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「皮膚は考える」を読んで思ったこと
「皮膚は考える」という書籍を読みました。
読書感想文は、こちらです。
その本を読んで、思ったことがあります。
自身の状態は、他者に影響を与える。
電磁気学や生化学として、
それを説明できるのではと。
本によれば。
皮膚は内分泌系や神経系に対して、相互作用を持っている。
心身の状態変化により皮膚の状態も変わり、
皮膚組織のイオン組成やその分布を変える。
その結果、電気的な状態も変わる。
高校や大学の物理で勉強する電磁気学を思い出すと。
電荷によって、電磁場が発生する。
つまり、人は電磁場を形成し、
電磁気的な影響を外に与える。
そしてそれは、その人の状態で刻々と変わる。
他者の皮膚がその電磁気エネルギーを受けると。
皮膚は、外界変化の影響から身を守るため、
内部の状態を変化させる信号を体内で発する。
その結果、他者の体内の状態が変化する。
つまり、他者に何らかの影響を与える。
この書籍は、「表皮はパワフルな電池である」
とも書いています。
思っているよりも
人は大きな電気的なエネルギーを帯びて、
それが外界に影響を与えているかもしれません。
この人はなぜか近寄りがたい。
この人といるとなんか安心する。
というのは日常でよくあるかと。
皮膚を通じて、電磁気的な影響を他者に与えた
結果なのかもしれません。
そう考えると。
施術を行う身として、
このことをより重く受け止めようと思いました。
施術者自身の心身の健康状態は、
施術結果に大きな影響を与えるとしばしば感じるからです。
指圧という施術があります。
指圧では、施術を行う際に、
精神を集中して目の前の患者に対応すること。
この大切さを説いています。
先人たちが、
臨床的にその必要性を感じたからと思います。
ここで書いたような
皮膚を通じた影響があるのかもしれないですね。
もう少しすると。
科学としてそれが実証されるのかなと感じました。
各人が、心身の状態をより良い状態に整えて、
社会全体で心地よい場を形成できると良いですね。
お読みいただき、ありがとうございます。
あなたに龍の祝福のあらんことを。
龍太@龍鍼堂