Hollow Knight 感想(ネタバレ)

プレイ後の感想


ストーリーなんかよくわかんないゲーム問題

 一般に、一周してこのゲームの内容を理解できるプレイヤーはどれぐらいいるだろうか。
かなり前衛的なつくりだと思うのだが、こういったスタイルのゲームは少なくない。というか、最近、一般的に思える。
複雑な内容を圧縮すると必然的にこうなるのか、それともゲームプレイを阻害せずに複雑なストーリーを組むとこうなるかというゲーム製作上の理由なのかもしれないと感じる。
が、まぁ実際はそうではないのだろう。会話シーンがほとんど散文的、詩的なのは意図して行われてるだろうし。

 とはいえ、ノーマルクリアでも自分よりでかいホロウナイトを倒してちんぷんかんぷん、トゥルーでもラスボスが影にとらわれてちんぷんかんぷんと、あんまり読後感はよくない。

ボスの緊張感のバランス、神

 回復チャンスの絶妙な度合いが神がかっていると思う。スタンさせるまではほとんど猶予なし、しかし、攻撃を見切れば回復できる。
ボスがスタンするというのも、不思議なことにそれが強敵という感覚を強くさせる。スタンさせるまで一苦労ですからね。

 被ダメ時の演出による焦燥感のコントロール度合いなんか、アクションゲームの研究の最先端といっていいんじゃなかろうか。

最後まで納得いかないファストトラベル、店配置

 これはもう、ダメダメだと感じた。メトロイドヴァニアのなかでもかなりファストトラベルを多用するほうなのに。
大概、インディーのメトロイド系って実質一本道だったりしますしね。
エンドコンテンツを迎えても、神の家や闘技場までまた微妙に遠かったり、納得がいかない。普通に駅直通でええやんと。
トラムもまた微妙な配置。
ラスボス前にはベンチへのワープすらあってもいいレベルだろう。


 エンドコンテンツはそんな触らず。チャーム全回収ぐらいはしようと思ったけど、やらないかな。
神の家の充実っぷりは多分、特筆すべきなんだろうけど、やってないからな。
闘技場のLv3すらやってません。どっちかというとそのうち二週目やりたいなというぐらいか。



プレイ中の感想



 メトロイドヴァニアはori and the will of the wispが最高傑作だと断言する信者なので、それと比較しつつ。

演出をプレイヤーに感じさせるのが下手?


  操作感はあまり楽しくないが、簡素で小回りが効く
oriと比べるとものすごく簡素で、キャラの歩き動作ひとつとってもなんかかっこよくない。
釘の振りもなんというか、つまらない。敵を攻撃すると主人公側がノックバックするのも、なんというか楽しくない。
その分、不便さみたいなのは感じにくい。いぶし銀というか。
移動系のアプグレが上がってくると楽しい。
簡素な反面、キビキビ動く。
oriはそういえばクセをコントロールするのが楽しいみたいなところがあった。

  ビジュアルは一見簡素だが、よく見るとゴージャス、結局見にくい。
 他人のプレイ動画を見た時、なんだかあんまり楽しくなさそうだなと感じた。全部モノトーンだし。
ムシのビジュアルもカワイイ目だが、なんだか面白みに欠ける。主人公もナントモ言えない没個性。
だが、光の表現なんかはoriと似ている。常にブラーがかかってるような、きらめく感じ。

プレイしてみるとかなり豪華に表現されていることに気付く。小物も多いし、背景もなんかすごい。
キャラも2D的なアニメはぎこちないが、妙にグリグリ動く。枚数は少ないけど表現は多彩。
しかし、それをプレイヤーに感じさせることをあんまり意識していない気がする。
ボス戦の背景よく見るとスゴイ凝っている、だが、背景などよく見ない。

で、言うまでもなく背景、破壊オブジェ、入れる水と入れない水、ゴチャゴチャとしててわかりにくい。画面は全体的に暗いが、光の表現は強烈で、明度をあげると太陽拳を食らう。
入れない水はもう赤色でいいじゃない。敵はちょっと輪郭が発光してたら良いじゃない。

インターフェース、システムはダメ。

  ファストトラベル最悪すぎる
少ないし、設置地点もなんだかよくわからないことが多い。
起動に金が必要なのも、実際に障害になるシーンは少ないが、好きな設計ではない。
銀行や各ショップが点在しているのも、プレイヤーに探索を強要しているようで合意できない。
とにかくファストトラベルが不便。これだけで―30点ぐらい。

 

  チャームシステムはセーブポイントのみ
ボス戦闘中でのみ変更禁止、ぐらいで良いじゃないですか。
こういうのはドンドン付け替えて試したりできるべき。
あとチャーム屋でチャームポイント売っていることに気付くの遅いと難易度激増する気がする。
ギリアウトな不親切だ。

探索や強化はかなりイイ

 探索の自由度は高い目
メトロイドヴァニアの中でもアチコチ行ける度合いは高めじゃないだろうか。
その分、現状行けない区域のことを忘れてしまいがち。
ピンで目印を建てられるのだが、色のサインだけでは物足らないことも多い。コメントとか書かせてくれと思う。
マップに挿すピンの個数制限があるのも、購入式なのもダルいだけで意味不明。

おそらく人気の主なポイントはここな気がする。
未知のエリア探索がメトロイドヴァニアの本命。


プレイ中感想

 飛んでる槍兵
ウザすぎる。水路、古代の穴のあたりでこいつにキレまくる。
 デカイクラゲ
無視するのが正解なのん?
 スイツキマーム
飛ぶ敵を生産するデカイ芋虫の母体みたいなボス。こいつで3000円ロスする。3,000円て。
 暗闇の巣のノスク。
結構強かった。ヌルゲープレイじゃそろそろ通用しない感じ。
 水晶の発掘現場
多分、アスレチック難度の高いところはスキップ可能?
だが見えてるところに難易度高いものがあるのはちょっとヤだ。
 夢見の剣900でテレポ
遅すぎるぅー。そして能力は(たぶん)無際限に使えるので、強すぎる。
もっと制限ある形ではやく入手させてくれー。

 ノーマルエンド後。
真エンドに至る道筋がハッキリと示されないのは好きではない。


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