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【傾天】人物紹介|依曳禍(いひか)
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『傾天(けいてん)』シリーズの登場人物。
冷酷で老獪な不老不死の探究者。今はなき原初の浄土の天人の生き残りとも、模して生み出された存在ともいわれる。ミイラ作りから不死の仙薬まで古今東西の延命術に精通している。自らの体にも術を施しているが、完全な不死には到っておらず、生命維持の為に他者の血肉(生に限る)を摂るというはた迷惑な永遠の命を持つ。
ただやっぱり美味しくないし気分の良いものでは無いらしく、陰でゼェハァしながらやっとこさ平らげている。
また、晏樂童子(あんらくどうじ)と快樂童子(けらくどうじ)の師に当たる存在でもあり、魂の扱いにまつわる術の数々を授けるとともに、2人の人格にも影響を与えた。
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所々今にも血が滲み出しそうな感じ。
一見、天女のような姿をしているが、病的に白い肌や異常に血色を誇張した化粧など、その佇まいにはどこか不気味な威厳が漂う。
一人称は「儂(わし)」。老人や仙人のような古風な物言いをする。
腐臭を隠すためなのか、いつも強い没薬の香りがする。
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上の絵はいちばん最初に描いた時の。めっちゃいい笑顔なので描いてるこっちも楽しかったです。
この時は「纏足」という靴を履いています。度重なる延命の末、足が腐って思うままに動けなかろうが、構わず踊り続けるやべー天女、みたいなコンセプトで描き始めた気がする。
サムネや全身では靴履いていませんが、靴ありの方がより悲壮でクレイジーに見えるので、どちらも捨てがたい。依曳禍のコンディションによって履いてたり履いてなかったりする事にしようかな。
実は歯を出して笑っているのですが、お歯黒をしている設定なのでわかりにくい。精進します。