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英語保育士あやか先生の絵本読み聞かせ&育児相談~インスタライブレポ~

 はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。今、保育士や教師によるインスタライブやZoomなどの動画SNSを通じてのライブ配信が活発になってきています。

 昨今の事情から、どうにかして子ども達に安心できる状況と、楽しい時間を作り出したいという先生方の想いが溢れているのが伝わってきますね。より一層の発展や工夫を楽しみにしたいところです。

 今回はインスタライブのレポという形になります。前回は僕も出演したものでしたが、僕は出演しておりません。

 今回の主役はインターナショナルスクール勤務経験があり、フリーランス英語保育士として活躍されている「あやか先生」という女性になります。

〇英語保育士あやか先生とは?
https://www.instagram.com/lyhana_ehon/

 大学時代にカリフォルニア、ロンドンに留学し英語を習得。
その後、インターナショナルスクールで勤務中に独学で保育士免許を取得。
3年間、担任業務を経てマネージャー職を経験。

現在は、認可保育園で非常勤保育士をしつつ、英語学習、子育て、保育分野において多様に活動中。

 英語保育士あやか先生のインスタグラムhttps://www.instagram.com/lyhana_ehon/


〇インスタライブの内容

 今回のあやか先生のインスタライブでは「英語の絵本“A little bit BRAVE"の読み聞かせ」と事前にアンケートを取った「育児に関する悩み相談」という2部構成で進んでいきました。

 留学経験もある為、ネイティブのような流暢な英語での読み聞かせは、抑揚もありとても魅力的なものでした。また、全てを翻訳するわけではなく全体の文章を掴める程度に随時日本語に訳していたのも、彼女の「英語読み聞かせ」への熱意とこだわりを感じる部分でしたね。

 育児相談では保育施設にてマネージャー経験もある彼女の、確かな情報と経験からのアドバイスが盛りだくさんで、必聴と呼べる内容。保育観にはブレというものがなく、にこやかに話しながらも芯の強い保育観に安心感を覚えた方もいたのではないでしょうか。

 次回もそう遠くない時期に、インスタライブでの読み聞かせを実施するということでしたので、是非参加してみて欲しいなと思います。

 そんな、あやか先生のインスタライブについて詳しく触れ、僕なりの感想を書いていきたいと思います。 

<英語に触れる、絵本に触れる>

 フリーランスとして活躍をされている、あやか先生の信念とも言えるのが身近に「英語に触れる、絵本に触れる」という部分ではないのかと思いました。

 今回読み聞かせ行った英語の絵本『A little bit BRAVE』でも、あやか先生の伝えたい気持ちがしっかりと内包された内容だったように思います。彼女の保育観に失敗を恐れる、失敗が悪いことだという考えはありません。子ども達が「勇気をもって」行った行動であれば、それは意義のあることだと考えているのです。

 そうしたことに彼女が具体的に言及したわけではありませんでしたが、育児相談の中での一本線の通った方針と、子どもを褒め伸ばす姿勢からそれらを感じ取ることができました。

 「幼児英語」と聞いて、どんなことをイメージするでしょう?すごく良いもの、これから先に必要となる教養だと思う反面で、まだ日本では”敷居の高さ”があるように思います。彼女はTwitterの中でも英語を身近に触れて欲しい、英語は学ぶものではなく感じて習得をするものであると発信をしています。

 絵本の読み聞かせを題材とするのも、こうした考えが深くにあるからだと思います。絵本というのは絵が語ります、語り手の抑揚があり、場面との協和があり、聞き手の想像力が広がり、そこに言語が乗っているものだと僕は考えています。

 つまり、言語が分かるかどうかというのは、本当の意味ではそこまで重要なことではないのです。大人の読書は別です。言語が分からなければ読み解くことはできませんし、想像力が働かなかければ意図を察することはできないでしょう。絵本とは逆の順序で意味があるのです。

 この順序が逆というのが、つまりは「絵本に触れる、英語に触れる」そこから、想像の世界が広がり、言語習得への足掛かりになるのではないかと思います。

<線引きをして貫くのもまた、小さな勇気>

 絵本『A little bit BRAVE』の中では、好奇心旺盛で外界に出向いては色々な経験を楽しむウサギと、対照的に内向的で家の中で植物を育てたりお菓子を作るのが好きなウサギの二人の様子を描いていた。

 ある時、一緒に外に遊びにいこうと誘われるが「今まで一度も外に出たことがないから、怖い」と内向的なウサギは誘いを断る。しかし、「新しい楽しみを見つけるには、外に出る勇気も必要だ!」と言われてしまい、その日は何をしても面白く感じない。そして、好奇心旺盛なウサギと仲直りがしたくなって、ついに内向的なウサギは未体験の外の世界へと小さな勇気の一歩を踏み出していく。

 絵本のボリュームや内容を見るとインターナショナルスクールの幼児さんん向けだったようにも感じるが、内容は面白く、絵も海外海外していなくて親しみやすいものだったので楽しく聞くことが出来た。

 惜しむらくは時間がちょうどお昼寝、お昼寝起きになってしまって視聴数が伸びなかったことだろうか。また、先にあげた”敷居の高さ”がどうしてもあったように思う。乳児でも見られる簡単な絵本が一冊あったり、Twitterでの呼びかけで対象年齢を明記しても良かったかもしれない。

 とはいえ、やはり英語の読み聞かせを手軽に聞くことができる機会というのは貴重であり、とても新鮮なものだったことは確かな事実であって、英語保育士としての確かな「勇気」を見た。

〇丁寧な育児相談

 読み聞かせの後には本当に丁寧な育児相談が行われた。手書きの可愛らしいタッチの画用紙のプレートに書かれたテーマについて、確かな知識をもって応えていく様は、流石はマネージャー経験者と言わざるをえなかった。

 食事、トイトレ、英語と日本語の比率など様々なテーマについて語っていたが、彼女が何度も繰り返したのは「一度決めたルールは大人から破らないこと」であった。それは、ある意味で線引きをする勇気が必要で、子ども失敗を幾度も認めてあげる根気が必要なことだ。

 しかし、そうした試みを実際の現場で行ってきた彼女の説得力は違う。力強い語調で何度もその「勇気」が必要なことを繰り返していた。

<結びに>

 あやか先生、インスタライブお疲れさまでした。個人的な質問にも答えて頂いて、とても楽しく、とても学びの深い1時間でした。次回も是非、見学をさせてください。

 ”英語”の読み聞かせは”敷居が高い”と思う気持ちも分かります。ですが、子ども達の想像力と言うのは”そんな程度の敷居”など軽々と飛び越えるものです。次回は是非、一緒に見にいきましょうね。



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保育士りゅう先生

 保育士りゅう先生(「RyU先生」で子育てに関する記事の執筆を依頼を受けてしていました)

 保育現場で5年間正職員として働き、学生時代やライター活動時にも子どもとの関りがあるアルバイトをしていました。

 現在は現場を離れて、元々したかったママパパの心のケアや、保育士の心のケアをしていけるように自身のHP『保育士りゅう先生のあそびば!まなびば!』を作成・運営しています。

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