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今年初映画

昨年の頭から、『毎月1度は映画館に行く』を目標にして、何となく達成してきた。今年は年明けからドタバタしていてなかなか時間を作れなかったのだが、昨日ようやく今年初映画館に行ってきた。

今年初映画に選んだのは、デジタルリマスター版をリバイバル上映していた、タランティーノ監督のデビュー作『レザボア・ドッグス』と、同じくリバイバル上映、今敏監督のアニメーション映画『千年女優』の2本。今年初映画にして今年初ハシゴだった。どちらもマイベストと言ってもいいくらい大好きな映画、どちらも10年以上ぶりの鑑賞、どちらも映画館で観るのは初めてだったが、めちゃくちゃ良かった。魂を揺さぶられた。映画館で観られて良かった。

『レザボア・ドッグス』、何から何までめちゃくちゃにクールでイカした映画だった。音楽が全部カッコイイ。登場人物が全員カッコイイ。脚本が、画が、俳優陣の演技が、全部最高にカッコイイ。久しぶりに観ても非の打ち所がないと言ってもいいくらいに完璧な映画だった。中でもハーヴェイ・カイテルとスティーブ・ブシェミは出色。そう言えばこの映画を観てこの2人が大好きになって、2人の出ている映画を見漁った20代だったのでした。

『千年女優』、何と深い映画なのだろうか。現実と虚構をシームレスに描くことが出来るのはアニメーションの特長であり、今敏監督の真骨頂とも言えるかもしれないが、極まっていた。愛とか芸術とか戦争とか懐古とか一途な想いとか、重めのテーマを扱いながらもお仕着せがましくなく、軽妙なオブラートに包んでエンタメとして見せながら、いつの間にかぐっと深いところを鷲掴みにされる。ラストシーン、エンディング曲がカットインする所のカッコよさと言ったら!どちらも最高の映画でした。

千年女優は、昔大好きだった伝説の女優のインタビュー……という形式のお話である。昔大好きだった映画に20年の時を経て久しぶりに会ったら、変わらず最高に魅力的だった。それはとても嬉しいことだ。久しぶりに映画を浴びて、何だか分からないエネルギーがチャージされた、そんな有意義な日曜でした。さ、今週も頑張るぞ!

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