【一番アガる街】豊洲の住みやすさ•魅力を徹底解説 | 4年住んだ
これまで数多くの街を特集してきたが、今回は原点回帰ということで舞台を江東区「豊洲」に。
2020年から2024年の丸4年間住み、数ヶ月単位で起こる街の移り変わりを間近で見てきた。数ヶ月で街ってこんなに変わる?!ってくらい景色が変わった。リアルシムシティ。
今回はそんな豊洲の住みやすさ・魅力をいつも通り街を練り歩いて紹介していく。
動画でも徹底解説しました。
豊洲の特徴
まず豊洲の特徴を簡単にまとめると以下の通り。
埋立地であることはある程度知られているかもしれないが、かつては工業地帯で造船場などもあったことには驚いた。
今の発展した近代的な街並みからは想像できないけれども、筆者が住む新豊洲エリアも10年前の写真を見たらほぼ建物一つない状態だった。
今豊洲に住む人はまさに歴史を目の当たりにしていることになる。
豊洲の街並み
まずは街の雰囲気を知っていただくため、豊洲の街並みを紹介する。
有楽町線豊洲駅は1番出口から6番出口まであり、1番出口なら1丁目、3番出口なら3丁目という形で、出口の番号と丁目が連動している。(どこの街もそうかもしれないが)
降りる出口によって街並みが大きく変わるところも豊洲の面白いところ。
順番に紹介していく。
京葉線も使える1丁目(ディズニー行くならここ)
まずは1丁目から。
オフィスビルが立ち並び、居酒屋や牛丼チェーン店などが併設している。
マンション・パークアクシス豊洲の1階にまいばすけっとと薬局が併設されているため、1丁目の方々はおそらくここで食料品や薬品類の買い物は済ませているはず。
豊洲には代表的なスーパーがいくつかあるが、3丁目〜6丁目に集まっているため徒歩だとやや行きにくい。
ちなみに、1丁目であれば有楽町線豊洲駅だけでなく、京葉線越中島駅も近い。(豊洲1丁目から自転車で5分/バスで9分)
東京駅まで5分で着くので、東京駅付近勤務の方や新幹線を利用する場合は京葉線を利用した方が便利かもしれない。
また、余談だが東京ディズニーリゾートがある舞浜駅までも12分で着く。
ディズニー好きには最強のエリアかもしれない。
圧倒的豊洲の顔である2丁目
おそらく多くの人が豊洲と聞いてイメージするのはここ。冒頭の映像もほとんどを豊洲2丁目で撮影した。
この景色を毎日拝むために豊洲に住んでいると言っても過言ではない。
遊具も充実しているため、夕方頃には大勢の子どもが遊び、草の広場ではサッカーをしたり、大人は座って歓談を楽しんだりと、思い思いに過ごしている。
下画像の白い塀で囲われている部分はカフェができるらしい。
参考:https://toyosu.tokyo/news/toyosuparkcafe-open-info/
「海景色を見ながらコーヒー飲んだりランチできたりは最高!」
という喜びの声があがる一方で、
「広場が狭まるのは嫌だな。子どもがめいいっぱい遊べる方がいいのではないか」
といった意見もあり、SNS上での声は今のところ賛否両論。
豊洲公園に背を向けると、同じく豊洲の象徴ららぽーとがある。
下の写真で見えている建物の1階はフードコートなので、公園でひとしきり遊んだ後に食事をしたり、あるいは食事を済ませてコーヒー片手に豊洲公園でくつろぐ、なんて過ごし方もアリだ。
オフィスビルばかりだけど意外と住民も使う3丁目
3丁目は豊洲の最も近代的な街並みが拝める。
全体的にオフィスビルエリアとなっていて、平日7-9時頃はここに勤務する方々が大勢3番出口から出てくる。
オフィスビルエリアということで、豊洲に住んでいる人がここに全く足を運ばないかと言うとそんなこともない。
ビルの1階にはスタバをはじめとしたカフェやランチができる飲食店、コンビニ、病院なども併設されていて、意外にも利用機会は多い。
住みよい穏やかな雰囲気の4丁目
4丁目はこれまでとは打って変わって非常に穏やかな団地エリア。
マンション1階に病院が併設されているところもあり、後述するスーパー・ライフも近い。
豊洲らしからぬ、という表現が正しいかは分からないが、4丁目の奥にはこのような下町感あふれる町中華屋さんもある。キムチチャーハンが非常に美味だった。
3丁目と4丁目をつなぐエリアには小規模な飲食店街がある。
吉野家・すき家・かつや・太陽のトマト麺など、チェーン店が多くとりあえず食事に困ったらこの辺を歩けば間違いない。
東雲に至る5丁目は穴場スポット多し
ここ最近の豊洲一番のニュース言えば巨大マックがリニューアルオープンしたこと。
元々同じ4丁目に割りとこじんまりした店舗があったのだが2023年に巨大マックに生まれ変わった。(ちなみに旧店舗の跡地はモスバーガーになる)
