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little_shipyard
命日に
空を眺めている時、いつもちょっとだけ、
母を、母が亡くなった頃に考えた事を思い出す。
まだまだこんなふうに当たり前に毎日ちょこっとずつ違う、綺麗な空を見たかっただろうな、って。
3年前の今日、あと15時間ほどで、まさか倒れるとは思ってもみないはず。
あと15時間で幕を閉じるってどう?
何にも手につかないね。
分かっていれば、の話。
いつも通りの時間。
近所に買い物に出た父さんが、無事に帰ってくるかな。
お昼は何を食べようかな。
片付けしないと。
明日は孫に会えるか、何か買ってこうかな。
でも、突然、全部終わっちゃったね。
あとの事は大丈夫だよ、って言うしかない。
今となっては。
病気がちだった兄を先に見送って、
父と二人、正直ようやく安堵の日々だったろう。
まだまだ楽しみたかったよね。
葬儀の頃を思い出すと、ありきたりだけど、
心に流れるのは、「花の匂い」。
続いて流れる「旅立ちの唄」は、
なんでかな?兄を悼むメロディ。
そして、母が人生を共にした妻だという事を、どうやら忘れてしまったらしい父の代わりに、
父の気持ちを歌っているような気がするのは、
「愛の花」
あ…ここはミスチルでまとめられなかった!
どうしても、「愛の花」は外せない。
私も、当たり前に空を眺められる日が、いつかは終わるんだな。
周りの目を気にしたり、軽い感覚で大切な愛を見逃したり、してる場合じゃないよな。
私の時は、子供達、何を流してくれるだろう。
お母さんって言えばねー♪
コレ、いつも聴かされたね、って笑いながら、
私の車に乗せてる曲を流して、見送ってね。