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「右」を説明できるか

今、一番面白いと思うドラマが

「舟を編む」

NHKのBSで毎週日曜日の夜に放送されている。

何年も前に本を読んだ記憶がある。
一度別の配役で映画にも、ドラマにもなった。
三浦しをんさん原作

主人公はファッション誌の女性編集員、岸辺みどり。
そのファッション誌が廃刊になり、
「辞書」を制作する部署に配属されるところからドラマは始まる。

売れないフリーのカメラマンと同棲しているみどり。
写真コンテスト入賞に懸ける彼にふと投げかけた言葉に
彼が傷つく。

「この朝日の写真で勝負したいんだ」

「また朝日の写真なの?」
「朝日なんてありふれてるから、他のにしたら?」

「なんて」をきっかけに彼は姿を消してしまう。

「なんて」が口癖のみどり。

「わたしなんて」

辞書を制作する部署に配属され、学生以来手に取ったこともない辞書をひらいてみる。

「なんて」
驚嘆、意外、軽蔑の意を表す

自分が何気なく彼にかけた言葉が彼を深く傷つけてしまったことに、
彼が大好きだった朝日が昇る海で涙するみどり。


辞書を編集する外部編集者の上司から
「右」を説明してみなさいと言われるが、
うまく答えられない。


やがて自分なりの「右」がみつかる。

彼を探してたどりついた朝日が昇る海で流した涙が瞳からあふれ出た。

「あったかい風に吹かれて先に涙がかわくほうの頬っぺた。それが右です。なんて

それがみどりにとっての「右」だった。

なんて 素敵な右でしょう!」と編集部主任。

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編集部主任のキャストもキャラが面白い。

言葉の奥深さを改めて考えさせてくれるドラマだ。

BSプレミアム放送なので見逃し配信が無いので全話撮りためている。

また気が向いたら感想を書いてみようと思う。

※記憶を頼りにこの記事を書いているので
不確かな描写やセリフかもしれません。
あしからず(苦笑)






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