
【エッセー】トンボの空飛ぶ自転車は危ないって子どもの頃から言い続けてる

『魔女の宅急便』の話題になると、決まって言うのが、「トンボの空飛ぶ自転車は危ない」である。調べてみたら、「案の定・・・。」と言わざるを得ない結果となった。
それはそうと、「再現」ってのが気になるところやな。それこそ危ないやろ。アニメの世界ですら「このチャリ危ないよなあ・・・。」と思ってたのに。現実世界に持ち込まれた日には。「あぶねっ!」では済まないかもしれない。「何か起きてからでは遅いんだって!」とお叱りの言葉を受けている光景が目に浮かんでくるようだ。くわばら、くわばら・・・。
ノリで「くわばら、くわばら・・・。」と書いてみたが、どういう意味だか、全く理解していない。なんか、災厄を回避する、おまじないみたいな、そんなイメージがある。
どうでもいいことだが、「桑原」という苗字の人が「くわばら、くわばら・・・。」と唱えていると、「フフッ(笑)」と笑ってしまいそうだなと感じるのは、僕だけだろうか?
「どうでもいいこと」と前置きした上で、本当に、「どうでもいいこと」を書くヤツがあるか!「どうでもいい」はフック的役割に過ぎず、「どうでもあること」を書くのが常道であろう!
で。
『魔女の宅急便』のトンボの空飛ぶ自転車が危ないって話やねんけど、コレ、僕の中で、結論、既に出てるんよ。それも子どもの頃から。そう。プロペラ。多分、僕、プロペラ恐怖症やねん。そんな恐怖症が存在するんか、良く分からへんけども。
あと、キッカケもなぁ、ハッキリしてるねんなぁ、実は。この話をすると、上手く伝わるか、イマイチ分からへんねんけど・・・。その、『チャッキー』って、ホラー映画が、絡んでくるんやけど。ソレを知ってる人やったら、「あぁ~!」ってなるんちゃうかな。多分。
あくまでも、僕の記憶の中の話やから、間違いがあったらごめんなさい、と断った上で書くんやけど、チャッキーを倒すラストシーンかなんかで、小競り合いになった末に、チャッキーが、高いところから落ちていくシーンがあるわけよ。
で、その、落ちて行く一部始終が、スローモーションのような状態になって、やがて、プロペラに巻き込まれて、木端微塵になってしまう・・・、という、無残な結末を迎えて、ハッピーエンド(でいいんか?)を迎えるんやけども。
コレ。おそらく、このシーンで、僕は、プロペラ恐怖症になったんや。言うならば、チャッキーのせいや。おい!どうしてくれるんや!チャッキー!
・・・とか言ってたら、「八つ当たりする子にはバツを与えないとなぁ!?」とかなんとか言ってきて、チェーンソーかなんかで、「ギュイイイイーン!!!!」って、首チョンパされかねへんから、やめとこ。「口は災いの元」とは良く言ったもんやで。ヒェ~、おっかねぇ。
「くわばら、くわばら・・・。」(マイブーム)
で。
プロペラってさ、別にさ、『魔女の宅急便』のトンボの空飛ぶ自転車に限った話じゃないんよな。考えてみれば当たり前の話やけどさ。それで結構、困ってたりするわけよ・・・。
まず、真っ先に思い付くのが、扇風機ね。コレ、安全性を高めるために、フタが付けられてると思うんやけど、たまに、たま~にやけどさ、フタが壊れたんか良く分からんけど、プロペラをむき出しの状態にして使うケース、あるねんな。
アレはホンマにヤバい。語彙力を失って「ヤバい」としか形容出来へんレベルでヤバい。なんでむき出しで使えるんやろう。その神経が分からへん。侮辱でもなんでもないねん。僕には到底理解出来へん行動を取ってることへの疑問として言ってるんやけども。
