神代 龍也 Ryuya Kamishiro

プロレスラー / 試合のオファー、イベント、お仕事の依頼、チケット取り置きは、DM又は ryuforthegod@gmail.com まで / ギタリスト / ハンター / バイカー / 全知全能の神 / ジョージ軍団 The アナーキー

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部屋とYシャツと脱臼と靭帯断裂とわたし

吾輩はプロレスラーである。名前はまだない、、、ではなく神代龍也(かみしろりゅうや)というものです。東京を中心に活動している「暗黒プロレス組織666 -トリプルシックス-」というプロレス団体に所属しているエモコア激情型全知全能神タイプのプロレスのラーです。 諸先輩がNoteを書いているのを以前から拝読しており、いつか書いてみたいなと思っていた所、空から夏休みが零れ落ちてきたので筆を執った次第です。 ええ、怪我しましたとも。 これは人生初の脱臼と人生初の靭帯断裂、そして人の

    • 犬は好きだ。 子供の頃に捨て犬を拾ってきて、こっそりと 物置で飼おうとしてバレて怒られたりもした。 飼いたくて飼いたくて仕方がなかったが、 両親が生き物は世話が大変だからと飼うのを 反対するから飼わずに生きてきた。 大人になり東京に上京すると、環境さえ許せば いつでも飼えるようになったが、自分を喰わせるのが やっとのしがないミュージシャン。 お犬様を飼う余裕など到底なく、 働けど働けどなおわが暮らし楽にならざりじっと手を見る、だ。 ま、筆者の場合はまったく働いていなかった

      • 通信販売

        学生の頃、通信販売というものに心が躍った。 自分の場合はVIBESというハーレー雑誌を当時愛読しており、 その広告として色んなショップがバイクのパーツを通信販売していた。 まだ自分のバイクどころか免許も持ってなかったが、 このパーツを付けて、これをこうしてと妄想だけを繰り広げ、 きっちりと幾らかかるかをノートで計算するようなガキだった。 後に東京に出て、ハーレーのカスタムショップに勤め、 VIBESで通信販売を繰り広げていた最大手のバイクショップに 仕事の関係で行くことにな

        • 自由という名の鎖

          TV局のアナウンサーが局を離れ、フリーになる。 そういうニュースをよく聞くが、あれはどこかの芸能事務所に所属するのだから、俺のソレとはまた別モノ。俺のソレは言わば会社を辞め、独立したソレ。要は自営業で社長になったのである。 自営業の社長は孤独である。 小規模で運営するようなところは特に。 全責任は自分だし、時には嫌われ役も買って 出ないといけないし、自分に何かあれば 途端にすべてが回らなくなる。 フリーランスのプロレスラーなんて、 その最たるものだ。 それでもやはり孤独を好

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        部屋とYシャツと脱臼と靭帯断裂とわたし

          渇き

          さて、文章のネタが枯渇している。 もともと、脱臼&靭帯断裂を機に闘病日記として書き始めたnote。 すっかり治ってしまい(とはいえ9割ぐらいだが)闘病日記としては機能せず。元来、文章は得意ではあるが、稀にアウトプットし過ぎてインプットが追い付かず、で、アイデアの枯渇を産むことがある。 趣味の話や新作グッズのあれやこれやはSNSやツイキャス配信で十分伝わるし、この場で近況報告をするのも日記を見られてるようでこそばゆい。 大体、2ヶ月~3ヶ月に1度のスパンで、この頭の中身から

          右に往くか、左へ逝くか

          物語には必ず分岐が現れる。 誰もが自分の人生という最初で最後のたったひとつの物語を初めて紡ぐのだから、どちらに進むべきか大いに悩むだろう。 例えばアナタの前に何かを辞める、辞めないという 2つの選択肢が現れたとしよう。 その時どちらを選んだとしても、アナタが選んだ道が 正解だし、外野に何を言われようと関係ないのである。なぜならその物語は誰のものでもない、アナタ自身の物語だからだ。選んだ道の先に成功が待っていようが、失敗が待っていようがアナタが選んだのだからそれが大正解なので

          右に往くか、左へ逝くか

          圧倒的!

          昨日、遂に病院通いを卒業した。 完治!!とまでは行かないが、とりあえずは 大丈夫とのことで、後楽園大会での復帰も 問題ないでしょう、との診断。 まだ日もあるので、さらに良い状態まで持っていきたいところ。 タイトルは主治医が診察室に 入ってきた俺を見るなり放ったセリフ。 暑いのでタンクトップにハーフパンツ姿、 やはり目立つタトゥーといまは珍しい長髪。 その姿が常人離れしていたようで、口を衝いて出た 言葉が「圧倒的!」 病院でのリハビリもこれにて終了。 後は理学療法士の先生に

          狩るという本能

          狩猟本能というものがある。 何かを虎視眈々と狙い襲う。 肉食動物が持つ獲物を襲う本能だ。 もちろん、人間は肉食だからその本能を持っているし、俺も例外ではない。人よりその本能が強いように思う。なぜなら紛れもなく本物の猟師だからである。 国内ナンバーワンの煩わしさとも言われる銃砲所持許可を取得し、狩猟免許を取り、野山を駆け回る、これでもれっきとしたハンターである。 そしてそのハンターである俺は獲物だけじゃなく、 人間をも標的にする。 銃ではなく、言葉で狩るのである。 それは

