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新しいこと

孤独の中で闇に魂を売り、その観念の中は私とその世界の広がりしか赦されていない。そのようなところが私の作業場であって、誰も入場を赦さない。そのようなところで新しいことを見つけたとしよう。其れは決して喜ばしいことではない。私と世界の広がりでしかないところでの新しいことは精神の重荷になるからで有る。その新しいことをこの世界に打ち明けたとしよう。其れが止まない賛美、大地が震えるほどあったらさぞ嬉しいだろう。然し、其れがそうでもない、又は中傷の対象になつたら生きていけると思うのだろうか。書くことは誰かに近づくことなのであらうか。

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