近しいところでいうと、僕の家族も、一時期、むき出しのままで使ってたんよ。「フタが壊れて付けられんくなったけど、ちゃんと風は来るから、へーきへーき」とか言いながら。「何が平気なんやろう・・・。」と困惑しながら、扇風機から一番離れた場所に陣取ってたな。当時は。
ていうか、そもそも、見るのも嫌なのよ。むき出し状態のプロペラを。危ない以前の話やねん。なんていうんやろう、悪い意味で、想像力が豊かなんかもしれんな。「もしも不慮の事故が起きたら・・・。」ってさ。起き得るやん。アクシデントが多発したら。二次被害、三次被害、みたいな感じでさ。その時点で、もう、痛くなってくるというか・・・。精神的にな。そういうのも・・・、イヤ。
ダメ。ムリ。ヤダ。
女の子が言ってれば可愛げがあるけど三十路男性ではなぁ・・・。
で。
書きながら思い出してたのが、『バイオハザード・ザ・ファイナル』って映画な。コレは、僕は、バイオハザードシリーズは、別に追ってなかったんやけど、当時、付き合ってた恋人が、たまたま追ってて、じゃあ付き添いで俺も見るわぁ、って流れで、見に行ったんやけど、それが間違いの始まりだったという・・・。
正直、映画の内容は、もう、全くと言って良いほど、覚えてないねん。そもそも知らんもん。「ザ・ファイナル」に至る過程までを。そりゃあ感情移入出来へんって。申し訳ないけども。作品の出来不出来の問題じゃなくてな。僕のスタンスの問題や。
ただ、一箇所だけ、強烈に記憶に残ってるシーンがあってな・・・。まぁ、例に洩(も)れず、記憶ベースで書くから、間違ってたらごめんやけども。コレももちろんプロペラ。なんかね、風力で押し戻されそうになってるのよ。数少ない生存者達が。で、風に負けて、手を放してしまうと、プロペラの餌食になる、みたいなシチュエーションなわけ。
もうこの時点で、「おいおい・・・。やめてくれよ・・・。」ってなってたんやけど、恐れていたことが、現実として起こってしまう。「ううっ・・・!」と、我慢の限界に達したような、唸り声をあげたかと思えば、手が離れて、ヒュ~~~ン、バババババ・・・。(みなまで言うまい)
僕にとっては、『バイオハザード・ザ・ファイナル』は、その印象しか残ってない。どんな結末を迎えたんかも、良く覚えてへん。なのに、プロペラのワンシーンだけは、一部始終、ハッキリと記憶してる。そんな有り様よ。
アビゲイル(Abigail)
ラクーンシティ廃墟の生存者の一人。盗難車の解体をしていた父の影響で機械に強く、様々な物を改造できる。
ラクーンシティでの籠城戦では、窓ふき用のゴンドラを改造してクレーン代わりに使っていたのをアリスの注文を受けての再改造によって即席のカタパルト(投石機)を作り出し、ビル内に大量に確保してあったガソリンとの組み合わせでアンブレラの装甲車を破壊するなどの活躍を見せた。その後はアリス達と行動を共にしてクレーターの底にあるハイブへと潜入したが、ウェスカーが起動したタービンの刃に巻き込まれ、命を落とした。
ココまで書いて、なんだか懐かしくなってきて、Wikipediaを一通りチェックしてみたんやけど、多分、この人やな。僕が書いたワンシーンで亡くなった人は。「タービンの刃」って言うんやな。「プロペラ」じゃなかったらしい。スマン。
「それがどうした~♪」
「ぼくドラえもん~♪」
子どもの頃から「何でこの流れで自己紹介するんやろう・・・。」と疑問に思ってたんやけど、同じ疑問を抱いてた人、おる?
その前に、「タービンの刃」に失礼やな。「それがどうした〜♪」とか言ってたら。そのことに「スマン」と謝るべきやったな。いや、むしろ、「申し訳ありませんでした」と非礼を詫びた方がええやろうな。
そういや、「どうもすいませんでした!」って、謝る気サラサラ無さそうな迫真顔で言う一発ギャグを持ってたお笑い芸人さん、元気にしてんのかなぁ?