営業という仕事に本当に必要なスキルについて
本当にコミュニケーション能力が高い人は理解力が図抜けて高い
営業という仕事をやっていて、やり慣れている方々から格言の様に頂く言葉がある。
「お喋りなやつが営業が上手いとは限らない」
その通りだと思う。
この、「限らない」という言葉がミソで、
とてもわかりにくい表現になってしまうが、僕が表現したい事を言葉に表すと、
「お喋りなやつが営業が上手いとは一概にいえないけど、お喋りが上手いやつに営業が上手いやつは多いよね。だって使うスキルが似てるもの」
という表現になる。
そもそも営業のお仕事というのは【喋ること】ではない
【マッチングを円滑に行う】事が営業のお仕事である。
実例で話すと、
◆お腹が空いています という人に対して
◆このような食べ物がありますよ と紹介して
この二つを結びつけ、両者を幸せにする。
これが営業のお仕事である。
今の実例だけだと、「え?なにそれ。簡単なんだけど?」となりそうだが、
この仕事、実はとても奥が深い
目的は、【両者を幸せにする】なのだから、実は際限がないのだ。
◆お腹が空いています という人に対して
・まず本当にお腹が空いているのか、この時間にお腹が空くのは適正か。病気ではないか。医者を勧めなくていいか。
・お腹が空いていますと言った時までの食事の履歴はどうか。
何を多く食べ、どの栄養素が不足しているか。
・お腹が空いていますと言った人の好みは何か。何が好きで、何が嫌いか。
・お腹が空いていますと言った人の経済状況はどうか。どれくらいのお金を食べ物使うことを適正と考えるのか
・お腹が空いていますと言った人は今どこにいて、その食べ物が手に入る場所までの距離はどうか。どこまでの距離なら、食べ物の為に動けるか。
◆食べ物を提供する店に対して
・そのお店の得意料理は何か 食べたいと訪れたお客様に対して、気持ちよくその食べ物を提供してもらえるか
・来るお客様の情報を提供し、食べ物を食べてもらう以外の満足・幸福を提供し、さらに利益をあげる方法はないか
・来るお客様がどのような人脈を持っていて、どうすれば紹介がもらえ、さらに顧客を増やすことができるか。
食べ物の店としてわかりやすく例を出してしまった為、
かなり誇張した表現になってしまったが、
どんな商品を扱ったとしても、【二つの存在をWin-Winにする】という仕事に対して、どれだけ真剣になれるかが営業の仕事であり、
その仕事に対して最も必要なスキルは【理解力】であり、
さらに進んで言うと【察知能力】などになると思われる。
冒頭、一番目の例で言うと、「お腹が空いている」という人が
「今お腹すいてるんですよね。でも、この時間にお腹空く事なくて、
珍しいなぁと思うんですけど、もしかして病気だったりしてw
なわけないかwwwww」などとは言ってくれない。
お腹が空いているという人に対して
・表情 ・話している内容 ・過去のデータ比較 ・建前に潜む本音予想
などから、勝手に理解して、最適な解を導き出して提案してかなければならない。
超ド級の【理解力】と【察知能力】が必要な理由がこれである。
それがわかったところで、
じゃあそれを身につける為にはどうしたらいいのという回答を出さないことには、noteの意味が無いと思うので答えると、
その能力を適切に鍛えるだけでなく、とってもラッキーな付加価値が得られる方法がある。
知らない人に声をかけ、自分を売り込み、
相手の話している事を理解し、相手の心根を察知し
うまく行けばそのまま結婚できる可能性を秘めている方法。
【ナンパ】である。
【②営業に必要な意外な能力とは】参照