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          努力は一切報われないという真理

          人生において努力は一切報われない。 誤解を恐れずに言えば、だ。 こういうことを書くと努力を美しいと思う方々や 苦労を美談にする方々に叩かれるが、個人的に 努力はあまり報われないのがこの世の真理だと思っている。 コツコツと積み重ねてきた努力の人や、 産まれもって授かった人智を越える才能を持つ人を、 運がいい人は一瞬にして抜き去っていく。 産声をあげた瞬間からそれはもう始まっている。 財閥の子息として産まれる子。 スラム街のストリートチルドレンとして産まれる子。 たくさんの

          努力は一切報われないという真理

          神震撃という技について

          俺は技の数が少ないタイプのレスラーである。 プロレス界には多彩な技を縦横無尽に繰り出す選手、 オリジナルムーブをたくさん持つ選手、リング内外に華麗に飛ぶハイフライヤー、反則技に徹するヒール、すべての動きを笑いに変えるコミカルな選手、、、と、たくさんの選手が存在する。 俺は上記の素質を一切持ち合わせていない、類稀なるタイプである。 運動能力が皆無なのだ。 そうはいっても、あんな技やこんな技を繰り出すのだから「そんなことないでしょう」と言われるが、本当なのだ。 俺が持ってい

          神震撃という技について

          初体験

          初体験の話。 といっても、リハビリの話だ。 人生ではじめてのリハビリ。 脱臼するのも初めてなら靭帯断裂もはじめてで リハビリもはじめて、すべて初体験である。 脱臼、靭帯断裂から安静にすること1週間。 まずは主治医の診察からはじまったのですが、 第一声は「マジで!?」だった。 と、いうのもこの怪我だと通常、腕を肩より上にあげるのに2週間以上は要するのだそう。 稀に早い方もいるそうだが、それでも痛みを伴うらしい。なのにも関わらず、俺はいとも簡単に腕を肩より上にあげてみせた。そ

          神代龍也は卑怯者なのか? - 週プロ新人賞第8位とファミカセ展第8位 -

          俺は第8位に縁があるんだ。 プロレスラーとしてデビューした1年目、 週刊プロレスさんで毎年行われる賞レースにノミネートされた。 2022年度のプロレス新人賞である。 これはデビュー1年目のレスラーの中からファンの人気投票で選ばれる賞で、レスラー人生の中でたった1度しかチャンスはない。 なぜならレスラー人生でデビュー1年目というのは1度しかないからだ。

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          神代龍也は卑怯者なのか? - 週プロ新人賞第8位とファミカセ展第8位 -

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          プロレスラーの告白 -Pro wrestler's confession-

          「えー!!!プロレスラー!?」 これがプロレスラーだということを打ち明けた時の 1番多いパターンの反応である。 それはいきつけのカフェだったり、ご飯屋さんだったり、Barだったり、新しく知り合う方だったり。 やはり、レスラーというのは珍しいようで、打ち明けた後は興味津々で痛くないのかだとか、ギャラはどれぐらいなのかだとか、色々と聞かれる。 もちろん、嫌な気はしない。 そもそも聞かれたくなければ、言わなければいいのであって、やはりプロレスラーという職にプライドを持っているし

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          こりゃまるで懸賞生活

          その昔、TVで野菜の名前の付いた芸人さんが 部屋に篭り、ハガキやラジオなんかの懸賞に応募し、当選した商品で やりくりして生活する人気企画があった。 今の俺はまさにそれと同じような感じである。 一つ違うのはその懸賞が全部当たるという夢のような生活だということだ。実際には懸賞ではなく、戴物なんだけれど。 素晴らしい世の中だ。 人類総メディア時代。 幼少期に夢みた未来の世界が今、まさに、ここにある。ネット回線は まるで蜘蛛の糸のように全世界に張り巡らされ、情報が光速で駆け巡る。

          こりゃまるで懸賞生活

          隻腕生活

          隻腕と聞いて思い浮かべるのは誰だろう。 スペースコブラにフック船長、丹下左膳に、、、ライダーマンはアタッチメントだから違うのか。 実在だと水木しげる先生。 ちなみにタイトルをなぜ片腕生活にせず隻腕生活にしたのかというと「片腕」というのは差別用語になるらしい。まぁ、これも欠損している場合の話ではあると思うが。 三角巾ってのも人生初なんだけれど、これ三角巾の中に財布入れたり、ちょっとコンビニで買ったベビースターラーメンを入れたりと中々便利につかえるんですね、どうも俺です、こんに

          外れつちまつた悲しみに

          「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」、、、と映画やドラマによくある注釈をつけたくなるほどの事態ですが、残念ながら俺が脱臼&靭帯断裂を一度に経験したのは紛れもなくノンフィクションであり、「これはCM上の演出です」でもなければ「効果には個人差があります」でもない。 2023.5.21 春 初体験 脱臼 こう書くとまるで俺のフェイバリットドラマの北の国からのタイトルみたい 肩鎖関節脱臼と肩鎖靭帯断裂という仰々しい怪我の初体験を一度に済ませ、ま

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