ネイバーアート 生みだす人「松浦牧場 酪農家の松浦千博さん」
身近に感じるアートを
「ネイバーアート」と名付けました。
それを生み出す人はもちろん
「ネイバーアーティスト」です。
Neighbor Art ネイバーアート
Neighbor Artist ネイバーアーティスト
この二つをぼくなりの
読み解き方 Literacy リテラシーで、
Curation キュレーション 発信していきます。
生みだす人
そこから感じるモノ
地域おこし協力隊となり、改めて新富や宮崎と関わり、いろんな地域で活動するメンバーと出会う機会が格段に増えました。ほぼ毎日、新しいメンバーに出会っていると思います。そのメンバーは何かを生みだしている。もしくは生みだそうとしている人であり、ぼくにとってはネイバーアーティストです。そんな方を「生みだす人 そこから感じるモノ」として紹介します。
地域の生産者の方々をみていると、手元でつくられるものと、その方の周りやうしろにできあがるものがあるのが、すごく興味深いです。ずっと関わっていると、そういうものに気付くことがあります。
今日は、そんな新富町の生産者の方を紹介します。松浦牧場の酪農家の松浦千博さんです。たくさんの乳牛を育て、MATSUURA MILKまつうらみるくを生産されてます。教育プログラムや修学旅行などを受け入れ、牧場体験なども実施しています。
地域おこし協力隊に着任してすぐから、食事会に招いてもらったり、牧場でワークショップをさせてもらってました。食事会はこれまで10回近くは参加させてもらったんじゃないかな。食事会にはぼくだけじゃなく、新富町内に限らずいろんな方が参加してました。おいしいものを食べ、いろんな人と交流し、寒い時期は火を囲む。冬のミルクスープは最高でした。食事会や交流の場で感じる、用意されてない主体・主観的な感触や気付きで、松浦牧場が一気に好きになるんです。たぶん、食事会に参加したメンバーもそれを感じてるんじゃないかな。それは、松浦牧場のファンや、支えるチームづくりにつながるんだと思います。
松浦さんが牧場で生みだす人とのつながりや交流の場。とても魅力的です。それもMATSUURA MILKまつうらみるくの魅力なんだと思います。
甲斐隆児 / アーティスト、ネイバーアートキュレーター
宮崎県出身。大学で油絵を専攻。子どもNPO法人、児童養護施設、農業などに従事。福岡県で緑地保全活動等に携わり、2021年に宮崎県新富町の地域おこし協力隊として移住。アートプログラムや新富芸術祭を担当。
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