雑念日記 | 死を思う
先日、葬儀に出席した。
近所の方が亡くなったのだ。
私が住んでいる地域では、近所の方の葬儀に出席する。
さらに、同じ班(いわゆる回覧板を回す班)だと、お通夜やお葬式の受付や親族への配膳などを受け持つ。
ここに引っ越して3年になるが、今回を除き過去に一度だけ葬儀に出席したことがある。この時は班の人だったので、配膳を担当した。なにやら、男性は受付、女性は配膳と決まっているようだ。
葬儀はコロナの真っ只中に行われたのでいつもと勝手が違い、配膳担当としてすることはほとんどなく、生まれて初めて着用する黒いエプロンを珍しげに眺めただけだった。
この時亡くなった方は以前から体調を崩されていたと聞いていたので、ある程度心構えが出来ていたけれど、今回は突然の訃報。
会うたびにとても気が利く優しい方だなぁと思っていたので、もう会えない、と言う事実にただただ呆然とした。
でも「実感が湧かない」と言うのが正直なところで、お通夜、お葬式を経て、数日経った今も消化できない思いを心に抱えている。
日々を生きていると、「人はいずれ死ぬ」という紛れもない事実をいとも簡単に忘れてしまう。
かといって、それを意識し続けたまま、生きていくのもなんだかくるしい。
時々、その原点に立ち返って、今ある「この瞬間」を噛み締めるのが良いのだろうか。
死への向き合い方はまだよくわからない。
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