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知見•読書会に参加
知見・読書会に参加させていただきました。私は、ミュージカル落語家の三遊亭究斗さんの書かれた「いじめられてしんどい君へ」を紹介させていただきました。私は、三遊亭究斗さんの本を読んで、とても心に響きました。
三遊亭究斗さんは、ミュージカル俳優から落語家になり、いじめをテーマにした「ミュージカル落語」を続けているお話には、強い決意と深い思いが込められていると感じました。
特に、究斗さん自身が子どもの頃にいじめを受け、それでも「自分を表現したい」という思いを持ち続けていたことが、今の活動につながっていると知り、とても感動しました。
劇団四季で俳優として活躍しながらも、「もっと自分の言葉で伝えたい」と考え、落語家に転身されたことも印象的でした。
34歳で一から落語の厳しい修業を積み、さらにミュージカルと落語を融合させた新しい表現を生み出すという挑戦は、簡単にできることではないと思います。
それでも、「自分の経験を活かして、誰かの力になりたい」という気持ちがあるからこそ続けられたのだろうと感じました。
この本は、ミュージカルと落語の厳しさや知識や技術も学べ、師匠の存在のありがたさを学べる一冊でした。
また、いじめについても深く考えさせられました。いじめは決して簡単に解決できるものではなく、社会の中で常に存在する問題ですが、最も大切なのは「相手を認めること」ではないかと思いました。
究斗さんの落語の中に出てくるいじめられている小学生のこどもに「あなたは優しい子だね」と認めてくれるおじいさんのような存在が増えれば、もっと良い社会になると感じました。
また、「ピンチをチャンスに変える」という言葉が特に印象に残りました。どんな出来事にも陰と陽があり、いじめの経験も、自分の捉え方次第で
新たな可能性に変えていける。そうした視点を持つことができれば、苦しい状況の中でも希望を見つけられるのではないかと思いました。
さらに、「ありがとう」という言葉の大切さも、この本を通じて改めて実感しました。感謝の気持ちを持つことが、人とのつながりや自分自身の生き方を豊かにしていくのだと感じます。
この本は、ミュージカル、落語、教育そしていじめ問題という3つの大きなテーマが絡み合いながら、それぞれの分野での学びや気づきを与えてくれる素晴らしい作品でした。
いじめに苦しんでいるこどもへの励ましのメッセージが込められていて読んで本当に良かったです。
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