部屋とYシャツと脱臼と靭帯断裂とわたし
吾輩はプロレスラーである。名前はまだない、、、ではなく神代龍也(かみしろりゅうや)というものです。東京を中心に活動している「暗黒プロレス組織666 -トリプルシックス-」というプロレス団体に所属しているエモコア激情型全知全能神タイプのプロレスのラーです。
諸先輩がNoteを書いているのを以前から拝読しており、いつか書いてみたいなと思っていた所、空から夏休みが零れ落ちてきたので筆を執った次第です。
ええ、怪我しましたとも。
これは人生初の脱臼と人生初の靭帯断裂、そして人の優しさに触れて、
傷と心が癒されていく1人のレスラーの復帰までを描いた小さな小さな物語by片手で執筆スペシャルです。
忘れもしない2023年の5月21日。プロレス年表的に言うと2023.5.21。
あ、一昨日だ。3度目の参戦になる大日本プロレスさんのリングでその瞬間は訪れました。相手は同じ所属団体666の若きエース、筋肉王子こと竹田光珠。試合中、その眩いばかりに輝かん鍛え抜かれた鋼の肉体に刹那、眼を奪われた瞬間、あのフィニッシュホールドが一閃!!、、、と言いたいところですが、試合の途中に「あ!肩!痛っ!」という頭に浮かぶ3文字で気付く。アドレナリンというそりゃ便利で末恐ろしいヤツのおかげでどこでどうなったかわからないのがリアルな話。そこからは肩を抑えてうずくまりたくなるほどの痛み、立っていられなくなりそうな痛みを抱えながら声援のおかげで最後まで戦い抜くことは出来たのですが、その痛めた肩をよりによって変形の関節技で極められて痛恨のギブアップを喫する恐怖のエンディングを迎えることに。
試合後、救急搬送された病院での診断は懸念している中で最も最悪で、
「肩鎖関節脱臼及び肩鎖関節靭帯断裂」
手術が必要で全治6か月というものでした。
2023.6.6に行われるお久しぶりの新宿Face大会も2023.7.23に行われるめちゃくちゃ楽しみにしていたメリケンパークプロレスフェスにも出れない、そしてなにより大一番であった2023.8.2の666後楽園ホール大会も出れないのかと。。。夜の救急病院の中待合の廊下でひとりさめざめと涙したのです。自分の不徳の致すところだと壁に頭を何度も何度も、、、打ち付けたりはしてません。
ただ、夜間救急での診断ですので詳しくは紹介状を書くので大きい病院で専門医の診断を仰いでくださいとの注釈がついたのが救いです。
翌日の大きい病院での診断の恐怖、手術への不安、怪我の痛み、、、
多分、今夜は痛くて眠れないと思いますという言葉とは裏腹に、がっつり朝まで爆睡、快眠するという超人ぶりを発揮し、朝からいそいそと支度し、「片手でTシャツが着れねぇー!」と叫びながら、大きな病院へと向かうのは、また、次のおはなし。