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深呼吸学部日曜講座に参加

今回の深呼吸学部日曜講座(2025.1.26)の課題のテーマの「貸本」について、調べて図解を作成して説明しました。

娯楽の少ない戦後の日本の貸本文化は、新刊本を購入する余裕がない読者に向けた庶民的な娯楽でした。当時、紙が不足している中でも貸本により、新しい文化に飢えていた人々に希望を与えました。

貸本のメリットは、子どもたちのお小遣いでも安く本が読めて貸本屋に集うコミュニティができたり、貸本漫画は、若手漫画家の登竜門としてチャレンジの場でした。
デメリットは、利益が薄く、貸本屋さんの経営維持が困難な事でした。

次第に、「貸本」は、漫画雑誌や単行本を購入する時代がきて、徐々に衰退していきました。

漫画文化についての話しもあり、「漫画は頭がバカになる」といわれたような時代もあり、新しい文化を受け入れるには常に変化が伴うことを実感しました。

私は、「貸本」文化は、衰退したけれども、読みたい本をA Iによりおすすめの本がわかったり、シェア書店や、本のリサイクルのシステムなどの活用により、再度「貸本文化」がリバイバルする可能性も十分あるのではと思いました。

今回の講座を通して「貸本」という一見過去の遺物と思えるテーマが、現代に影響を与え、未来にどう生かせるのかを考える良い機会になりました。

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