
【ビジネス】クリスマスからみるマーケティング戦略!記念日マーケティングの経済効果
大塚隆平です。
もうすぐクリスマスですね。
みなさんはどのように過ごされるのでしょうか?
クリスマスは大切な人と過ごす大事な日というイメージがありますが、なんとそれはマーケティング戦略に基づいて定着したイメージなんだそうです。
クリスマスにはケーキを食べるというのは、1922年に不二家が行ったキャンペーンが元になっており、昭和50年代に定着したといわれています。
クリスマスにケーキを食べるのは日本だけで、アメリカではクッキーを食べるのだそうです。
また、クリスマスにはケンタッキーフライドチキンが食べたくなる。
それも、1974年に行われたケンタッキーフライドチキンの「クリスマスチキン」キャンペーンが元になっています。
日本では七面鳥を食べる習慣がなかったので、これをチキンに代替しようというマーケティング戦略だったのです。
さらに、クリスマスには恋人とデートをして、高価な贈り物をする。
当たり前と思っていましたが、これもマーケティング戦略によるものです。
海外では家族や友人とパーティーをするのが当たり前で、クリスマスが日本に入ってきた時も同様の状態でした。
しかし、1980年代に雑誌『anan』でクリスマスを彼氏とホテルで過ごす特集が組まれたり、ホテルやレストラン、化粧品などのさまざまな業界がそのような宣伝をしたことにより今のような状態になったようです。
これにより、現在のクリスマスの経済効果は約7000億円になっています。
このようなマーケティングを「記念日マーケティング」といいます。
バレンタインではチョコレートを送る、ポッキー&プリッツの日ではポッキーやプリッツを食べるといった習慣ができたのもマーケティング戦略によるものです。
バレンタインデーの経済効果は1000億円にもなるそうです。
今まで当たり前だと思っていたものは、全て意図して生み出せれたものなのだと改めて感じますね。
それが良い悪いではなく、意図をしっかりと理解した上で自分の行動を決めることが大事だなと僕は思います。
周りがやっているから〜する、それが当たり前だから〜するではなく、今ある常識を疑う目を持って自分の生き方を自分で決定する。
日々、理想の未来に効果的な選択を取り続けていきます。