自身を「トレーナー」という理由
トレーナーとして活動しております。酒井隆太と申します。
繰り返しになりますが、私は「トレーナー」として活動しております。
「スポーツトレーナー / トレーナー」という呼び方
この名称について、アスリートの身体面のサポートをする人のことを一般的に「スポーツトレーナー/トレーナー」と呼ぶことが多いと思います。
では、実際に身体面のサポートとは、何でしょうか?
外傷からの復帰のためのリハビリ
身体を鍛えるためのトレーニング
身体の疲労などから回復させるための治療、施術
などが主に挙げられると思います。
上記のようなこと全てを一括で担っているのが「スポーツトレーナー / トレーナー」であるという認識によって、この呼び方が出来たのではないかと個人的には思っています。
スポーツ現場における専門性の違い
実際はこの「トレーナー」という呼称は曖昧で、実際には担当している専門分野や責任範囲によって立場や業務が異なります。
主に、アスレティックトレーナー(以降、AT)、ストレングス&コンディショニングコーチ(以降、S&Cコーチ)、理学療法士や柔道整復師、鍼灸師などの医療資格保持者の治療家の方々がスポーツの現場におり「トレーナー」と呼ばれることが多いと思います。
この段階で既に色々な立場、資格を述べましたが、私はこの資格をその人が何を専門にしているか、もしくはどのような業務がスポーツ現場で出来るかという指標として捉えています。
それぞれが専門職なので、それぞれの立場で活動されている方々の中で名称や呼称を気にされる方がおられるのも事実です。
資格と仕事
私はスポーツ現場で活動をしているので、その専門性の違いは理解しております。
ただ、それぞれの専門家がアプローチの仕方や手段は異なっていてもスポーツ現場においてアスリートのサポートをする仕事をしているという事実は変わらないと考えています。
アスリート達は専門家の呼称を理解していなくても自身の競技や目標に合った「トレーナー」を探しますし、スポーツ観戦をする方々もトレーナーの専門性を理解しなくてもスポーツを観て楽しむことが出来ます。
世間一般の捉え方としてスポーツ現場には「トレーナー」と呼ばれる人たちがいるという事実を知っていても、その専門性を必ず知っておく必要はありません。
資格はその人が何を専門としているか、その専門性を認識するために必要なものだと思います。しかし、私はスポーツ現場における仕事がその専門性と常に100%一致していることはないと考えています。
私もATとS&Cコーチの資格の両方を所持しています。私はこの2つの専門知識の両方を用いてアスリートをサポートする仕事をおこなっております。いずれかの知識を取捨選択することはありません。
なので、私はATとS&Cコーチのいずれかではなく、自身のことを「トレーナー」として捉えています。
まとめ
資格は専門性を示すものであるが、スポーツ現場における仕事と同義ではないと思います。
アスリートをサポートする仕事をおこなうという点において、私は自身の事を「トレーナー」と言っています。私は、スポーツ現場において仕事を全うできるように資格にとらわれることなく、引き続き学びや経験を培っていきたいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。