STOP MAKING SENSE

ジョナサン・デミ監督といえば、私の人生で最も影響を受けた映画「羊たちの沈黙」を撮った方ですが、トーキングヘッズのライブも撮っていたということで、観ないわけにはいかないです。

アメリカン・ユートピアは、「Do The Right Thing」を撮ったスパイク・リーが監督で、なにげなく観たら、衝撃を受けました。まさに、腹の底から喜びが湧き上がる感覚を経験しました。

ローリングストーンズの「シャイン・ア・ライト」は確かマーティン・スコセッシ監督でしたが、名監督は音楽も好きで、音楽映画も撮りたくなるものなのでしょうか。
そういえば、パーフェクト・デイズで、ベンダース監督も相当な音楽好きであるように思いました。

ストップ・メイキング・センスのCDは持っていたのですが、やはり映像があると違います。
あのオープニングは、デヴィット・バーンが一人で足を踏み鳴らしながらアコギを弾くということは、映像がなければ分かりませんでした。
段々と、バンドのメンバーが増えていく様子は、まるでボレロのようでした。

女性のベーシストの動きが、盛り上がりながらも、抑制したダンスがかっこよかった。

キーボードで紹介されたのは、バーニー・ウォーレルという人でしたが、大昔にレコードを持っていたと記憶しています。

トムトムクラブも、このメンバーのうちのベーシストとドラマーがやっていたのを、今回の映画を観たのをきっかけに初めて知りました。大好きとはいえなかったものの、大学生時代に一世風靡していたなぁ。

トーキングヘッズは、デヴィット・バーンの奇妙な踊りと、一風変わった歌詞に目を惹きつけられていましたが、実は、ダンスミュージックだったんだと実感。踊れるというか、自然と体が動き出すリズムがベースになっているように思います。

デヴィット・バーンの衣装も面白いですよね。途中で出てきた、真四角の洋服とかなんなんですかね、不思議な感じ。でも、結構、汗だくで踊ります。

映画料金だけで、本物のライブに行ったような感慨を得られ、お得感があります。4Kレストアのおかげかもしれません。

音楽好きの人はおススメ!

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