先輩から学ぶ-ちょっと先の未来の姿を見る-
3/5(火)13:00-15:30で、宮崎の4つの大学・短期大学が合同で、高校生と大学生といっしょに学ぶ「地域キャリアデザインⅠ」という授業のプレ講義を行います。
担当として色々と書いていきたいなと思います。冒頭から書くわけではないですが、面白いプログラムになると思いますので、是非参加ください。(詳しくは、下のリンクから)
※本日までのところで受付をしますので、高校生と大学生は、ぜひ参加してください。(周りに案内をいただけるのも大歓迎です)もしも明日、明後日までということであれば相談ください。
今日は、大学院生とディスカッション
さて、本日は、大学院生の一人(中山のゼミ生ではなく、授業を履修してくれた学生です)が私の研究室にお越しになり、修士論文の中間報告会で先日発表した内容を共有してくれました。色々と頑張っておられることが発表内容からもよく分かり、めっちゃ頑張っているねとコメント。内容も面白く、刺激的な内容でした。
ぜひ、中山さんからアドバイスがほしいということでしたので、1時間ほど、ディスカッションしました。特に、こうしなさい、ああしなさい、ということは言うこともなければ、いうべきでもないと思ったので、自分が大学院修士1年生のときのことを思い出しながら、そして、2年生だった直近1年間のことを振り返りながら、この先こんなことがあるかもとか、あんなことを思ったよ、という話をアドバイスになるか確信は持てませんでしたが、させてもらいました。
大学院生の方からは、
「なるほど、こんなこと聞ける機会がなかったのでとても参考になりました」
という感想をもらったので、良かったのかなと。
なんとなく、そのときに思ったのは、先生と学生という関係性というより、過去同じような経験をしたちょっと先の先輩とその後輩というような会話に近かったと思います。
実は、あまり聞けない、ちょっと先の未来を行く先輩のライフラインチャート
キャリアデザインの授業でも取り扱うワークの一つにライフラインチャートというものがあります。
ざっくりいうと、人生を振り返る、自分史のようなものを表現するツールです。これまでの人生の出来事を幸福度を指標に整理してグラフ化するというものです。もしかすると、自己分析するときに書いたことある、という人もいるかもしれません。ただ、他の人のライフラインチャートをじっくりと見たり、それをもとにその人の人生からヒントを得るということはもしかするとあまりないかもなと思います。もしくはあったとしても人生の10年、20年先の先輩のことを聞くことはあっても、ちょっと先の未来を行く先輩の雷雨ラインチャートを見せてもらうことはないかもと思っています。自分自身のちょっと先の歩き方を検討するヒントが豊富にあると思うのですが、意外とないのかなと今日の大学院生とのやり取りからも感じたところです。
大学生から学ぶ高校生、高校生を通して学ぶ大学生
今回のプレ講義では、ライフラインをちょっと工夫を加えたうえで書いてもらい共有し合う時間を作ろうと思っています。つまり、大学生のライフラインチャートを高校生が見せてもらうという時間も作ります。高校生にとっては、もしかすると大学生活って近いようで遠い存在かもしれません。でも、本当に近い先輩なので、見せてもらうだけでも大学生活のイメージが湧くのかもなと思っています。大学生は、意外と自分の経験を棚卸しする、整理する、言語化する機会が十分に用意されていないようにも感じます。だからこそ、大学生がライフラインチャートを描くことは本人の体験の言語化にもなるかなと考えてワークをしようと思っています。
身近に多くのヒントが有る。それに気づくのもキャリアデザインの授業
そんなことを大事にしながら来週の授業設計をしています。当日が楽しみです。