席数も大幅に増え、カフェメニューも提供し、夜も23時まで営業していることから、オープンから数日で豊洲トップクラスの憩いの場となった。
人気過ぎていつ訪れても混んでいるのが難点。
モバイルオーダーペイがおすすめ。
5丁目にはピザ屋やコンビニ、あとは豊洲民からアツい支持を得ている麻辣先生という中華料理屋がある。
東雲一歩手前まで来ると豊洲の外から訪れる人は少なくなるので、このあたりの飲食店は地味に穴場となる。
東京最強のエンタメスポット・6丁目新豊洲
詳しくは上の動画で特集しているのでご覧いただきたいのだが、
チームラボ
豊洲PIT
フットサルコート
サイタブリア
BBQ場(しかも3施設も)
などなど、エンタメというエンタメが詰め込まれている最強の遊び場がある。
こちらは↑2022年にオープンした『キラナガーデン豊洲』
2024年2月には温泉・観光施設「千客万来」がオープンする。
豊洲に住んでいてこれらの施設を頻繁に利用するか言われると、意外にそんなに行かないのだが、住む街にこれほどの遊び場が集まるのは特別感がある。
遊んだ帰りに徒歩で帰宅できるのも嬉しい。
江東区役所に行かずとも豊洲で行政手続きができる
豊洲2丁目には「江東区豊洲シビックセンター」と呼ばれるビルが有り、ここが江東区役所の派出所となっている。
わざわざ東陽町にある区役所まで足を運ばずとも、ここで住民票や印鑑登録、マイナンバーカードの申請など一通りの手続きは済ませられる。
豊洲での買い物
豊洲での買い物スポットは大きく2つ。
ららぽーと
スーパービバホーム
個人的には、
衣類はららぽーと
生活必需品はスーパーヒバホーム
という使い分けがおすすめ。
順番に解説していく。
平日に行くべき豊洲のららぽーと
豊洲と聞いて真っ先にここを思い浮かべる人も多いはず。
紛れもなく豊洲の象徴であり、今日までの発展のきっかけとなった存在。
豊洲民目線で、普段使いできるお店は下記の通り。
ユニクロ
無印良品
ハンズ(旧東急ハンズ)
ダイソー
ユナイテッド・シネマ豊洲(映画館)
いずれも土日祝日は豊洲の外から訪れる人々で恐ろしいほど混雑するので、時間に余裕のある人は平日の利用を強くおすすめする。
逆に平日はほぼ貸し切り状態。
生活必需品の調達ならららぽより便利なスーパービバホーム
東京でDIYするなら誰もが一度は訪れたことがあるであろうスーパービバホーム。
筆者自身も行って初めて気づいたのだが、資材以外にも家具や衣類、洗剤などの生活用品も販売されていて、生活必需品の購入であればららぽーとよりも遥かに便利。
2階エリアには
スーパー
書店
ドラッグストア
家電量販店
飲食店
クリニック
などなど、住民にとっての利便性が非常に高い。
食品の調達なら豊洲の3大スーパー
食品の調達に関しては、代表的な3つのスーパーを紹介する。
フードストアあおき 東京豊洲店
豊洲2丁目のららぽーと内にあるスーパー。
ほぼ豊洲の中心に位置しているため、1丁目から6丁目に住むすべての人にとって通いやすい。
全体的に値段はやや高めだが品揃え豊富で輸入品も多く買い物していて楽しい。
ライフ豊洲店
こちらは2022年にオープンしたばかりの比較的新しいスーパー。
品揃えは3大スーパーの中で最も充実しており、美容アイテムや衣類も販売されている。
ワインコーナーが充実していたり、イートインコーナーがあったりと、一番気合いが入っているスーパー。
5丁目の東雲との境目あたりにあるため、やや通いづらいところが難点。
ダイエー豊洲店
ブランズタワー豊洲の入居開始に伴ってできた5丁目のスーパー。
ライフほどの品揃えはないが、日常使いには十分で、何より価格がリーズナブル。
個人的には一番利用した。
豊洲の飲食店
3番出口を出たところに豊富なチェーン店や韓国料理屋などなど、選択肢は豊富にある。
その他ららぽーとの1階にフードコートやレストラン、2020年にオープンしたららぽーと3にも幾つかの飲食店がある。
あくまで個人的な意見だが、ららぽーと内の飲食店は豊洲の外から訪れる人々をターゲットにしているのか、値段が高く「ちょっと一人でランチに」的な利用には向かない。
(休日に家族で食事、とかならアリだが)
個人的に普段使いする飲食店は以下の通り。
(注:筆者は男性一人暮らし)
吉野家
サイゼリア
麻辣先生(中華)
栄利(中華)
豊洲ラーメン(中華)
壱番亭(焼肉)
たまに、歩いてららぽーとのフードコートまで行って、食事してすぐ帰るという、皆のお出掛けスポットを食堂みたいに使うことも稀にあった。
豊洲は病院も豊富な選択肢アリ
「豊洲 病院」とGoogle Mapで検索したときの結果は以下の通り。
