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教育を多面的に捉える-宮崎県教育振興基本計画懇話会に委員として参加してきました。-
9月のこと。
宮崎県教育委員会から委嘱され、宮崎県教育振興基本計画懇話会の委員となりました。
教育振興基本計画、、、。正直なことを言うとあまり耳馴染みのないものでした。ちょっとだけ補足します。
教育政策の方向性、計画を立てるもの。そして、都道府県は、地域の実情に合わせてアレンジした計画を作る、という認識です。
私は、宮崎県教育振興基本計画について、県民等の幅広い意見を反映させるために、懇話会を設定しているようで、来年の夏頃まで定期的に委員会に参加しています。
※実は、書いている10/31も2回めの会議。
さて、懇話会に参加しながら、私は3つのことを考えました。
改めて「教育」というものが指す範囲の広さ
委員の方々のお話は、多岐にわたる議論をされます。幼稚園・保育園から小学校、中学校、高校、特別支援学校、大学・専門学校、社会。人が学ぶ、それを支援する場は、ありとあらゆる場所に存在します。また、文化やスポーツなどの観点もあります。先生という視点もあれば、保護者という視点もあります。改めて、教育という範囲の広さ、深さを感じました。計画を作るには、多面的、総合的に考えなければならない。と思うところです。
教育以外はどうなっているの?県だけではなく、国はどうなっているの?世界はどうなっているの?市町村はどうなっているの?個人は?という視点の持ち方
委員の方の話を聞きながら、また資料を拝見する中で、宮崎県がこの後どうしていくべきか、はもちろん、それぞれの視点で話される現状、課題、未来を伺いながら、教育という枠を、本当に離れたり、戻ったり、じっくり考えたり、全体を俯瞰したりという時間が必要であると感じました。
もう一度考える、自分自身がこの場に呼ばれた意味
3年前に、こういう立場で意見を述べさせてもらえるなんて思ってもいませんでした。ただ、私だから話せる観点もある。そして、計画は立案するだけではなく、執行していく必要がある。まさに、仕組みづくりと実践を往来したり、その間に立つ仕事をしているからこそ、しっかり責任を持った発言を「今は」すること、そして、決まったものを「未来に向けて」創ること、はしていかないといけない、と感じました。
最後に。情報が、どんどんアップデートされている感覚を持ちます。
しっかりと追いながら、そして、共有したり、話題にすることも私の仕事。
そんなことを思っているところです。