過疎地の未来
岡山県吉備中央町の吉備プラザで開催された「青い鳥」医療介護連携研修に参加しました。2ヶ月に1回第二木曜日に開催され、毎回参加させていただいています。
参加者とスタッフ20名ほどで行われ、アットホームな雰囲気の中で意見交換や感想をシェアすることができました。
今回の研修では、吉備中央町で進められているデジタル田園都市健康特区について中心となって活動されている岡山大学の産婦人科の医師からの説明がありました。
その後、参加者一人ひとりが課題への解決策を発言し、特に高齢者のデジタルへの苦手意識や新しい技術への抵抗感が話題になりました。
デジタル田園都市として全国で3つの市町村が選定され吉備中央町はその中の1つでデジタル技術の導入が、救急医療などで1部取り入れることになりました。課題が多く、実現はまだ難しい状況です。
私からは、いきなりデジタルを導入するのではなく、まず紙媒体を使って吉備中央アプリやデジタル田園特区の活動を紹介することを提案しました。
高齢者向けには、インタビュー記事や活動内容を紙の冊子で提供することで、より親しみを持ってもらえると思います。また、雑誌にQRコードを取り入れれば、アナログでもデジタル情報にアクセスしやすくなります。
さらに、子どもたちが未来の町を描くイベントを開催することで、家庭内でもデジタル田園都市の理解が広がるのではないかと感じました。家族全体で町の未来について話し合うことで、世代を超えた理解が深まるのではないかと提案しました。
山間部で電波が悪くつながりにくいと言う課題もあります。過疎地域での通信問題についても、医療関係者だけでなく、天文学者などと連携し、衛星通信を活用する可能性を模索することも提案しました。
以上の3つのアイデアを提案したところ、講師の医師からは「紙とデジタルのハイブリッドが効果的で、QRコードを活用することで情報が伝えやすくなる」とのお話もありました。
他の参加者からも高齢者のデジタルへの苦手意識と若い世代のデジタル適応力の違いが話題になり、課題解決には時間がかかりそうだと実感しました。
少人数でありながら充実した意見交換が行われ、おいしいお菓子やジュースも提供され、リラックスした雰囲気の中で有意義な時間を過ごしました。
こうした場で地域の課題について意見を出し合えることの貴重さを感じました。次回もぜひ参加したいです。
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