恒星日誌0824

帰りの電車賃が無くなるほど無計画に遊び歩いてしまった。いや、本当は電車賃くらいあるのだけど、残り少ない現金が券売機に吸い込まれるのが嫌だったのと、比較的涼しい夜だったことを理由に、夜道を3駅分歩いて帰った。

誰かと通話でもしながら歩けたらいいのだが、僕には他人の充実した生活に突然割り込むような度胸がないので、大人しくイヤホンで工藤祐次郎の『残暑見舞い』を聴きながら歩いていた。

少しすると、お呼びですか!!と言わんばかりに友人から着信があった。「酔っ払って電車で寝過ごした。いま戻ってる。クソ気持ち悪い。歩いて酔いを覚ます。」とのことだった。電話掛けてないで早く帰って寝なさいよ。

まあ僕は内心、かまってもらえて嬉しいのでそのまま通話に付き合った。ははん。

この友人は大変に気のいい奴なのだ。例えば、3人で歩いていても、僕が靴紐を結ぶために止まると、すぐに気付いて待っていてくれるタイプ。

足止めしてばかりでは悪いだろうと、僕が友人たちより一足早く前方に走ってから靴紐を結ぶ時間を稼ごうとすると、なぜか瞬時に同じ速度で並走してくる。もしかして他人が靴紐結ぶところ見たいのか?そうなのか?靴紐、好きなのか?そっか。

通常、3人で歩いていて、自分が単独行動を取ろうものなら、大抵は2人に気付かれず置いていかれる。悲しいね。でもは人生そういうものです。諦めましょう。

だから僕は3人で歩くのが苦手です。どのポジションで歩いていても押し出されて2人の後ろを歩く羽目になるので。この気持ち、わかってくれる人だけ集めて飲み行きたいわ。この気持ち、わかってくれる人だけ集めて3人で歩いたらどうなるんだろう?全員後ろに行っちゃったらウケるね。

だらだら話しながら、来月、川釣りに行こうと決めました。

ゴーゴー魚釣、大漁を願って。

工藤祐次郎でした。

嘘です。
じゃあね。

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