寺って結局地味なんすよ…。尼さんも同じ服装だから。金の本堂があってもそこまで入れるわけじゃないじゃないですか…」
「お寺も…苦労されてるんですね…」
結構、お寺も大変なんだなぁということ、ご理解いただけると幸いです。あとお話によると宗派によっては御朱印とかやっちゃいけないという決まりもあり申して。なお話はもうちょっとだけ続き。
「初詣とかで見かけるとか、そういう機会はないんですか?」
「ないです。だって鐘の見張りしないといけないし、それ終わったらもう眠くて眠くてそれどころじゃないです」
「嗚呼…」
「だから今日初めて見ましたよ!コスプレとはいえ!」
この時の副住職様のテンションの上がりっぷり、おそらく当日一だったかもしれません。
呪術コンビの撮影も無事終わり、時刻は16時を回ろうという頃。
「じゃあ我々はスタジオの方に行きますので」
そう、お寺の撮影時間は13時から16時までの3時間のみ。屋外撮影ということもあって、日の高い時間帯のみとしていたようです。、
・スタジオ撮影は緊張感マシマシだったりゆるーい雰囲気だったり
スタジオに着くとチェンソーマンのレイヤーさんが真剣な表情で撮影に臨まれてました。
ちょっと気になってお声がけしたところ、なかなか狙った通りのライティングやポーズでのショットが撮れず悩んでいたご様子。
先程までお寺でご一緒だったカメラ参加の方が親身になって相談に乗りつつ、小道具の持ち方やポーズの決め方に指示を出したりライトの当て方を工夫されたりと、とにかく「カッコイイショット」のために徹底的に指導していたのが印象的でした。
でも、一般参加の自分、ただの怪しいオサーンに思われたろうなぁ。申し訳のうござるッ!
17時半くらいを回ったあたりで先述の呪術コンビがキャラ変してスタジオ入り。
スタッフの方も小道具で小型のスモーク発生装置を設置してテスト起動を終えたところでした。
ちなみにこのお二方とはキャラ変する前の休憩時間にちょっとお話したのですが、なかなかパワフルな方々でした。もう好きを突き詰めていくと、とことんまでいけるんだなぁとこちらが感心することしきりでした。
その後ブルーバックのブースや移動式ロッカーのブースでいろいろとショットを撮りまくり。自分もスマホで申し訳ないと思いつつ最後の方でお二方を撮影させていただきました。ありがとうございました!なお、「レイヤーさんに掲載許可を取り忘れた」という大ポカかましたので、ネットに載ることはないでしょう。それ以上に前述のカメラ参加者様がカッコイイショットをお渡しして、それをレイヤーさんが公開してくださると思います。多分きっと恐らく。
19時前くらいで呪術コンビが撤収。これにて当日参加のレイヤーさんは全員撤収したことに。あれ?全員って…3組しか出てきてないが?と思ったあなた、気づいてしまわれましたか…。
・撤収眺めてその中で
その後スタッフの方々といろいろお話をしたのですが、今回のイベントの反省点とか今後の課題とかが見えてきましたねーという話題に。
今回事前に見て大丈夫か!?と心配になったことが「SNS上で参加表明を出されていたレイヤーさんが3名」という点。
これに関しては「他のイベントと被ってしまい、そちらの方に流れたのが痛かった」というのが一つ。
そして、これは管理者様が自虐気味におっしゃられていたのですが「まだまだ撮影場所としてのこのスタジオの知名度が低すぎる」点。
これはもうイベントごと宣伝していくしかないなぁと。次に何か撮影イベント等の機会がありましたら、喜んで拡散しますので!
あとはちょっと話がそれ気味になりつつも盛り上げるための案として副住職様が話していたことがありまして。
「南相馬、せっかくサムライフェスとか春祭りあるんだから、そこに刀剣乱舞のレイヤーさんたち呼べばいいのに」
これはありだと思いました。刀剣乱舞と甲冑武者の取り合わせ、美味しくないわけがない!そこを起爆剤にして南相馬にレイヤーさんを呼び込めれば、自ずとこうしたコスプレイベントも開きやすくなって盛り上がりやすくなるのでは、というお話。
話を夜のスタッフさんとの話に戻して。もう一つ問題に上がったのが「お寺で撮影できる良さを簡潔にすべきだったのでは」という点。
管理者様が「いろいろいい所があるんだよなぁ」とあれこれ盛り込んだんですが、実際にレイヤーさんが撮影してたのは「本堂とお庭」だけ。スタッフさんも「本堂とお庭だけアピールして、あとは副住職様にお任せしてよかったのでは?」と。
あと問題に上がったのが「お寺で撮影できるというポイントをどう生かしていくか」だったんですが、これに関してはもう一工夫二工夫要りそうです。
・オチ
とはいえ。地方でこうしたコスプレ撮影イベントが開催されるのは、規模の大小関わらず喜ばしいことではあるのですよ。南相馬からだと福島市とか郡山市とか宮城県仙台市とかに遠征しないと参加できないというハードルの高さがありまして。衣装小道具一式やカメラ一式を持って遠征するのって結構気力と体力必要なんですよ。なので地方から近い場所での開催イベントというのはホントありがたい存在なのです。
ちょっと固いまとめになってしまいましたが、この南相コスイベント自体は来年も開催予定とのことなので、その時はまたおじゃましたいと思います!拡散もするよ!
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