筆者は医療の専門家ではないので、特定の病院を無責任におすすめすることはできないが、これまで通った内科病院、歯医者、皮膚科はいずれも医師の対応も診療も良く、概ね満足している。
一方で、(豊洲に限った話ではないかもしれないが)予約しても非常に待つので、通院は時間に余裕持つことを強くおすすめする。
(予約時間の1時間後にやっと名前を呼ばれる、なんてこともしょっちゅうあった。)
平日夜の18時から22時まで営業している夜間診療病院「MIZENクリニック」は仕事が遅くまであり、病院に通う時間が取れなかったときには助けられた。
この病院が自身に合うか合わないかは上記ホームページやネット・知人の口コミを参考にしてほしいのだが、夜間診療を行う病院がある安心感は大きかった。
紹介状で利用できる昭和大学江東豊洲病院
豊洲5丁目には大学病院の『昭和大学江東豊洲病院』がある。
ホームページ記載の通り、他病院の紹介状がなければ原則初診を受けられないのだが、いざという時に優れた設備を持つ病院が近くにあるのは嬉しい。
穏やかで安全な街•豊洲
次は治安について。
結論治安は非常に良く、誰もが安心して暮らせる街であると感じる。
夜遅くまで営業している居酒屋が少なく、パチンコや風俗店といった歓楽街的な要素も一切ないため、街全体がおだやかな雰囲気に包まれている。
タワーマンションが多く、警備員が日頃から巡回をしてくれているのも治安の良さに寄与しているかもしれない。
あらゆる場所へ30分以内に行ける良好アクセス環境
豊洲と聞くと辺鄙な場所にあると感じる人も多いようだが、個人的にはこれほどアクセス環境に恵まれた街も珍しいのではと感じる。
主要駅への所要時間は以下の通り。
豊洲の家賃相場
いざ豊洲での暮らしを検討する上で気になるのは家賃相場。
結論から言ってしまうと中々に高い。
大手不動産サイトで調べてみたところ以下の通り。
豊洲での子育て
上述した豊洲公園には子ども向けの遊具が多数あり、芝生エリアでも子どもがのびのびと遊べる。
後はマンションエリアの豊洲6丁目にも「豊洲六丁目公園」「豊洲六丁目第二公園」がある。ややこじんまりしているが、小さい子どもが遊ぶには十分。
これも上述の通りだが治安が良い点も子育てには嬉しい。
江東区の子育て支援
これはあくまで豊洲ではなく江東区の制度だが、代表的な子育て支援策として以下のようなものが挙げられる。
個人的豊洲に住むメリット
ここまではなるべく客観的な視点で豊洲の住みやすさ・魅力を解説してきたが、ここから筆者自身が丸4年間住んで思う、豊洲に住むメリットを語っていく。
結論:住んでいてアガる
大変抽象的で大変恐縮なのだが、正直これに尽きる。
スーパーが多く各所へのアクセスや治安が良いなど、立地や機能の面で感じる魅力も多々あるのだが、何よりも街の移り変わりがとんでもなく速く、歴史を目の当たりにしている感じが凄まじい。
数ヶ月単位で新しいお店や施設が誕生し、それに住民たちも熱狂している。
やはり何と言っても外せないのは豊洲ぐるり公園。
日本で一番ジョギングとランニングが楽しい街と言っても過言ではない。
豊洲に住むデメリット
豊洲に住むデメリットについて、実際に住んでいた人の声を聞いたり、ネットの口コミを参照したりしていると、
「街としての歴史が浅いため下町っぽさがなく無機質」
という声がチラホラ。
これに関しては
「いやそれは住む前から分かっていただろう」
と静かに突っ込んでいる。
これはデメリットというより完全に調査不足と好みの問題。
豊洲が持つメリットを享受しつつ、下町要素の強い街に住みたいのであれば、お隣の月島や、同じ江東区の門前仲町をおすすめする。
強いて言うなら、スーパーの物価が高いことがデメリットと感じていたが、6丁目にダイエーができたことで解消された。
また、夜遅くまで営業している居酒屋が少ないことをデメリットに挙げている方も一部いるが、それは治安の良さとのトレードオフと感じるし、個人的にはほぼ全くお酒を飲まないので問題ではなかった。
まだまだ面白くなる豊洲のこれから
4年間住んで豊洲の住みやすさ・魅力を紹介させていただいた。
2020年からの4年間だけでも街並みがガラッと変わり、どんどん住みよい街へと進化していった。
筆者にとっては、
「好きな街に住めると毎日がもっと楽しくなる」
を体現してくれた街。
街の魅力発信を始めたのも豊洲に住み始めたことがきっかけだし、どこを撮っても映えるので本当に楽しかった。
豊洲の益々の繁栄を祈って本記事を締めさせていただく。
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