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【夢日記】2024.12.21(土)夏合宿メイキング映像(10年越し)

大学時代のバスケサークルでの夏合宿の夢を見たのだけど、当時の出来事が走馬灯のように思い出される、といったテイストではなくて、メイキング映像的な作りになっている、なんとも不思議な夢体験だった。

僕が2回生(2年生)の頃に参加した夏合宿だったため、3回生の先輩達が主となって運営してくれていたのだけど、どういうイベントをすればみんな楽しんでもらえるだろうか、といったアイデア出し(企画会議)の時間を、カメラで回している映像を見るかの如く、僕が眺めていた。

(場面転換)

次に、買い出しを行なっている様子が映し出された。3回生の先輩達が和気藹々としている。男性は、MさんとSさん。女性は、YさんとNさん。

他にも数名、総勢、7~8名ぐらい居たのだけど、”顔は覚えてるけど名前が出て来ない”状態なので、イニシャルは控えることとする。また、イニシャルが1つなのも、「苗字は覚えてるけど…。」「名前は覚えてるけど…。」状態で、誰一人、フルネームを思い出すことが出来なかったため、このような形となった。すんません!(平謝り)

Sさんが大きなキャベツを手に取っている様子を見て、「あぁ、だからか…。」と合点が行く。夏合宿の時に、山盛りのコールスローが出て来たのは、メチャクチャ大きいキャベツを買ってきたからなんだ、と思ったからだ。「あの時は『残したらあかん!』と思って、キャベツばかり食っていたなぁ…。」と、思わず苦笑い。けれども、今となっては、良い思い出だ。

【※】夢を見ている時は、まるで現実で体験したかの如く、コールスローを頬張る姿が思い出されたのだけど、目が覚めてから、当時の記憶を思い起こすものの、そんなものを食べた記憶が無い、というか、夏合宿中の食事は、お世話になっている宿舎が用意して下さった料理を食べていたので、そもそも自分達で作ってすらいない。不思議なこともあったもんだ…。

(場面転換)

最後は、みんなが夏合宿を楽しんでいる様子を、まるで別世界に居るかの如く、遠巻きから眺めていた。ただ、「自分一人だけ取り残されている…。」といった、マイナスの感情は渦巻いておらず、「みんな良い笑顔してるなぁ…。」といった、プラスの感情に満たされていた。どちらかといえば、当事者視点、というよりも、保護者的視点、に近かった気がする。

そんな気持ちで、あたたかいまなざしを向けていたら、

「ねっ、あっち行こー!」

「あっ…。」

不意に、僕に向かって、声を掛けて来る人物が現れた。近くに来ていたことさえ気づかなかった僕は、分かりやすく、キョドキョドしたリアクションをとってしまう。だが、声の主は、そんな僕を見ながら、柔和な笑みを浮かべていた。その笑顔は、”ダサい姿もまるごと受け入れるよ”と言ってくれているようだった。

声の主は、そのまま僕の手を取って、みんながワイワイと騒いでいる輪の元に向かって歩いて行く。ココでようやく、誰が僕に声を掛けてくれたのか、気が付いた。同期のA.M(女)だ。

彼女が僕に声を掛けてくれた、そんな事実を目の当たりにして、にわかに、胸のトキメキを覚え始めた。間違いない。たった今、僕は、恋に落ちた。断言しよう。これから僕は、彼女のことを、ますます、好きになっていく。

僕とA.Mがみんなの輪に加わるまでの距離、時間にすれば、10秒も無いぐらいの距離だが、この時間が、永遠に続いてくれればいいのにな、と願ったところで、目が覚めた。



1回生の初夏頃だったか、僕がまだ、サークルの雰囲気に馴染めていなかった頃、突然、A.Mから、LINEが届いた。

「今日の夜、花火やるんやけど、一緒にやろー!」

確か、こんなメッセージだった。「?」じゃなくて「!」だった。疑問形じゃなかったのは間違いない。この誘われ方って良いなぁ、自分には出来ない芸当だなぁ、そんな印象が残っているから。

なぜ僕に声を掛けてくれたのかは、直接には聞けていないのだけど、おそらく、僕が距離感を探っている感じなのを受けて、交流の場を設けてくれたのだと、勝手に解釈している。元来、A.Mは、そういう気遣いが出来る女性なのだ。(僕がそういう視点で彼女のことを眺めていたのは否めないが)

彼女の厚意に感謝の念を抱きながら、「ちょうど空いてるから行く」という旨のメッセージを送った。花火を楽しんだ後、レンタルビデオ屋さんに立ち寄って、A.Mの自宅で、夜更けまで映画を見て、そのまま雑魚寝した。

僕とA.M以外にも、サークルの同期が数名居た。男女比が均等だったのは覚えている。「2:2」か「3:3」だったはず。ハッキリと思い出せないのは、おそらく、A.Mのことしか見えていなかったからだと思われる。

そう考えると、映画の内容も、ほとんど思い出せない。「B級映画はツッコミどころが多くてみんなで見る方が楽しめる」とか言って、喋りっぱなしで映像を眺めている状態だったので、当然といえば当然ではあるのだが、映画の内容よりも、A.Mの一挙手一投足に視線を配っていたのは事実なので、やはり”くびったけ”だったのだろう。

そんな彼女に対して、恋慕の念が最高潮にまで高まったタイミングで、告白したが、見事に玉砕し、その後、気まずい関係になってしまったのは、今となっては良い思い出・・・、と昇華させることは出来ず、「本当に好きな人とは(恋の駆け引きに気が回らず)交際に発展しない」という持論を持つに至ったことを、この場を借りて、カミングアウトさせていただく。

救いなのは、交流が無くなった今も、Xのフォローリストから外れていない、ということだろうか。そんな彼女は、家庭を持ち、ママにもなったらしい。僕は、パパはおろか、彼女が出来る気配すら、無い。

・・・。(しばしの沈黙)

月並みな言葉だが、幸せになって欲しいなと、陰ながら、願う。

【※】テーマソング My Hair is Bad『カモフラージュ』

青春だったんだ
いつだって終わって気がついた
思い出はあの頃の今だった

愛は感情じゃないと気づいたハートが
潤ってもう乾くことがないこと
教えてくれたんだ

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